※Amazonプライムオリジナルのドキュメンタリー(再現ドラマ?)
世の中にはこういった一夫多妻カルト教団が複数あるようだ・・・
規模は違えど家族とか1つのコミュニティーで支配・権力への欲を満たす
ヤバい自称・主がいる空間はこのカルトと同じ虐待被害者がいるはず。
隔離・監視された環境で怯えて暮らし
暴力や恐怖により洗脳支配されている
子供や女性たちの教団脱出を
支援する元重婚カルト教団の3姉妹のお話です。
※第一話「リアとハンナ」
出演者欄の名はそのまま作品内の彼女たちだし
つくりもドキュメンタリーなのですが
カメラ位置や映像作品として準備や出来過ぎているので
再現ドラマなのかも?
一夫多妻カルト教団は多数存在しているようです。
世界中にあるのかも・・
アフリカなどでみる
一夫多妻制の大家族とは全く様子が違います。
カルト教団側の方は「家族」でもないのです。
3姉妹のが多くの人に知ってほしいと言った
メッセージを少しでも多くの人に届くように
私もココで書くことで協力したいと思います。
一夫多妻カルトの地獄の日々から脱出した3姉妹
このドキュメンタリー(再現ドキュメンタリー?)作品は
この3姉妹の活動を追ったモノです。
父親が同じで母親が違うという3姉妹です。
米ユタ州をベースに活動する重婚カルト教団「キングストーン一族」
そこで壮絶な暴力・虐待・苦難を強いられてきた3姉妹が
12才、15才、18才の時に3人で力を合わせ教団から脱出に成功します。
3人が脱出に成功できたのは、
既に教団から脱し外で生活する親戚の存在があったから。
そこで3人は今度は自分たちが
カルト教団から脱出した人の支援をすることに。
そんな彼女たちの活動をカメラが追うのです。
3姉妹の父は教団のナンバー2の地位にある男で
14人の妻に200人の子供がいるといいます。
ただ今も子供を作り続けているし、
彼女たちが把握している範囲なので実際は200人以上になるはず。
彼女たちの紹介を簡単に
◆シャネル(第7夫人の子)
脱出決行時にリーダー的存在となる勇敢な女性。
18才の時に、いとこと結婚
結婚当初は「愛する人と結ばれた」と思いとても幸せな気分だったといいます。
ところが結婚後に夫の態度が急変し、毎日彼から暴力を受けるようになり
最後は階段から突き落とされ死にかけます。
そこで「ココから出る」覚悟を決めたそうです。
脱出後もしばらくは精神崩壊してしまったため苦しんだと言います。
◆ジェシカ(第6夫人の子)
3人の中では一番母性を感じる女性で
SOSを送ってくる人に対してもいつも寄り添い
覆うような優しさを見せる。
父からは日常的に暴力を受ける。
角材で殴られ、気を失ったりしても母親は助けてくれない。
14才の時に42才のおじと婚約し、おじの第三夫人になるはずだった。
この結婚と結婚後まつ生活に耐えられず
結婚直前の15才で教団脱出を決行。
◆アンドレア(第6夫人の子)
「外は地獄だ」と言われて育ったが
彼女は「あの教団こそ地獄」だと言う。
そして彼女は過去に教団でどんな虐待をされたか
決して口にしなかった。
日常的な暴力に加え父からの別の虐待もあったのかも・・。
全てを捨てた逃避行!
3人は相談し、協力して脱出を実行した。
外に暮らすおじとおばの協力もあって
なんとか脱出はできたが
その後は実の父と裁判で争い父とは親子の縁を切った。
その後は養子になったり
結婚したりと3人とも新しい家族と新しい生活を送っている。
一夫多妻カルトの恐ろしい実態
先の紹介で重婚カルト教団「キングストーン一族」と
書いてあるのに違和感を感じませんでしたか?
そう、この教団2000人以上の教団員が皆「一族」なのです。
3姉妹の話によると
- 一族は秘密主義で事業や銀行も独自に運営
- 一方で地域社会にも巧みに紛れ込んでいて、社会で普通に暮らしている
- 男たちは神の意志だといって多くの妻をめとる
- 届出上の妻は第一夫人のみ(もちろん子供も)
- 教団は経済的に潤っているが、妻子は貧困生活を送っている
- 夫は妻子を養わない(子供をつくりに家にくるだけ)
- 家族を養うのは母(一族から仕事を与えられる)
- 教団の人間はみんな虐待を受けている
もう、いろいろむちゃくちゃなのです。
だいたい「銀行」も独自に運営してるって・・よほどの財力ですぞ!
