「ジャイアント・ビースト」第7話で一番衝撃受けたのが
ドージコインの共同設立者ジャクソン・パルマ―がインタビューで語った言葉です。
今までネットやSNSで見てきた仮想通貨について語る人の中で
「一番正直に本当のコト語ってくれている」って思った。
私が超はまっている攻めの経済ドキュメンタリー
「ジャイアント・ビースト」第7話はこちら
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※Amazonプライムビデオのオリジナル番組です
クリプト城主の話と違って
こちらは非常に理解しやかったです。
私が知りたい部分
「仮想通貨の価値はどこから来るのか?」
「仮想通貨の価値はどこに紐づいているのか?」
仮想通貨の価値の実体について答えが聞けた
私にとっては非常に貴重なインタビューを拝見できたよ。
ドージコイン共同設立者ジャクソン・パルマ―
私は今回の第7話を観て
はじめてその存在をしりました(^^;)
「ドージコイン」って知ってますか?
番組ホストのカルは「仮想通貨が価値を得る仕組み」の話を聞くために
サンフランシスコへ
そこで彼を待っていたのは
コーディングが趣味のジャクソン・パルマ―
(※ドージコイン共同設立者)
番組内の字幕では「ジャクソン・パーマー」となっていたと思ったのですが、
どうやら日本語サイトをいくつか見たら「ジャクソン・パルマ―」となってた。
ジャクソンは2013年に仮想通貨にハマったという。
毎月新しいコインが出てみんな盛り上がっていた。
ちょうどそのころ
柴犬の画像遊びも人気になっていた。
「DOGE」という可愛い柴犬の画像で日本人が投稿すると一躍ネットで有名に!
ジャクソンはこの柴犬画像に乗じて
冗談のツイートをしたことで
思わぬ展開に巻き込まれていくのです。
ジョークコイン・ドージコインの誕生とその人気
- 毎月新しいコインがでて沸く仮想通貨界
- SNSで人気の柴犬画像遊びの人気者「DOGE」
この2つのブームに乗って
ジャクソンは冗談のツイートをした。
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「次はドージコインだ」
もちろんジョークでコインなんてつくってなかった。
ところが、
このツイートは拡散され
彼は仕方なくドメインを取得してドージコインのサイトを作ることに。
“冗談の通貨だ”と明記して
例の柴犬の画像をサイトに貼った。
そして訪問した人が試せるようにビットコインと同じ仕組みにしたと話す。
全部がジョークのつもりだった・・
でもドージコインのサイトができると
みんながアプリを使いネットワークができたというのです。
全部がジョークだったので
ジャクソンはマイニングも稼ぎもしなかったが
ドージコインはセンセーションを起こした。
結局、ドージコインで20億ドルが生み出された。
その後もドージコインの人気はうなぎのぼり(@。@;)
ジョークコインとしてみんなが楽しんで使っている。
今ではネット内のチップのような使われ方をしているとか。
先に「冗談のコインだよ」と設立者が宣言してても
「ドージコインという存在を認め、
そこに価値を認める人が集まれば
その価値が経済活動を生む」ということ?!
なんだかこれって・・・あれに似てない?!
だんだんと仮想通貨の正体がつかめてきたぞ。
仮想通貨の価値の実体とは?
ここで我らが番組司会者カルが切味のいい質問をしてくれたのです。
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冗談だよってはじめたコインに関わる熱狂を見たからこそ
ジャクソンは冷静にこう言ったのかもしれない。
「僕は仮想の合理主義者だ」と言った後
仮想通貨の価値について彼は堂々とこう答えたよ。
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「確かにすごい価値がつけられているけど
実体はないに等しい」
やっぱり、そうだよね。
ゲーム内のコインに似ている。
スーパーマリオのコインにも似てるし、
ゲームアプリ内で課金するのにも似ているかも。
更にジャクソンはこう言ってたよ。
「10年後の予想ではなく、実際の利点に基づいて通貨を評価すべきだ」
“将来的に価値が上がる”
ってのは不確かであり「将来のこと」なんて
どうとだって言えるからね。
実際の利点に基づいて価値を評価せよ!
φ(..)メモメモ
やっぱり、ゲーム内のコインに見えるわ。
正体で言えば、楽天ポイントとかマイルとかにも似ているかもね。
仮想通貨の価値の正体は投資家の「期待」
なんで1ビットコインが100万円以上の価値で取引されるのか?
全然理解できなかったんですよ(^^;)
元々初めて支払いに使われた時が確かビザ1枚と交換でしたっけ?
その価値が急に100万円以上になる仕組みも理屈もわからなかったんですよ。
例えば日本円の場合、円の価値を国が保証するため
最終的に日本経済(経済活動・生産)と紐づいているでしょ。
仮想通貨は中央管理・支配が無い代わりに
その価値を保証する人も、その価値を保証する生産活動も見当たらないんですよ。
今見えているのはコインそのものを売り買いする市場すかね?
でもそれだと・・・カジノのコインチップと同じじゃないの?
デジタルデータを「コイン」と呼んだ人がまず凄い!
その「コイン」に「めっちゃ価値あるよ」って宣伝しまくって
多くの人にそう思わせた人もなかなか凄いわ。
仮想通貨の価値はサピエンス氏の「虚構」の中でも
トップにくる光るものがある。
「価値がある」と思う人がいる限り「価値は存在し続ける」
ということか。
“この20年間、人々は新たな儲け話を探してきた”
ここにピタリとはまるストーリーだったってことか。
※ジャイアント・ビースト#7より
カルが面白い質問をジャクソンにしてた。
Q:「どの時点で仮想通貨は価値を持つ現物に変わるのかな?」
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ジャクソンの返答
「仮想通貨の価値は上下するから見極めが難しい」
通貨自体が脆弱なので所有者も使いたがらない
ビットコインの値動きは、
ITバブル時の株価の動きに重なっている
カルはこうまとめてた
⇒仮想通貨は今も投機的要素の強い資産らしい
仮想通貨の価値に憑りつかれた人
ビットコイン、仮想通貨の価値に期待する人というのは
この後、カルが会いにいった
ジェームズ・ハウエルズ氏を見るとよくわかる。
彼はビットコインの初期投資家で
初期にマイナーになり財を築いた人物
今は日常の買い物に仮想通貨を使う道を模索中とのこと
その実用実験として
仮想通貨を現金として使えるようにするアプリと
そのアプリでビットコイン決済できる実店舗ストアを運営中
彼はウォレットの入ったハードディスクと
プライベートキーのディスクは別に保管していた。
が、ある時このハードディスクを間違って捨ててしまったという・・
今、そのハードディスクの価値は6500万ドル
10年後には10億ドルになるかも・・と彼は真顔で話す。
自分の出したごみがどこに持っていかれるかを調べ
ゴミに出した日時からゴミ集積場の度の位置かまで
割り出したという。
しかし、イギリス政府にゴミ処理所の掘り起こしを申請したが
「NO!」と言われ途方に暮れている。
殺人事件や警察が捜査する為なら申請は通るそうで
諦めがつかないようです。
今もハードディスク回収にむけ知恵を絞っている。
今の6500万ドルよりも「10年後の10億ドル」の方を向いている気がする。
そこに価値があると思う限り、彼はそこに眠る10億ドルを諦めきれないのかも。
色々と経済について
学ぶことが多い第7話でした。
では、また~☆