プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【理不尽な世の中攻略法】人間関係・人付き合いのコツを「ゲーム理論」から学ぶ~協調と裏切り

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「人の悩みの9割は人間関係」と言われるように

人と関わらないと社会で生きていけないけど、悩みも多い他人との関係のとり方。

人間関係におけるベストな向き合い方を

数学、実験データで見ていきたいと思います。

 

 

どうも~酒と本好きの「考える」暇人独女みつまるです。

リアル人生ゲームを攻略するために

まずはこの世界の仕組みとルールとラスボス確認しております。

 

自分の感情と理想と思い込みのフィルターはずして

できるだけフラットな観察眼で世の中を観察し

研究データや論文などの数学と科学で現実の再認識作業すすめています。

 

今後「お金」についての仕掛けやルールも書いていきますが

まー闇が深い!

この世界金融システムがねエグイっすよ。

どうりで技術が進歩しても人間の労働の忙しさはちっとも減らないし、

むしろどんどん忙しくなるわけだぜ。

ここでのラスボス・・・ほんとにすごいっす。

 

今日は「人間関係」です。

「人生で損しない人との関わり方」を

研究データや数学で見ていきましょう。

 

 

 

 

他人を100%理解することは無理、人は常に揺らいでいる

 

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人はみんなそこそこ善人でそこそこずる賢い

人はその場その場で「善悪」のバランスを変えるので

自分の理想や期待を通して相手を認識するのは危険です。

 

本人でさえも

とっさの判断がどっちに転ぶのかわかっていないんですから。

 

ほとんどの人は「善人」でありたいと理性的には思っている(と信じたい)

けど、人のとっさの判断は無意識的であり本能に従います。

 

そしてこちらでも触れましたが

人は自分が損すること、自分の損失に恐怖と苦痛を感じています。

だから合理的な判断がくだせないことも多いのです。

 

 

dokujyolife.hatenablog.jp

 

では、そんな他人を相手にどう接していけばいいのか?

善人でありたいがために「とにかく人を信じる」ことは正解なのか?

裏切られても自分が我慢して許していくしかないのか?

 

ここ!

このモヤモヤするポイントをスカッとしたいと思います。

 

 

ゲーム理論囚人のジレンマ」とは

 

さくっと私なりに説明しますが

詳しくは検索してみてください。

 

 

これらのワードで検索すれば詳しい解説が読めるはず(^^;)

 

 

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共犯で捕まった2人の犯人

とある犯罪の共犯で捕まった2人の犯人AとB。

別々に取り調べを行う中で

司法取引が犯人に持ちかけられます。

 

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  • 本来なら二人とも懲役5年
  • どちらか一方が自白した場合⇒自白した方は協力者として釈放し、黙秘したもう一方を懲役10年とする
  • ふたりともが黙秘した場合、証拠不十分で2年の懲役
  • ふたりとも自白したら判決どおり2人とも懲役5年

 

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詳しく見ると

数学的にみれば

2人の刑期が一番少ないのは「二人とも黙秘」した時である。

お互いに信頼し合っていれば必然的にふたりにとって合理的な選択をするだろう。

 

でも、お互いに意思確認できず

取り調べは別々に行われるのだ。

 

そうなると相手が黙秘するのか、自白するのかわからない。

では個人個人にとっての合理的な選択を見てみよう。

 

◆まずは、あなたがAだった場合

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黙秘すると2年か10年のどっちかの刑になる⇒可能性の合計12年

自白(裏切り)の場合は釈放(0年)か5年のどっちかになる⇒可能性の合計5年

 

ということは、

「自白=裏切り」を選択したほうが合理的だということ。

 

 

◆あなたがBだった場合も

 

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やっぱり自白(裏切り)が得だね

やはり自白(裏切り)を選択したほうが得なのだ。

 

 

ふたりがふたりの利益最大化を求めるならば選択は「ふたりとも黙秘」となるが

相手の行動がわからない状態では「自白(裏切り)」が個人にとって最適の選択になってしまうというのが「囚人のジレンマ」。

 

 

無限選択となると有効な選択方法がわかる

 

1度きりの選択で相手の選択がわからない時は

「裏切り」の選択が合理的であることがわかった。

 

でも人間関係の悩みが発生する場合というのは

1度きりの関係でないことがほとんどですよね。

 

長期の関係の場合に活かせるデータとして

この選択を「無限選択」にした場合のデータから

もっとも有効だったものを紹介します。

 

アクセルロッドが行った無期限選択の囚人のジレンマ競技会で

もっともいい成績を収めた戦略は

「しっぺ返しの戦略」でした。

 

選択を繰り返すうちに

相手の考えは読めなくとも

「相手と自分の関係性」がだんだんわかってきますよね。

関係性ができてくるともいえます。

 

◆しっぺ返し戦略とは

  • 最初の選択は「協調」
  • 2回目以降は前回の相手の選択をそのまま返す

これだけのことなのです。

 

最初に相手を信頼し、

それ以降は相手にされた行為をそのまま返すのです。

相手に裏切られたら、自分も裏切る。

相手に信頼されたら、自分も信頼し同調する。

 

自分がひとりで他人に向き合う時は

「しっぺ返し戦略」を活用していきましょう。

 

 

◆さらにチーム戦になると「主人と奴隷戦略」が強くなる

 

ただし、この作戦は

あくまでも「囚人のジレンマ」競技会で

「しっぺ返し戦略」を破ったのですが

「主人を勝たせるために奴隷が犠牲になる」という点で

勝ちにこだわっているだけなのでお勧めしません。

 

でも現実社会ではよくある光景でもあるので

知っておいて損はないです。

チーム、組織で闘う時に「勝ち」にこだわるなら

確かに最強でしょう。

 

あんまり好きな作戦ではないので

ここでは詳しく解説しませんが

興味がある方は検索してみてね。

 

 

独女おすすめ:人間関係の基本は「しっぺ返し戦略」

 

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善人で人生を過ごしたい。

でも他人に搾取されたり利用されたり振り回されたくない。

 

こんな私のわがままな生き方を可能にするには

やはり「しっぺ返し戦略」がいいようです!

 

要は、裏切られて泣いて嘆いて

敗者や犠牲者のままでいてはいけないってことさ。

 

別に「相手に酷いことをやりかえせ!」ということではないのです。

「裏切られたら、信頼しない」ここが大事なんですよ。

何度裏切られても、酷いことされても

相手を信じ続けることで自分が苦しみ続けてはダメ!ってことね。

 

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人を信頼する気持ち8割

8:2ね。

どんなに自分の中で相手が好きでも8割信じて2割は裏切られる覚悟を。

2割は疑うことも大事さ。

2割は圧倒的に自分優先でいいじゃない。

 

「しっぺ返し戦略」で自分がどう選択・行動するかを

相手に見せていくことで

結局は世の中「協力したほうが双方に得だよね」って

実感もって理解できるんだってよ。

すばらしいやないかーい!

 

まずは信頼を見せる。

まずは協調。

人付き合いの第一歩目は「協調」で、

2歩目からは相手の行動をそのまま返すのさ。

 

データで法則わかれば

「そういうもんだ」と思うだけでも

人間関係は楽になるよ。

 

では、また~☆

今後、現実世界のルール再確認「お金」編に入っていくと

おそろしい現実に直面しますが

それでもルールやシステムさえ把握すれば

ゲームは楽しめるはずさ。

そう思って進んでいきましょう。

 

 

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