プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【糖分の摂り過ぎは歯と肝と頭に悪い⑦】食品業界:味の開発の鍵「至福点」で中毒性を追求

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中毒性を追求するスタイル…食品業界に限らず「利益追求社会」では全体がこの流れ…

今回は食品業界の味開発の鍵「至福点」について見ていこうと思います。

ステルス糖分食品も蔓延してますし、

糖の魔力が一番狙っているのは子供達ですからね。

 

 

何度も言っていますが「糖・糖分・糖質」そのものは

善でも悪でもありません。

糖分摂取も私たちが生きるのに必要です。

 

しかし、現在はステルス糖分の加工食品が

私たちの身の回りには溢れていますので

かなり気をつけないと「糖分の摂り過ぎ」になってしまう…

詳しくはこちらのドキュメンタリー映画をどうぞ

 

あまくない砂糖の話(字幕版)

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  • 発売日: 2016/10/20
  • メディア: Prime Video
 

 

ということで

今回は食品業界の味開発のヒミツに迫っていこうと思います。

 

 

食品業界:企業は金儲けにしか興味が無いのか?

【糖分の摂り過ぎは歯と肝と頭に悪い⑥】では

ペプシとコーラが激戦をくりひろげた

ケンタッキー州の子供達の歯の問題を見てきました。

 

激戦に勝利したペプシの「マウンテンデユー」

マウンテンデュー 350ml缶24本×2箱 合計48本セット サントリー

1.25リットルのペットボトルで

砂糖スプーン37杯分の糖分+カフェインは同じ量のコーラの4倍

という商品!

 

これが子供たちの心を掴んだ。

1日10本も飲む子もいる…

その結果、子供たちの歯はボロボロに。

この問題を追った歯科医の言葉として

「企業は金儲けしか関心が無い」と紹介しました。

消費者の健康<金儲け(ギリギリ倫理観有で罪悪感と危機感有)

なのか

消費者の健康を犠牲にして金儲けに走っているのか?

 

 

今回はこの食品加工業界の「企業の倫理観」を深堀り。

 

ピューリッツァ賞受賞者で

大企業の製品が持つ中毒性を追求する人物

マイケル・モスのインタビューから紐解いていきましょう。

 

参考文献

 

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

 

 

 

 

食品業界の味の開発の鍵「至福点」

マイケル・モスは加工食品業界の重鎮のインタビューに成功し

企業の味の開発のヒミツを教えてくれた。

 

 

 

 

インタビューに答えたハワード・モスコウィッツは

「ドクター・ペッパーの味の開発方法」を詳しく聞かせてくれた。

ドクターペッパー 500ml PET×3本

◆ドクター・ペッパーの味の開発方法

①まず、甘味料のレベルを61段階に分け

 全米3,000人を対象として試飲テストを行う

②そのデータを元に使用する甘味料の量の最適値を割り出す

③こうしてできた商品は飛ぶように売れる!

 

この「使用する甘味料の量に最適値」こそ

業界用語で「至福点」と呼ばれるものなのです。

 

◆至福点の発見は1970年代

コモウィッツは1970年代に

“砂糖の量を増やす程、販売数も伸びる”ことを発見!

そうして砂糖を多く含んだ商品が製造されるようになった。

しかし、ある一定量を超えると商品の人気は落ちたのだ

 

この商品を人気のピークに導く「ある一定量」こそ

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現在では炭酸飲料に限らず、

パスタソースやシリアルなどあらゆる食料品に「至福点」応用されている。

コモウィッツ氏は断言してインタビューを締めくくっていた…

 

企業の至福点追求と子供達の甘味中毒

マイケル・モス氏はこの食品業界の動向を注視する。

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子供達は知らぬ間に「中毒性のある食品」に侵食されていってしまう。

だた「甘くて美味しい食べ物」と思って食べているその食品は

企業が研究を重ねて開発した「中毒性のある食品」なのだ…

 

子供の頃は苦味や酸味を嫌うので「甘味」を好む傾向はあるけど

至福点を追求した食品ばかりに慣れ育ってしまうと

“子供たちが食べ物に対して求めるモノが甘味だけになる”

この心配は既に現実のものとなっており

子供達の野菜嫌いは加速し、野菜を食べなくなってしまうのだ。

多すぎる糖分に慣れ過ぎているため

野菜の苦みや酸味がより際立って感じてしまうのだ(><)

 

子供の野菜嫌いって

「まー子供だから」では見逃せないレベルに来ているのかも。

大人になっても野菜を食べないままという人も多くなるでしょう。

 

これって、でも個人の意識の問題?

自己責任?親の注意不足?

それとも…企業の罠?

 

この「責任」問題について次回は深掘りして見ていこうと思います。

 

では、また~☆

 

 

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