セバスチャン・サルガドの活動と作品を追ったドキュメンタリーで
色々と衝撃を受けたBBA私です。
映画や写真の感想だけではなく、是非ともBBAガイドとして
サルガドの見せてくれた世界を旅案内したいと思います。
私が知らなかった世界の半分、
私が知ろうとも見ようともしなかった世界の人々に出会えます。
では、こちらの映像を見ながら
サルガドが追った1973年のニジェールの旅へ
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セバスチャン・サルガドの最初の作品
【「ニジェール」(1973年)】
1973年、ニジェールを大干ばつが襲った
その当時の人々の暮らしやリアルな姿を彼はカメラで撮影していく。
食料を求める母子の写真
修道士までも家にやってきて食料を奪っていったという…
「干ばつ」というものがどれほど恐ろしいものなのか?
セバスチャン・サルガドの写真に写る人々から
その壮絶さが伝わってきます。
私はただただ自然・気候に恵まれた日本に生まれたことを
感謝するばかりでした(;;)
ニジェールとは?
西アフリカのサハラ砂漠南緑のサヘル地帯にある共和国
フランス植民地時代を経て1958年に自治国となる
1960年に共和国として独立
そんな中1970年代に大干ばつに襲われ国内情勢は不安定に…
その大干ばつによる飢餓に苦しむニジェールの人々の姿が
セバスチャン・サルガドの写真には映し出されている。
北部に行くほど乾燥し、南下するほど降水量が増える。
また1971年に北部でウラン鉱の生産がはじまると
その後ウランの輸出が経済の柱となった。
サルガドが見た1973年の後のニジェールも怒涛の歩みをしている。
1997年の飢餓、ウランの価格低下、政治情勢の不安、海外支援の途絶などにより
1999年には国家経済が事実上の破綻に陥る…など
ニジェールに暮らす人々はずっと厳しい状況を戦い続けている。
飢えと闘う人々
干ばつや飢えと闘う多くの人々の姿を
セバスチャン・サルガドの写真から見ることができる。
彼が写真を発表し
世の人々に知らせたかったこととは?
では、また次の旅でお会いしましょう。