人物を見極めるための大事な視点になるお話です。
安岡先生の実体験による話なので説得力があるぜ~
私が尊敬する安岡正篤氏ってこんな人
日本の賢人・哲人やで~
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本日の安岡先生はいつもにも増してキレッキレです。
<孔子が言われた。「たとい周公のような才能があっても、人に驕りかつ吝嗇であったならば、そのほかのことは観るまでもない」>
これは孔子の人間というものに下された力強い断案です。驕かつ吝であるということは、つまり徳がないことです。だから徳がないような人間は、ほかのことがいくらよくできても、論ずるに足らないということです。
(『論語の活学』)
安岡先生の著書「論語に学ぶ」の方を私は読んだのですが、とても面白いのでおすすめです。
さて、この孔子の言葉をしっかり実生活に活かしておられたのが安岡先生なのです。
私が感心した話がこちら。
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安岡先生は東洋哲学・東洋文化だけではなく、西洋哲学・西洋文化についても熱心に学ばれておられます。学生時代、マルクス理論を習い『資本論』を読みずいぶんと研究したそうです。
そんな中、ふと「マルクスという人はどんな人物だったんだろう」と気になり、彼の人間性・人格などにまつわる話を集め調べてみたのだそうです。
その結果!
マルクスに対する身近な友人・知人たちからの評価は…いいものではなく、
”驕り、かつ吝嗇の甚だしい人間だ”ということがわかったそうです(--;)
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安岡先生のマルクスに対する失望は、その社会改革理論への疑念・失望を生み、
更に”驕かつ吝は共産主義者に共通した弊害である”ことがわかり、
”マルクス主義はその思想の持主を少しも向上させることがない”ことを知り、
「マルクス主義は物欲の思想である」という結論に至ったそうです(;;)
権力を握るほどに私欲が出て、その欲に駆られて悪弊が横行するようになる
んだそうです。そういう政治家思いあた……たた。
では、有能・有力・有識・有名でもとるに足らない「徳のない人」の特徴をしっかりチェックしておきましょう!
”人に驕り、かつ吝嗇である”
- 「人に驕る」→地位・権力・財力・才能などを誇って、思い上がった振る舞いをする人物はとるに足らぬ徳のない者である!
- 「吝嗇」→酷く物惜しみする+物(物・金・利権)を欲しがる 人物は徳など無い
つまり、相手にしてはいけない人物だってことですな。
そんな人物の言う事を真に受けてはならない、と。
そんな奴は信用できないから、関わるな!
ってことやなφ(..)メモメモ
もちろん自分がそんな人物になってはダメや(心に刻んでおこう)
(つづく)