カタカムナ+古事記の解読を進める中、現在「身体に隠されしカム(カムナ)の設計」を探るべく 身体術(覚醒術)としての「武産合気」の世界を探索中の私です。
古事記の解読にも大きな影響を与えてくれる、合気道の祖・植芝盛平氏
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※「小門」=大門のわきにあるある小さな門
つまり「神の御業に通じるもの」なのだそうです。
その神の御業というのは「万物万象を生成する産霊(むすび)」なのです。
カム界から発生したアマ界の根源力としてもいいかも。
「合気=呼吸を合わせる」
その呼吸が天地の呼吸との融合(合一)であり、「むすびの呼吸」。
その「むすびの呼吸」の性質は「息吹(神の呼吸)の神」たる気吹戸主神や祓戸四柱が示す「祓い・禊」の浄化作用+循環システムだとわかりました。
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気吹戸主神について、興味深い話があります。
気吹戸主神=大直日神(おほなほび)だというのです!!
確かにイザナギの禊から生まれているし、禍を直す神が「大直日神」だから、諸々の罪穢れ・禍を吹き払う(息吹)神の「気吹戸主神」とは神霊力に共通するものがある。
盛平氏曰く、
「合気の技はあくまで罪穢れを祓・禊する働きを有している天地のむすびの呼吸の発動として出てくるもの」
「大切なのは”生成された技”ではなく、それを生み出す”むすびの呼吸”にこそある」
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「神の生成=むすび」の力が合気の技として生成され示される、つまり現象化・顕現化するわけですよね。
「技」ばかりではなく、『むすびの呼吸』の現象作用としてなんと!
”実際に心身に善い影響を与える”というのです。
盛平氏は「合気」についてこう語っている。
『合気は大いなる禊であり、大いなる健康法であり、大いなる生成化育の道である』
身体に良い影響を与える「呼吸」の具体的な手法は、私の愛蔵書ともなっている「氣の呼吸」や「マルマ ヨーガ」が分かりやすいと思う。
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これらが説く、丹田を意識した深い呼吸は「むすびの呼吸」に通じるもので
身心の神秘の力を覚醒・解放する実術であり、身心一体となり天地人合一の開錠の鍵となっているんだろう。
合気道とは身心を以って神人合一し、神の御業を成すための修行の道なのです。
(つづく)