プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【安岡正篤に学ぶ】日本”真”復興~⑨「いわゆる思想家だとか小説家だとか」

「文明社会の墜落」に話しの本題に入ってゆくのですが、その冒頭に気になる「言葉」があるのです。

今の日本はおかしい、日本の政治も法も検察も「日本人による日本人の為の」モノでは無くなってきている…日本が侵略され、日本人が奴隷化の末・消滅させられようとしているのではないだろうか。。

 

「なんとかしなくちゃいけないけど…どうしていいかわからない」と不安と焦りの高まる中で私が出会った救いの一冊がこちらです。

 

 

この時代に生きる我々が生きる道は2つ、個人としても国としてもどちらか一方の道を選び進むことになる。

今やほぼ世界は「A」で覆われており、「B」は表向きの看板として掲げる国もありますが実質は「軍事力・経済力を強め、力の政策・力の外交」だらけですよね。

そう、「B」の特による導き・人の善(良心・美徳意識)による社会運営というのは、いまや「理想」であって幻想に近くなっているのではないでしょうか。

 

ただ、日本人はまだ「B」の姿勢を日本の在り方とし尊重している人が多いのではないでしょうか。是は非常に困難なことだし、苦痛ばかり襲ってきますが唯一の希望でもあると私は思っております。だから 倫理・道徳を重んじ安心・平和な社会と共繁栄する国を実現すべく前回の指摘にあった「段違いの実力と強さ」を日本人皆が持てるようになるにはどうしたらいいのかを安岡先生の言葉と共に考えていこうと思います。

 

今の日本と日本国民の弱体化の根本原因の話しに入る前に、安岡先生の気になる発言について少し考察しておきたいと思います。

よほど人間は鍛えられなければ、パブリック・エクセレンスというやつは空念仏になるものだ。

 

◆文明福祉社会の弱点

余談になったが、いわゆる思想家だとか小説家だとか何とかいわれるものは、むしろ、こういう人です。そこで果して真剣になるというと人間的パブリック・エクセレンスであるかどうか、実力あるエクセレンスであるかどうかということが反省されねばならんことになる。

人生は自ら創る (PHP文庫)より

 

第一章 現代文明社会の堕落の中の節またぎで来ている「いわゆる思想家だとか小説家だとか何だとか…」の一文が気になっております。

 

思想家とか小説家とかが「こういう人」という「こう」はその直前にかかっているのか?? 

  • 空念仏になりやすいってこと⁇
  • それとも「よほどの実力」の持主ってこと⁇

私は失礼ですが「よほど鍛えられていないと空念仏になりやすい」ってことのほうかな、と解釈したのですが…どうなんでしょう。

 

何となく「思想家」の方は空念仏になりやすいってイメージわかるんですよ、でも「小説家」…何故ここで小説家が登場したのかな(?-?)と。

 

小説家というのは「言葉によって物語を創造する人」ですよね。

小説によって大衆をパブリック・エクセレンスに導く指導者の立場なのか?

小説家の次に「何かだとか」が続くことから、「小説家とか何か=物語を創造するクリエイター全般」を指しているのかな…と思いはじめた頃にちょうど興味深い話に出会ったのです。

 

岡田斗司夫氏が「宮崎駿作 MV用アニメ On your Mark」について語る動画を偶然youtubeで見て、その深い世界観と考察にはまり聞き進めていくと

作品の物語内に投影された本人(宮崎駿氏やチャゲ&アスカ当人たち)についての言及があって、クリエイターの身勝手さと現実側との乖離と作品の中に現れる現実世界の侵食とか…色々が私の脳内でぐちゃぐちゃになった時、上にあげた安岡先生の言葉が少し理解できた気がしたのです。

 

非常に興味深い話が聞けるので、興味湧いた方は是非動画を見てみて!

ラピュタナウシカの世界を繋ぐ話になっております。

あの墓場で守られていた「新世界に対応した新人類」は翼を持つ者かもしれない…

 

宮崎駿の描く世界が如何に広大で、そしてすべては繋がっていることに驚きしかありません。「創造者というのは我々の想像をはるかに超えた世界にいる」のですね。

 

(つづく)

 

 

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