プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女の学び:人の理解の差】知覚力~「女房と畳は新しいほど好い」の言葉の解釈の差

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私はこの言葉の意味を「嫁と畳は新しい方がいい」という

若い女好きな男性たちの価値観を表現したものだと思っていた・・。

でも安岡先生の解釈はまるで違ったのです。

私の言葉の表面をただなぞった理解とは全然違ったのです・・・。

 

 

 

人の知覚力と、その差は何か?

 

 

知覚力についてここ数日

もの凄い勢いで読み進めているこちらの本に

ヤフーCSOで脳神経科学者でもある安宅和人氏の言葉として

こう紹介されていた。

 

「知覚というのは非常に簡単に言えば

対象の意味を理解することである。

 

もう少し丁寧にいえば

自分の周りの環境を理解するために

知覚情報を統合し解釈することだ。

 

したがって、たとえばカメラはあくまで記録装置であり

知覚しているわけではない。…(中略)

人は価値(意味)を理解していることしか知覚できない。

知覚できる範囲はその人の理解力そのものだ。

 

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVENより

 

 

知覚力とはその人が既に理解していることがらを元に

対象を観察し情報を分析・統合し認識理解する力のことらしい。

 

同じモノを観ても人によって理解や解釈が違うのは

  • その人が既に理解していること
  • 思考力としての情報分析能力

の2つが掛け算で作用するらしい。

知覚力に活かされるのは「既に理解していることベース」なので

私が予測していた理解の差の正体

「その人がもつ知識と経験と教養の差」何ぞよりも

遥に大きな違いが生まれるようだ。

 

 

「女房と畳は新しいほど好い」安岡正篤氏の解釈

 

 

論語に学ぶ (PHP文庫)

論語に学ぶ (PHP文庫)

 

 こちらの論語に学ぶを読んで

安岡正篤氏のすごさ」を体感した私です。

安岡先生の見えている世界と自分の理解している範囲の差は

自覚できているつもりですが

それでも時に余りの違いを見せつけられるとショックなのです。

 

その1つが

「女房と畳は新しい方が好い」の解釈。

 

私の解釈は冒頭に書きましたが

ホントに浅く言葉の表面をなぞったような解釈です。

 

それに対し安岡先生の解釈はこちら

多くの人は「畳を取り替えるように女房を取り換えることだ」と

思っていると前置きの後に

 

畳というものは

取り替えると言っても

床ごとそっくり取り替える馬鹿はいない。

 

先ず表を裏返し、それが汚れてくると

今度は新しい表と取り替える。

床は少しも変わらない。

粧いを変えて新鮮にするだけです。

 

同様に女房も 新しく取り替えるのではなく

畳の粧いを変えるが如く いつまでも初々しく

新婚当初の新鮮さを保ってほしいということである。

 

論語に学ぶ (PHP文庫)より

 

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私と全然解釈がちゃうで!

しかも深い・・ちゃんと言葉を咀嚼されておる・・・。

 

浅い解釈の原因は思い込みと歪んだ自分レンズ

もともと先生よりだいぶ知識も教養も経験も足りない自覚はあったので

何がショックだったかというと・・・

 

私の浅い解釈の根っこには

  • 男尊女卑の社会
  • 男性は若い女性が好き

という自分の中の想いを通して

「やっぱそういうこと言うよね」的に言葉を観ていたからだったんですよ。

 

そう、字面をさらっと見て

「あ~男って・・・」くらいの解釈してたんですよね。

もう鼻から「こんな言葉深く読み解く価値もねーぜっ」くらいに思ってたのね。

 

自分がけっこう偏見に満ちて視界を狭くしていることを

先生につきつけられたようで心に悲しみとなって響いております。

 

言葉の解釈・・・さらにもっと私が間違って理解していた言葉を

たくさんこの1冊で教えられた。

 

日本人だけど

日本語の深さ・・に触れ日本語は難しいと思った。

 

明日は元気復活予定の私です。

では、また~☆

 

 

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直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

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直感力 (PHP新書)

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