写真家セバスチャン・サルガドのドキュメンタリー映画を見て
彼が見てきた(私が見てこなかった)世界の知ったBBAガイド私です。
今回のサヘル(アフリカのサヘル地帯)の旅、
この旅で湧く疑問の答えの破片がこちらの実話映画を見ると得られます。
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では、サヘル地帯(1984~1986年)の旅へ
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サヘル~道の終わり(1984~1986)
Sahel: The End of the Road (Series in Contemporary Photography, 3)
「サヘル~道の終わり」写真集
この1冊の中にサヘル地帯に生きるアフリカの人々の様子が
ありありと写しだされています。
アフリカの人々を襲う飢餓と飢え
難民キャンプの様子
“「サヘル」とは西アフリカ、サハラ砂漠南緑部に広がる半乾燥地域”
とされているがサルガドが見せてくれた現実は、「乾燥・干ばつ・飢餓」だった。
緑はどこ??
1984年エチオピア~難民キャンプ
エチオピアの難民キャンプで
彼らと生活を共にしたサルガドが撮った写真
そこには乾燥した砂の大地、
飢餓と飢えに苦しむ人々、
やせ細った身体で必死に子供に乳を飲ませる母、
食べ物をもとめ歩き回る人々
飢えでやせ細る人々を襲う
難民キャンプに広がる「コレラ感染」
命がけで撮影された彼の写真が伝える
“政府が食料を分配しない”という現実
この部分は映画バグダッド・スキャンダルで
国連の「石油と食糧交換支援」プロジェクトの腐敗を見ると
どうして食料が必要な人に配られないのか?見えてくるはず
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原作本はこちら
Backstabbing for Beginners: My Crash Course in International Diplomacy
- 作者:Soussan, Michael
- 発売日: 2018/03/13
- メディア: ペーパーバック
水と食料をもとめ2か月歩いたコプト教徒
私が驚いたのはセバスチャン・サルガドが追った
水と食料をもとめスーダンへ向かい2か月も歩き移動したコプト教徒の人々。
スーダンの川へ向かい2か月も歩いて移動したのだ。
飢えでやせ細った体で2か月も歩いて移動するなんて…
私にその根性があるだろうか?
3日の空腹で私の場合、歩くことも諦めてしまいそうだ。
このスーダンへの移動には「子供達」の姿も。
もちろん、子供達も自分の足で歩いて移動している。
人間が生きようとする精神力の凄さに触れた気がする。
セバスチャン・サルガドが見せてくれた現実…
“2か月かけてやっとの思いでたどり着いたその地にも食料は無かった”
でも、人々は「生きる為に」考え、また歩きはじめる。
日本に生まれそだっただけで、非常に恵まれているのだ。
緑があって、水があって、食糧が豊富にある。
これは非常に恵まれたことであって、「当然」のことではないと痛感。
「私ももっと考え、動き、戦えるはず」
彼らの姿は私にこんな気持ちを与えてくれた。
考え、動き、諦めない人達
目の前の厳しい現実に「何もできない」と諦めてしまう。
大きな変革を起こすなんて「無理」と何もできないと諦めてしまう。
BBAも…こっち側の人です。。
でも、諦めないで
考え、動き、小さな変化を積み重ねている人達も確かにいる。
食料をもとめ、飢えに苦しむ中 2か月歩いたコプト教徒の人々のように。
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また、サルガドが写真に撮り発表し
「この不平等を人々に知ってほしい」と活動をつづけたように
カメラをペンに変えて活動している人達もいる。
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「何もできない」と思う人は、実は「何でもできる」人なのかもしれません。
自分によく問いかけてみます。
では、また~☆