「ヒトコワ」も面白かったんですが「ヒトコワ２」は更に素晴らしいです。
恐さもアップしています・・・前作はゾワッとくる感じですが
今回はゾゾゾゾッとくるよ
脚本に前作よりも「ひやっ」ってする捻りが足され
恐さがレベルアップしております。
役者さんたちがね、「人の心の闇」をめっちゃ上手く表現してくれている・・
ゾゾゾゾッ
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1話10分程の作品が5本も詰まってるよ～
しかも全部面白かった。
では、見どころを紹介します。
①ペットモニター
- 主人公の美人OL カミヤマさん
- 主人公の同僚で隣の席のカネコさん
- 会社の上司 タオカ部長
ネット通販会社の3人の関係・・
カネコさんの無表情と笑顔・・・
全てを知ってのカミヤマの笑顔・・
全部がゾゾゾゾッとします。
小さなコミュニティでは例えゲスでも地位ある男はモテる?!
でも彼はわかっていなかったのです。
女の恋愛感情が怨みに変わりやすいということを・・・
②ヘビと初恋
小学生の初恋話に蛇がからんできます。
- 小学生男子が好きな子に意地悪しちゃう逆の愛情表現
- やられたらやり返したい・・という人の本能
- 悪ふざけというのが悪い結果しか生んでいないという現実
- 誰も自分の罪を知らないという誘惑
色々な要素がからんでおり
という裏設定があるとしたら
この脚本は文学の領域！
ってか
脚本家が一番闇が深いかもしれません。
小学生のこの話をやらせるとは・・・
③二人の約束
この話がめっちゃ怖いです。
10分と短い作品ですが
後半に向けてのジェットコースター感が凄い！
前半は嬢アケミにゾワッとして
後半はダイスケのどでかく深い闇にゾゾゾゾッとします。
それを笑顔で眺めながらビールを飲むのぉぉぉぉ（・－・）
この話で出てくる「ゆびきりげんまん」の約束の意味
やめて～～～ってなった
893かよ（；；）
④自転車をとめないでください
ルールを守れない女子高生のお話
駐輪場はお金がかかるし面倒だから・・・と
住宅街の他人の家の塀前に通学チャリを勝手にとめちゃう
バレなきゃいいじゃん
このくらいいいじゃん
というノリの子なの。
飲みかけのペットボトルも
その辺に置いて捨てていく常習犯なの。
停めてた自転車に警告文貼られても無視し続けた結果
警告文もエスカレート
「自転車をとめないでください」
⇓
「自転車をとめるな」
⇓
「もし自転車をとめると絶望する」
そして最後には・・・
これがね、
ネットで正義を盾と剣にして
間違いを犯した人を叩きまくる人や
画面越しの観客を比喩しているっぽい脚本なんですよ。
やっぱり、脚本家が一番怖い（＞＜）
⑤共通の趣味
この話が一番過激でホラーよりです。
役者さんたちもこれから活躍して名を
あげそうな若手俳優さんたち
何でも動画でとる現代において
すごく身近にある恐怖かもしれません
動画×刺激＝カメラの前でどんどん過激になっていく
「そもそも・・これ変じゃない」って引っかかる部分が
そのまま「やっぱり」になるのもワザとでしょう。
異常性の片鱗は実はかなり先に見えていたのです。
個人的にはイケメン男子の
首元がだるんだるんのTシャツがめっちゃ気になりました。
どんなデザイン?!
ゴミ袋の底部分を真っ直ぐきって
首を通して被ったくらい
首元だるんだるんです。
あんなにイケメンが着ても気になった違和感・・
あの服を違和感なく着こなせる人はいるのだろうか？？
この作品は特に美術さんが頑張っている（；；）
面白い作品探しの旅は続く
日本の映像制作の未来もなかなか明るい
そんな気がしました。
いい役者さん、脚本、映像の作り手が
たくさんいるって思わせてくれた「ヒトコワ２」
10分でこんなにうまくまとめあげるなんて！！
人の創造は想像を超えるのだ。
では、また～☆
