理想も建前もこの世の表面を覆っている理想論も
はぎ取った現実をものすごい勢いで教えてくれる本です。
オブラートにつつまれたこの世の真実がここに記されている。
人は社会性のある生き物で
群れて暮らすので
どうしても相対的に階級意識が芽生えてしまう。
人はみな平等。
人は愛と信頼でつながる。
人は外見ではなく中身が大事。
誰にでも等しくチャンスは与えられている。
って思いたいけどどこかモヤモヤする。
理想と現実のはざまで揺れている、
そんな方にはズバリ!と真実を教えてくれる1冊があったよ。
これ、これ。
一見、鋭利な一冊に見えないんですが
その切味は後からジンジン、そして奥深く刺さってくる感じです。
もう出だしからバン!と言い切ってくれるので爽快っちゃー爽快。
何が書かれているかというと
この世界は階級身分制度があるという事実。
みんなが無意識に共有している
相対的な階級社会のことを解説してくれているよ。
そして今後もっと格差が広がっていくだろうこの世を生き抜くための
アドバイスも書かれています。
サクッと私が読んで理解した部分を書いておくね。
- あなたの階級・身分はこの6つで決まる!
- お金が身分を決める!お金に余裕を持つ方法
- 仕事があなたの人生を決める
- 学歴や教育レベルの高い人ほど選択肢は多い
- 人生の敗者復活のための「学問のすすめ」
- 人間関係は利害関係である
- 敗者復活戦に挑むならできるだけ早い方がいい
あなたの階級・身分はこの6つで決まる!
さくさく行きますね。
あなたの階級・身分を決める6つの要素はこちら
- お金
- 仕事
- 勉強
- 容姿
- 家柄
- 人種
1~6ある中で1から順に影響力がでかいです。
身分階級ごとに交流の見えない壁があるので
自分よりも上の階級の人と交流したいなら
自分が上の階級の身分になるしかないようです。
そうでないと対等に友人としてではなく
「下の存在」として関わってくれるようです。
悔しいぜ(><)
でも「確かに・・」と納得する部分もあるんだよなぁ。
お金が身分を決める!お金に余裕を持つ方法
資本主義社会の現実として
人の判断基準で大きく影響するのが「お金」であり
より多くお金を持っている人が評価され、影響力を持つ。
そして人の悩みの8割が「お金」で
残り2割は「人間関係」だという・・・。
とにかく6つの要素の中でも
最大要因である「お金」。
まずは「お金に悩まない」生き方をするために
どうすればお金が貯まり、お金に困らない生き方ができるか?
すごく基本的だけどみんななかなか実行できない、
でも実はこれが正しく確実な唯一の方法だろうという方法が書かれています。
仕事があなたの人生を決める
社会に出ると日中の活動時間の中心は「仕事」になるし、
「お金」⇒収入⇒「仕事」と
お金と仕事の関係はものすごく濃くなります。
実は「仕事」を選んだ時に他の多くのことも決まる。
◆仕事が決まると
- 自分が決まる
- 生涯年収が決まる
- 住む地域が決まる
- 交友関係が決まる
- 生活パターンが決まる
これらのことって「そんなの本人の自由でしょ」
と思っているのは『錯覚』で実は仕事により縛られ決まるというのです。
本の中では職業の3種(民間企業、公務員・自営業)毎の
「生き方の型」が解説されています。
学歴や教育レベルの高い人ほど選択肢は多い
今後ますます学歴や教育レベルにおける階級・身分への影響力は
増していくと私も感じています。
「話の通じない人」が世の中に増えているように思える場合
日本人の話の根拠にあるモノの多くは「常識」という意識なので
どうしても「同じ常識レベル」の人同士で固まり
コミュニティが閉じていくのではないかと・・。
学歴など外見ではわからない本人の能力を知る指標ですって。
コネ社会よりは学歴社会の方がはるかにフェアとも書いてある。
人生の敗者復活のための「学問のすすめ」
この本は著者が「自分の娘に向けて人生のアドバイスを」
というテイで書かれているので
学生のうちに人生を長期に考え必要なモノを備えよ!
と言っているのです。
が、もう今さら学生に戻って学歴高められない(;;)
という大人に対しても敗者復活戦に勝つための方法が書かれています。
人生の計画を見直し、
目標・戦略をたて
自分を高め続ける!
成長の継続を止めてはいけないと。
学び、知識を増やし、経験を積んで
ギアをあげろつーわけです。
人間関係は利害関係である
これは私が読んだ他の本でも多くの著者が語っている。
人は損得勘定で動くし、
相手に何かを期待しているから交流があるのだ。
ちなみに「相手の愛情を求める」というのも損得勘定だし
「相手の感謝を求める」というのも損得勘定だよね。
相手に「こうしてほしい」「私にこうしてほしい」とう期待があるなら
それは全て自分の損得勘定。
夫婦関係も親子関係もすべてだって。
ここを理解できると人間関係を築くのにも維持するのにも
苦労しなくなるってよ。
「人間関係が苦手な人」について書かれた部分は
グサグサ胸に刺さるモノがあったよ(;;)
敗者復活戦に挑むならできるだけ早い方がいい
「人生の敗者復活戦はいつでもできる」と書かれている。
でもこの本を読む限り
決意は早いに越したことはないともわかる。
いつかではなく「今」戦う気になった人には
チャンスがあるらしい。
単にプライムリーディングでお勧めに出てきたから
読んでみたのですが面白かったです。
そして読んでよかった。

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この本を書いた著者の本でした!
この世の現実から表面を覆う理想論と建前をはいだ「真実」が
見える1冊だよ。
では、また~☆