ボルン君が波動関数Ψの意味を「電子がその場で発見される確率」と見いだし、
そのことで”電子が存在する場所””電子が発見される場所”というのも
無秩序ではなく何らかの法則性があるとわかった。
しかーし,
電子の波っーか、物質波の伝わり方を計算するシュレーディンガー方程式で
一番心躍ったのは「i」が組み込まれたことでしょうが!!
「複素数の波っていうから虚数界ってか虚界にまたがる波に興奮した」んだよ~
って嘆く私に、佐藤先生が優しく「ちょっと休憩:tea time」として教えてくれた。
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無知な私に量子論の世界を優しく案内してくれる佐藤先生ってこちらです~
【複素数の絶対値とは】
複素数 a+b(i)
(※ a , bは実数、(i)は虚数の記号やで~)
この複素数の絶対値は、こうして求められる。
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これは、もしや…私も気づきはじめる。
その複素数の絶対値は赤い太線で示した「長さ」に相当する、んやて。
三平方の定理やないか~いっ
数学…美しすぎるやろ~
しかし、絶対値を使うだけで複素数の波も急に性質が掴みやすくなったような…ボルン君の発想の凄さを今知った私です。
でもボルン君の「確率解釈」が齎した真の凄さは此処ではない。
ここから「重ね合わせの状態」という、パラレルワールドがチラっと見える展開に話は進んでいくのです。
(つづく)