相当笑った!このストレスの具現化した生きる直腸ポリープにして
自分の分身でもある「マイロ」が非常に可愛いです。
※めちゃくちゃ凶暴だけど
ビックリすると思いますが
お尻から出てきた状態のマイロはめちゃくちゃでかい。
たぶんE.T先輩くらいでかい!
◆Amazonプライムビデオで観たよ
ホラー映画なので
マイロが宿主(パパ)のストレス源を襲うシーンは
けっこう血が飛び散りまくりです。
が、全体には笑えて
「頑張る、いい人」が報われてホッコリもする映画です。
クセの強い人ばかりが出てくる中で
主人公のMr.ヘイリップが「気弱ないい奴」で
見る人もどこか彼に共感し感情移入しやすいので
見やすいよ。
- 過度のストレスにより変な形の直腸にポリープが!
- ストレスが爆発しトイレで気絶!マイロが外で大暴れ
- Mr.ヘイリップとマイロの良き理解者ぶっとびセラピスト
- 催眠療法でわかったマイロの元凶
- 実父との対決が意外な展開に
- 妻を守るためにパパとマイロの闘いが!
- 全てを包みこんだMr.ヘイリップの父性愛
- 他にもまだある見どころ集
過度のストレスにより変な形の直腸にポリープが!
主人公のMr.ヘイリップは
金融サービス会社に勤める会計士。
上司がすごくイヤな奴でストレスはたまる一方・・・。
イヤな仕事は全部押し付けてきて
しかも会社の金を築かれなように動かせという無茶もいいだす始末・・
この上司により
社員の首切り部署に左遷され
なんと職場が会社のトイレ!!
※多目的トイレや障碍者用の広い個室トイレを「部屋」として与えられた
更に家でも母、母の再婚相手の義理父(年下)、妻などから
「はやく子供を」とプレッシャーをかけられている。
家族の食事に不妊治療医まで登場・・
こんな状況でMr.ヘイリップは常に腹を下している(;;)
トイレに90分籠ることも日常茶飯事
妻に連れられて病院で検査してみると
なんと直腸に固まり発見!
医師の見立てではポリープということですが
「どうも形が気になる・・・」とのこと。
ストレスが原因のことが多いので
とにかくリラックスすること
あと、必要ならセラピストも紹介するよ
と医師の忠告を受けて帰宅。
実父のせいで精神世界系に関わりたくないので
セラピストはお断り!なMr.ヘイリップ
ところが彼を頼らずにはいられない事態になるのです。
ストレスが爆発しトイレで気絶!マイロが外で大暴れ
新しい部下がこれまた曲者で・・
ヘイリップのPCを勝手にいじって
1年以上かけたプレゼンデータを消去してしまったというのだ。
この電話により
慌てて会社に向かおうとするも
自宅のトイレで腹痛・便意と闘っていると
あまりの痛みに気絶。。。
その時、お尻から何かが出てきたのです。
それがこの子
⇓
このポスターの上部を見て欲しい
このストレスポリープ生物「マイロ」の大きさ!
驚くことに
マイロはストレス源となった人物を
始末すると再び彼の直腸に帰ってくるのです。
出すときと同じくらい戻すときも痛いらしい・・
Mr.ヘイリップとマイロの良き理解者ぶっとびセラピスト
このとんでもない事態の中で
彼らの唯一の理解者というか秘密を知っているのが
ぶっとびセラピストのスミス氏。
不良おじさん風でチャラ男風だが
マイロの存在も割とすんなり受け入れる。
そしてマイロについて以下のアドバイスをしてくれた。
- 古代神話の中に肛門にまつわる神話がある
- 精神的に追い込まれると肛門から出てきて相手を消す
- マイロは自分自身の負の感情が具現化したのもで自分の一部
- マイロをコロすことは自分の脳を自分で壊すようなもの
- マイロと絆を深めれば、マイロは攻撃をやめる
「とにかく心を平静に保つように」と
緑茶・ヨガ・深呼吸をすすめてくれた。
催眠療法でわかったマイロの元凶
そもそもMr.ヘイリップが心の底に抱えている
ストレス源はなんなのか?
セラピストのスミスによる催眠治療でわかったことは
「父との関係」がストレスの根源にあるということ。
そこを解決しないと
マイロは消えることがないという・・・。
8歳の頃に母と離婚して出ていってしまった父。
父に息子として可愛がってもらった記憶はなく、
今も気にかけてもらえていない事に負の感情がとぐろを巻いているようだ。
この父との親子関係から
「父親になる自信」が持てなくなっており
妻との間に子供をつくることに消極的だとわかる。
実父との対決が意外な展開に
父との関係を修復し
マイロをなんとかしようと
父の元に向かったのですが・・。
瞑想に夢中で
「私は今を生きている」
「私は今にしか興味が無い」
という父は過去の話をまったく受け入れない。
話にならないので絶望のまま
マイロを連れて家を出たMr.ヘイリップだったが
スミス氏の元で再び父と会うことに。
そこで父子は
お互いの秘密を知ることになる。
お互いに同じ苦しみ・秘密を持ったことで
理解し始めるように。
妻を守るためにパパとマイロの闘いが!
Mr.ヘイリップは自分の尻から生まれ
自分の腸に飼っているマイロのことを
いつしか我が子のようにも思うように。。
そもそも「マイロ」と名付けたのも彼だ。
マイロもどこか彼には懐いている。
そんなふたりはストレスと愛をかけて戦うことになる。
愛する妻であると同時に「子供プレッシャー」を与える
ストレス源でもある。
妻の命を狙うマイロとMr.ヘイリップの闘いは
どこか「父と息子の闘い」のようにも見える。
全てを包みこんだMr.ヘイリップの父性愛
この映画の2つの父子対決のその先にまっていた世界がいいのだ。
Mr.ヘイリップ氏がマイロと出会ったことで
なぜだか父性も爆発!
「誰も傷つけたくない」とずっと言い続けてきた彼だけあって
そうできるように「強さ」と「覚悟」を手にしたようで
み~んなをその大きな父性愛でまるっと包みこんでしまった。
そして妻のお腹には彼の「息子」が元気に育っている。
この家系の男子の宿命を背負った子である。
めっちゃ最後までよく出来た作品やで!
他にもまだある見どころ集
エンドロールの後にNG集出てくるから見逃さないで~
このNGシーン集がめっちゃいいんですよ。
撮影チームの雰囲気の良さが出ている。
他にも見どころを紹介
- ラルフvsマイロの対決!(若さと老いの対比)
- 母と再婚相手の聖活(地下の専用部屋とアツアツぶり)
- 不妊治療医vsマイロ(自慢の息子を食いちぎるマイロ)
- Mr.ヘイリップのお尻にマイロを戻すお手伝いをする妻の言葉
- マイロがCGじゃなくてパペットなところ
マイロの質感がいいんですよ。
ホントに内視鏡で見る腸内の表面そのまんな
みたいな感じで、いつもテカテカしてウエットなの(^^;)
今のところ今年一番「面白い」映画なんで
是非観てみてね~
では、また。