プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【日本魂】安岡正篤氏に学ぶ~人間学:父と子の関係の重要性

安岡先生が「父と子の関係」について、その重要性を説いておられる。

人物を創る、芯のある強い人格を練る為には「父との関係」が大事らしい。

私が尊敬する賢人・哲人「安岡正篤」氏ってこんな人

 

 

 

 

私の経験+感覚から世間を見渡した時の私見なのですが、子どもの成長過程における人格形成については…

子にとっての影響力⇒父と子の関係<母と子の関係

だと勝手にイメージしておりました。

母と子の関係の方が濃密で、それ故に子どもにとっては影響力大だと。

 

しかし、安岡先生が「父と子の間の重要性」を説く言葉を聞いて、「あっ!」と思うことがあったのです。

物心がついてくると、特に父と子どもの間が問題です。父子の間は善を責めない。善を責めると子が離れる。父子の間が離れるほどいけないものはないと孟子も説いています。そこで学校に入れて教師をつけるのです。

(「朝の論語」)

安岡正篤 人間学 (講談社+α文庫)より

 

この「父子の間は善を責めない、善を責めると子が離れる」という部分が私の心に響きまくったのです。

 

確かに、子どもの頃を思い出すと…母は「私の態度」について、私の気持ちに寄り添った解釈と言葉をかけていてくれた気がする。

一方、「父は」というと、社会的・大人的なルール、解釈で「外側の規約」から私の態度を責められてきたような記憶なのです。

子どもなりに「仁義・誠」を通した行動・態度があるとしても、社会的な物差しで裁かれてしまうわけです、家の中でも。そうすると子どもなりに理不尽さを感じ、行き場のない怒りや悲しみに悶々とするんですよね(--;

 

母という存在からは「自分を愛する」為の基礎を築く愛と そこから周囲を慈しむ慈愛を学び与えられ、子にとっては内側世界の神・太陽・偉大な存在だとすると

 

父という存在は、子にとっては「外側世界の代表」として人間社会のルールを教える存在なのでしょうかね、それってちょっと「外側世界からの圧力」っぽいよね。

社会の型にはまった人間になった方が「生きやすい」のですが、その為に心に湧く善やそれに従う誠の精神が社会的外圧によって潰されていくと…人格の柱がねじ曲がってしまうか 酷く脆弱なモノになってしまうんじゃないだろうか?

 

そういった意味を踏まえての「父子の間は善を責めない」という言葉だろうと、私は受け止めております。

多くの人間が集まってできる社会、人間世界には善も悪も人の欲も混在しているので「歪み」が多く存在している。そんな中で「折れない心」「揺らがない自己」を持つ・持ち続けるためには、父と子の関係に於いて父の存在が「魂の父」として、子に「心に湧く善・誠を貫く」自信と確信という強さを教え与えてあげることが大事なのではないだろうか。

 

父の存在は、子にとって外と内の両世界の境界にいる「特別な存在」なのかも。

そして、学校や教師という存在も「特別な意味」がありますね。

 

(つづく)

 

 

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