“債務免除は倫理の問題ではない”
ということに⑩で触れましたが、今回は逆に「必要性」の方向から見ていきます。
不況で借金が返せず
何もかも奪われて牢屋に入れられていた時代から
産業革命を経て巨大化した世界経済。
巨大化し、金融の黒魔術で魔物となった世界経済は
未来の価値を今に無理やり持ってきているため
「成長し続けること」が運命づけられている。
そうでなければならない、と。
でも巨大化した経済を支える分
借金も巨大化し、どんどん金融不安、経済危機も大きくなるわけで…
じゃあ、どうしたらいいんや!
BBAが世界経済を知るために読んでいる本
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枝を燃やして山火事を防ぐ「債務免除」
破綻しつつある経済を救うために
経済回復の力をゼロにしないために
「債務免除」が必要な理由をギリシャを例に見ていきましょう。
永遠に債務が免除されないで
弱る経済のまま「返済」に追われていたら
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いつまでも国内の企業や個人に
多額の税負担を貸し続けなければならず
経済はますます弱っていき回復する力を失ってしまう…
金融の黒魔術に対抗する政治の魔法
破綻しつつある経済を再生、回復させるには
返済不能な借金に永遠に囚われている場合ではない。
国も企業も個人も復活できない、
返済不能な借金に追われている内に
どんどん回復力は奪われていく…
金融の黒魔術で「歪んでしまった未来」=「予定していた未来が来ない今」という
破綻の窮地にある経済を救うのは「政治の力」しかない。
破綻を引き起こした真の原因である「金融の黒魔術」に対処するには
政治の黒魔術が必要不可欠なのだ(;;)
時間も物理も実体も超えた世界での
壮大な帳尻合わせなのかぁ…黒魔術には黒魔術だよね。
でも、これは国と銀行だけの魔術が問題ではないのです。
みんなが多くの得を求めながら、その対価の支払いを渋る為に
起きている問題でもあるというのです。
次回はここを深掘りしていきましょう。
では、また~☆