私は「シュレーディンガーの猫」が何を主張した思考実験だったのか…って部分をかなり間違ってぼんやり認識し、知ったつもりでおりました、長いことね。
無知な私に量子論の世界を優しく案内してくれる1冊
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さて、思考実験「シュレーディンガーの猫」を詳しく見てみた結果
私が「はっ」としたのは、
”ミクロ界の状態がマクロの状態を決める要因になっている”
だから 量子論は単に「ミクロ界の法則」とはいえないと示されていること!
思考実験「シュレーディンガーの猫」に於ける、猫の生死を決める要因
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猫の生死を決める一番の要因は「放射性物質が原子核崩壊を起こすか?否か?」なわけです。
「A」と「B」は共に確率50%ですよね。
猫の生死はミクロ物質=放射性物質の原子、その原子核の状態にかかっているわけです。
故に蓋を閉じられた箱の中の猫の状態も「原子核の状態」が2つの可能性で重なっている以上、猫の生死も重なって存在しているのです。
今までは「ミクロ界では物質の波の性質の影響が大きく作用するので」って感じに、ミクロ界での物理法則とマクロ界の物理法則は分けて考えられてきてましたよね?
でもシュレーディンガーの思考実験が示すように、我々の世界を構成する素となっている「ミクロの物質」、そのミクロ物質の法則性はマクロ物質にも大きく影響しており『分けては考えられない』のではないでしょうか。
カタカムナでも「この世は全て相似象」と説かれていますが、ミクロ界もマクロ界も同じ原理が働いているのではないでしょうか。
私たちが常に「一部だけを切り取って観ている」から そのことに気付けないだけなのではないだろうか?
「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)の中でも、
”「素粒子の世界だけだ」と思われてきた「量子論的な現象」を、今は原子や分子の世界にまで見ることができるようになってきている”
というような内容が書かれています。
閉じた世界のことは、外界からは「蓋を開けて、観測してみるまで」何もわからないし、何も確定していない
のですから、例えば我々の肉体は「ひとつの閉じた小宇宙」といえますから、体内の中(内側)では様々な可能性が重なり合っており、いつ量子的飛躍が起きてもおかしくないともいえませんかね。
この事を想うと「合気道の世界」が寄り面白くみえてくるのではないでしょうか?
人間の身体+心身が持つ可能性が格段にひろがったのではないでしょうか(^^)
んで、ここから「むすび合気」の方へ進むのは私の好奇心なのですが、
物理学者たちはシュレーディンガーの猫のパラドックスを解決する方法として
→【多世界解釈】というものを示したのです。
(つづく)