【英語でドラマを】ウエストワールド・シーズン１～これから起こる未来であり、過去に実際にあったこと

目覚め

エグイぜ！マーターズレベルで金持ちの道楽に吐き気がするぜっ

と思ったのですが話を見続けていくうちに恐ろしいことに気が付いた私です。

目覚め

人間そっくりのアンドロイド（AI＋３Dプリンタハイテク版で作られた人体）

がホストを務める富裕層向けのリアル体験型テーマパークのお話だよ。

先に言っておきますが

このドラマは「英会話習得用」にはおすすめしません。

アンソニー・ホプキンス見たさに見始めたら

とんでもねー作品だったという偶然の産物。

どうやら元となった映画があるようです。

ウエストワールド(字幕版)

 こちらを見ていないので

ドラマ版を3話まで見たところで

色々気になったところや込められたメッセージを考察してみます。

富裕層向けリアル体験パーク

今よりも科学技術は進んでいる世界でのお話だよ。

• 化学繊維でつくった筋肉や内臓に人口血液でできた肉体
• AIを埋め込んでプログラミングで動くホスト
• シナリオ監督のもと一体一体細かく設定が決まっている

血も流すし

傷つけられたら負傷もするし

感情も知能も備えているという素晴らしいアンドロイドがホストとなって

西部開拓時代をリアルに再現しているテーマパークなのよ。

アンドロイドたちは

パーク内ではその与えられた役として生きているの。

「これが現実」と思って生きているのよ。

1日遊んで4万ドル!!!

その分パーク内ではホストに対して何してもいいのよ。

酒場もあるし娼婦アンドロイドもいるし

銃も撃っていいのよ。

銃と美女との快楽に侵略に略奪に夢中になる金持ち

なんで西部開拓時代をテーマにしたんだろう・・と思っていたら。

客は圧倒的に男性が多いんですけど

西部開拓のヒーロー気分で欲望を解放しようぜ！ってことらしい。

まだ科学が社会の流れを支配する前の世界を再現し

超最先端科学を使いまくって遊ぶという・・・暇な金持ちの優越感満たしまくり！

そして「人間ではない」ということで

銃でホストを殺しまくるゲストも多数・・・。

娼婦役ホストに乱暴しまくるゲストも多数・・。

農場の娘役の超美人ホストもゲストに毎回酷い目に・・・。

当然ですが

「細胞でできた肉体じゃない」以外ほぼ人間と同じなので

銃で撃たれれば死んじゃうし、

ナイフで刺されれば血を流し痛みもあるホスト達。

殺されたり、負傷したホストは運営会社の管理チームに回収され

修復され記憶のデータを消され、またパークに戻される。

金持ちには本能むき出しの欲を満たす快楽を

ホスト達は毎日繰り返される悲しい結末の悪夢を

そんなテーマパークがウエストワールドよ。

ヘドが出るぜっ

パーク内で起きていることは実際あった歴史

趣味の悪いテーマパークだぜ！

と、思ってみていたのです。

でも「あれ？」これって・・・・

今私が【独女の学び：世界経済】で振り返っている

世界経済の歴史からたどる仕組みの解明とまったく同じ流れ。

と気が付いたのです。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

私の読んでいるこちらの本では

アボリジニーとイギリス軍ですが

ほぼ同じ構図なのです。

人の本質は変わらないし、

力を持った人は必ずその力のもつ魔力に負けて獣になるんですなぁ。

ドラマに描かれているこれから起こる2つの未来

ドラマでは科学技術の進化で人とほぼ変わらないアンドロイドが

労働力として使われています。

生きた細胞からできた肉体じゃないだけ。

そんでね、

この技術をもってなんであんなくだらないパークを運営しているのか？

その理由は「バカな金持ちから金を集めるため」なんだけど

もっと大きな目的のためにこの科学技術会社は動いているようだよ。

科学者の狙いにも注目よ！

人は「人間」を科学でつくりたいのよ。

そんでね、感情も与えたし削除しても記憶の断片がのこっちゃって夢も見るの。

特定のホストは詩を読み・・・プログラムを超えて思考しているのよ。

ここからが交差するんですけど

パークのホストをつくる科学者も

パークで哲学思想と自我を持ち始めたホストも

なんと同じモノを目指しそうなの!!

人間よりも上の存在をつくり出すのか、

自分がその存在になるのか？

どっちにしても「神」の存在がチラついてきているわ。

人間の追及は二分化していくのかも？

タイプ１：

金（富）という力を手にして、本能のまま支配欲から快楽を追求する人達。

タイプ２：

膨大な知識と最先端の技術を手にして常に新しいモノを創造していきたい人達。

どっちかに向かって進んでいくようだよ。

でも面白いのはどっちを選んでも結局「求めるもの」の最終地点は

「全能感」っぽい（＾＾；）

やれやれだぜ。

そう考えると

私たちはいくら富を手にしようが

知識や技術を手に磨いていこうが

「神の創った楽園」からは出られない定めのようだね。

欲を捨てたら抜け出せるのかも？

でも欲がないと生きるためのエネルギーつくり出せないしね。

こりゃ、まいった。

パークのホスト・アンドロイドたちが

目覚めた個体が実は教会を建て「新世界」をつくりはじめているのも

興味深いのだ。

今後の展開が気になるドラマです。

アンソニーホプキンスがカニバリズム・新興教祖アンドロイドに狙われるという

可能性をちらつかせてくるのも・・・ズルいぜ！

では、また～GW時間ある方は是非見てみてね。

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