合気道の祖・植芝盛平氏が「呼吸」を「ムスビを生じる鍵」としていた、
その真意を追っていこうと思うわけです。
カタカムナ、エメラルド碑板、そして「古事記」の解読にもつながる話でございます。
カタカムナの第80首までの解読(一周目)を終え、私の興味は「肉体の真意・真の力」へ向かっていったのです。
「潜在意識に神秘の力が在る」ってのは昔からいわれておりますが、そうならば「三位一体=肉体・精神・魂」の一角をなす「肉体」にも重要な意味と神の設計が施されているはずだと考えたわけです。
そんな私の前に現れたのが「合気道の祖・植芝盛平」氏なわけです。
では、今回からは「合気の呼吸」「むすび生む呼吸」の世界へ進んでいきます。
まず、呼吸の神秘の力についてヨガや古神道、「氣の呼吸」などの本を一度読んでみることをオススメします。それを以って盛平氏が説く「合気の呼吸」に触れた方が理解が早いはず。
オススメの本を貼っておきますね。
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ヨガや気功、古神道の息吹でも重要とされているのは「丹田」を意識した呼吸です。
丹田というと「下丹田(へそ下部)」をイメージする方がおおいかとおもいますが、呼吸で大事な「丹田」とは「三丹田」のことを指します。
眉間(第三の目)・胸部・へそ下部の三つを「三丹田」といいます。
われわれは普段何気なく無意識に呼吸してます。
生きるために必要な呼吸、肉体維持のための呼吸ですね。
この日常無意識に行なっている生命維持のための呼吸のことを、中国内丹術では「丹息」というそうです。
丹息とは別に「究極的な呼吸」とされている呼吸があります。それを「真息」「胎息」というそうです。
実はこちらの「真息」が人の本来の呼吸だというのです。
”人が『虚』を認識した時、自ら呼吸は「真息」となる”といわれています。
人間がカム性に目覚めた時(本来の自分に成った時)、自然とその呼吸は「神の息吹」と調和・合一となるのでしょう。この世界・この宇宙も「1つの生命体」だとすると、宇宙の呼吸と一緒になるってことじゃないかと思っております。
呼吸を合わせることが「調和」であり、「合気」であり「天人合一」に繋がることがイメージできてきたかと思われます(^^)
心を鎮めて、宇宙の音・体内宇宙の音のヒビキを感じ そのリズムに合わせて呼吸すると近道かもしれません。
では、次に盛平氏が「合気道の呼吸」について語る言葉から「むすびの呼吸」を探っていきましょう。
(つづく)