そもそも誰でも銀行業できるわけじゃないし、
男たちは外の世界でも社会的信用と地位が高いことがうかがえます。
そもそもなんで一夫多妻制をとるのか?
しかも一人の妻に10人以上の子を産ませるのか?
教団ナンバー1の男なんて25人の妻に300人の子供がいるんですよ!!
その理由がぶっ飛んでいるのです。
⇓
「一族は自分たちをキリストの直系の子孫だと信じ
純血を保とうと必死なの」byジェシカ
だから、他の血が混ざらないよう近親者同士で結婚するというのです。
本気!?
どこにそんな証拠や確信が・・・
しかも教団トップって50代後半~60代前半なんですよ。
この教団・・・歴史浅くない??
金持ちの妄想と狂言じゃ・・・・
教団は「神の栄光を受けるために、一夫多妻制が必要」と信じているというのですが
3姉妹はきっぱり言い切ります。
⇓
「本当の目的は信仰なんかじゃない、SE●よ!」と。
思いっきり子供たちにバレてるじゃないのっ
更に3姉妹は教団のことをこういっている。
⇓
「セック〇とカネと権力の世界よ」
思いっきり子供たちにバレてるじゃねーか!?
こういったカルト教団の資金源として
武器ビジネスや裏の闇ビジネスもありようです・・・
教団と一族の男たちは経済的に潤ってるのに
ジェシカが裁判で実の父と争った時、法廷で
「第6夫人との間の12人の子供達をどう養っていたのか?」
と聞かれた父は自信満々にこう答えたという・・・
⇓
「毎月、ジャガイモを1箱与えていた」(ドヤッ)
バカヤロー!
くそじじぃ!
こんな感じでジェシカの父ダニエルには
14人の妻と200人以上の子供がいます・・・・
暴力と虐待と洗脳により
教団の女性と子供たちは
「外の世界は地獄」
「教団の教えに背くと地獄に堕ちる」
と信じており、動けないそうです。
ここに神なんていねーだろっ
複婚主義者を特定し起訴することは難しい
なんでアメリカで重婚が公然と許されてるねん!?
と不思議に思うでしょう。
それは先にも書きましたが
彼らが「違法」であることを熟知しているからこそ
第一夫人との結婚しか届け出ないからです。
第一夫人との間の子以外に「パパ」と呼ばせない徹底ぶり。
そして恐ろしいことに
第一夫人には普通の一軒家を与え
「見かけ上」は家族を大事にしている。
実際の家の中は
暴力と虐待と苦痛に満ちているけど。
第7夫人のシャネルの母が与えられた家は
この一族の経営する建設会社が建てたという
かなり年期の入ったボロボロアパート・・・
しかも周りに何もない、、、というか建設会社の
資材置き場のような土地にポツンと立ってるの。
アパートの外階段は錆びて朽ち
アパートの床は水漏れでグワングワン
壁には拳大の穴がいくつもあって
シャワー室はカビとかヘドロみたいなものが一面に・・・
第2夫人以降は僻地に隔離に近く
外から見たら「その男の」家族にも家庭にも見えないんでしょうね。
「虐待の苦しみから逃げるのは罪じゃない」
シャネルは自分たちの経験と
今も脱出希望者を支援していることを
取材されこう語っています。
「多くの人に気が付いてほしい、
虐待の苦しみから逃れるのは罪じゃないって」
彼女たちも教団に背けば「地獄に堕ちる」と
生まれた頃から教え込まれてきたのです。
でも、ジェシカは言います。
「一族から出られるのなら、神を捨て悪魔を崇拝してもいい」
そう思ってすべてを捨てて逃げ出したと。
結果、今はとても幸せだと語ります。
彼女たちは安易に脱出をすすめているわけではありません。
「無」から自分の人生を新たに築く覚悟がいること、
今までの環境や常識を捨てることの苦痛を充分知っているから。
次回②では彼女たちの
支援活動の様子を紹介します。
脱出してからも
新しい生活に前向きになれる人と
新しい生活になじめず結局教団に戻る人がいるようです。
では、また~☆