「利」の本質をわかっていない・・・
利の本質を分かっていない者が利を求め
利を失い怨みを多産している
あなたは「利とは何ぞや?」にどう答えますか?
どうも~孫氏の兵法に続きまして「論語」を学んでいる独女みつまるです。
切れ味鋭く論語を通して日本社会・世界・そして読む者を斬りまくる
鋭利な活学書「論語に学ぶ」安岡正篤著を読んで毎日斬られているところです。
1983年にお亡くなりになっている先生ですが
現代に生きておられて今の我々に向け
言葉を投げかけているように思える1冊です。
2019年の「今」に臨場感がある。
ということは論語のみならず
先生が我々に教えたかったことも時代に関係なく「不変」なんでしょうね。
世界の財界人と交流があったようで
日本から見た日本、日本から見た世界にとどまらず
他国から見た日本という視点での指摘も多く
私が一番ショックと衝撃を受けた部分はそこにあります。
そこをいきなり書く前に
おさえておかねばならない学びの1つが
「利の本質」です。
放於利而行多怨(利によって行えば怨み多し)
これはいつの時代も言えることだそうです。
もちろん現代も同じ、この言葉が当てはまる。
どういった意味かというと
みんな利を追って暮らし
利を求め却って利を失い、
利によって誤られて
際限なく怨をつくっておる
それは利とは何ぞや
ということを知らないからである。
自分の利益、自分の得、自分が得ることには
みんな敏感で貪欲でる。
詐欺グループがどれだけ儲けているか?
ニュースで聴く金額だけでもその巨額さにびっくりする。
振り込め詐欺など「相手を騙し金を奪う」という自覚あって犯罪に及ぶ者いれば
精神的に弱っている人や、自分よりも情弱な人をターゲットに
「いいものだから」「幸せになれるから」と謎に高額な商品・サービスを
人を救い善行しているかのようにドヤ顔で売りつけて
高級ホテル・高級レストラン・海外で一昔前の金持ちのような生活を
写真にとってはネットにアップしている人達もいる。
時間は悪徳の最大の敵といわれるので
いずれにしても自分の利のために人を騙す・奪うしたことの
怨みは時間と共に多く大きくなるだろう。
こういったこと以外にも
大人の男女がSNSやネットで
デート時の支払いで「おごり」か「割り勘」かで
揉めてたり言い争いになっているのも
利を追って怨みを増やしている行為なのかも。
「利」というのは何んぞや?
「利」とは私利私欲にまみれた汚く卑しいものなのでしょうか?
「利」を求めずにはいられない・・人として当然さ。
でもだからって怨みをかって生きるのも嫌や!!!
利の本質をちゃんと理解していない人が多いから
世の中こうなってるんだってよ。
では、利の本質って何か?
利の本質は何か?
『利の本は義である』
だから利を得ようとするならば
「如何にすることが義か?」
という根本に立ち返った思考から
行動を起こさないといけないってよ。
人間に与えられている精神というものを
大いに活用して
行為、行動に生を出さなければならない。
「如何にすることが義か」
自分にとって
他にとって
社会にとって
国にとって
世界にとって
結局は自分以外も自分なのだ。
目先の得や欲で動いちゃダメっすよ。
時・利・敏これは大事!
これから
私がショックを受けたり
ビックリした安岡氏の論語を通した説教(?)
部分に深く入り込んでいくために大事な部分。
時・利・敏
これらの漢字がさす言葉の意味。
意味というよりも概念かしらね。
これからもっと鋭い安岡氏の刃を受けていく事になりますので
覚悟しておきましょう。
では、また~☆