「論語に学ぶ」で得た学びの中でも大きな「ガーン!」を得た学びがこれ。
悪に対する態度やあり方の5つの型(タイプ)これがね、
あ~~~いくら表面取繕ってもバレとるやないか!?という衝撃。
今回も安岡先生の説教(?)は鋭利に胸を突き刺してきます。
今回の「悪に対する対処の仕方、態度、あり方の5つの型」は
心にメモしておくといいですよ。
特に今の世の中でいうと
第3・第4型があふれているように思える。
でもこうして「ズバッ」と指摘されて
「あ~感じていた違和感これかぁ」と思えた。
この話に続く前章
世の中から「悪の存在」をまったくの無にまですることはできないし
そもそも人間の歴史と同じだけ悪の歴史も続いているから
「在る悪、あり続ける悪」と「どう付き合うか」が大事という。
そして安岡先生はこうも言う。
- 悪党の手にかかるというのは善人であるが愚かだいうことになる
- なまじの仏心は却って悪を増長させる
問題はあなたが悪というものに如何に対するか?
その態度と在り方なのです。
突き詰めると「人の悪に対する態度は5タイプ」になるってよ。
自分はどのタイプだろうか?
私は・・・
第1:弱肉強食型
★野生動物の世界と同じ 強ければ勝ち弱い者を喰う世界
先生の鋭利な解説
強いものが弱いものを犠牲にしても仕方がない
長いものにはまかれろ というあきらめて泣きねいりする態度
まったく話にならない意気地ない態度です。
もう善悪とか関係ないのです。
力あるモノが勝ち、勝ったほうが得るだけ。
これでは社会に秩序が無くなってしまう(;;)
いいか?わるいか?ではなく
こういった態度・価値観で生きている人もいる
ことを念頭に置いておくことが大事。
第2:復讐型
★殴られたら殴り返すという暴力的態度
先生の鋭利な解説
野蛮で人としては低級
話しにならないとでもいうように
簡潔に斬り捨てております。
でもさ、でもさ
嫌なことされたり理不尽な目にあったら
一瞬カッとなって・・この想い芽生えるよね・・・。
行動には移さんけど「心の中でボコボコにするタイプ」=私です。
野蛮で低級って斬られている(;;)
第3:偽善型
◆立派な理由をつけて意気地なさをごまかそうとする態度
先生の鋭利な解説
(立派な理由をつけて意気地なさをごまかそうとするので)
そこで彼らは
人間の至極の境地を表した語をよく引用する
偉人たちの名言など
「偉人たちの名言など」よく引用する
キター!安岡先生の鋭い一太刀、バッサリやで。
自分じゃなくて、偉人の言葉を借りて
虎の威を借りちゃうのよね。
自分はまだ全然その境地に達していないけどな。
言いたくなるのよ、偉人の名言ってさぁ。
第4:宗教型
★俗世界の一切を超越して、すべてを平等に慈愛の眼で視るという態度
先生の鋭利な解説
これは人として最も尊い在り方であるが
然し、人間の中の極めて少ない勝れた人達にして
はじめて到達し得る境地であって
到底われわれ凡人にできることではない
ここ大事じゃないっすか?
安岡先生でもご自分を凡人とおっしゃって
この態度は無理だと言われている。
のに、世の中 小さいコミュニティのなんちゃって教祖風な
現実世界と精神世界を分断しちゃって
語る人けっこういません?
その割にはしっかり金銭は集めるという・・・どっちやねん!?
第5:神武型
★人間の道を重ずるが故に悪を憎んで断固としてこれを封じるという態度
先生の鋭利な解説
人を悪むといっても
人間を悪むのではない
人の行なう悪を憎むのである
「武」というのは
その人間を憐れんで悪から解放してやるという態度なんだって。
武というのが古来われわれの悪に対する信念であって
その武がだんだん磨かれて「武士道」というものになった
そうだったのか!?
ほほ~
まーそんなに壮大な域にはいきなりいけないけど
人ではなく「人の行なう悪」を憎むって部分は
見習いたいと思った。
これぞまさに「悪を憎んで人を憎まず」なんでしょうね。
悪い行いをしたから、その人そのものが全部「悪」と見ないって
難しいけど確かにそうですよね。
あなたはどのタイプでしたか?
私は全部ミックスでした。
時と場合と人による。
さらにいうと「悪」のレベルによる。
受けた被害による。
できるだけ5型の「悪行」を憎み
人を憐れみ悪から解放する人を目指したいけどね。
人としての修行の道は続く。