この本と出会う少し前に「自分が世の中に理想の押し付け」していることに気が付いて
その他人や世の中に押し付けていた理想を捨てたプロ独女みつまるです。
その直後にこの本を読んで、理不尽な世の中やイライラしたストレス社会の原因を私自身がつくり出していることに気が付けました。
今日は反省も踏まえて
今思っていることを書いておこうと思います。
- はじまりは世の中の歪さを知ったこと
- 自己啓発本や引き寄せ本から生まれた私の誤解
- twitterやネットでの人々の言動からやっとわかったこと
- 両方正しいからこそぶつかり譲れない
- 現実はいいも悪いもない「ただの現実」
- 自分に集中することが一番の人生攻略法
はじまりは世の中の歪さを知ったこと
私は田舎でのほほんと暮らしてきたので
たぶん普通の人なら思春期で気が付いていたようなことに
大人になってだいぶたってから気が付きました。
それまでが恵まれていたのかもしれません。
裕福ではないけど1日12時間ははたらく職人の両親に
温かい家庭で育ててもらいました。
真面目に一生懸命、人を大事にして生きていれば
幸せになれるとなんの疑問も無く思っていたし、
人に優しくすれば、人からも優しくされる
心を開けば相手も開いてくれるとも思っていました。
でも30代後半から「何かが違うな・・」と気が付きはじめました。
ちょうどそのころは恋愛・仕事・よく会う友人や知人とのすべての関係において
自分が搾取されて、摩耗しているような気がしてならなかったのです。
この違和感は後に確信となるのですが、この時期から徐々に気が付きはじめました。
この時私は夢追い彼氏の分も稼ごうと
「1人で2人分稼ぐ」ための方法を探しにいろいろな異業種交流会とか
当時話題の起業家と言われる人のセミナーなんかにも参加していました。
ここでも世の中にこんなことになっているのか?!
と思うことの連続でした。
真面目に一生懸命生きてる貧乏な人もいるし、
人の不安を煽ったりつけこんで洗脳して巨額の金を手にしている人もいる。
そして私が思うよりもずっとその両方の数は多い。
というか中間がなく二極化しているようにさえ思えました。
夢追い彼氏と別れてからすぐ39才で婚活界に飛び込んでみて
人が人を条件・外見・年齢で査定選定していくリアルを体感して
気が付きました。
私が思っていたよりも
世の中はずっと人の欲と感情で動いている。
論理的というより、無意識的本能的な欲と感情で動き、
人の数だけ常識と正義があるけど認め合えず息苦しさを増している。
倫理的なタテマエあるけど、差別はあらゆる面で蔓延している。
世の中の歪みは想像以上に大きい。
金の力、不安と恐怖の感情、人の寂しさに入り込んで絆で奴隷にする人とされる人
と、みていく中で私は心理学の本を以前よりも興味をもって読むようになりました。
気難しい彼氏との関係に悩んで恋愛心理学や心理学の本を読み漁ってはいたのですが
もっと根本的に「人の心理」に興味が湧いたのです。
自己啓発本や引き寄せ本から生まれた私の誤解
心理学・脳科学の本の前にはまって読んでいたのが
読んで前向きになれることが書いてあるので
読んだことは今でもよかったと思っています。
ただ、私はここで大きな間違った思い込みを抱いてしまったのです。
- 人は認め合って受け入れあえれば愛と感謝に溢れる世の中になる
- 今は不安や恐怖からみんな「自分の損得」で動くが、不安や恐怖がなくなればもっとみんな認め合って豊かさを創造していけるようになる
- 今はまだ世の中が円熟していないだけ
私はここで自分の理想をより大きくしてしまいました。
きっと今は社会の成長途中なのだと。
いずれは私が思っているような理想の社会になるんだろうと。
みんなもそう望んでいるんだろうと。
twitterやネットでの人々の言動からやっとわかったこと
昔のネットというと
もっと非日常を楽しむ空間だった気がします。
でも携帯電話からスマホになって
SNSでネットの参加人口が増えると
リアルな世界と同じ社会構造に近くなった。
あくまで私がそう感じていることですけど。
ただ、匿名性もあってか
ネット内の発言は相手の顔が見えないし
自分も姿を見せないから鋭利になりがち。
ただその分より感情的で本能的な本心ともいえる。
私が婚活はじめてから書いてた婚活ブログにも
コメントいただくことが増えると
時に攻撃的だったり乱暴なコメントもいただくことがありました。
「〇〇はするな」「〇〇しろ」こんな書き込みも。
その都度、自分では丁寧に返信していたつもりですし
反省もしていたのですが もっと根本的に違ったのかも。
みんなね、
自分の正しさや理想を信じて生きているので
それに反する言動の人は「間違っている」と思うんですよ。
だからその人に直して欲しいんですよね。
間違いを正したいし、間違いを気づかせたい。
自分が正しいと思って自信があるからこそ
間違っている人に対して攻撃的な態度で抑えつけるような人多いですよね。
ただ、相手も自分の「正しさ」に従っているわけです。
どっちも正しい場合の方が多いんです。
両方正しいからこそぶつかり譲れない
自分も間違っていると思える事は
指摘されると反省につながるのですが、
正しいと正しいがぶつかる時は
正義はいわば信念に近いので容易に譲り合えません。
今の世の中のイライラやちょっとした一言で炎上するのは
正しさや理想を掲げて他人を矯正しようとする人が
その強制から生まれるストレスも大きな原因では?
この考えに至った時に
私も自分の理想を押し付けて生きていること、
自分の理想と違う現実に失望したり理不尽さを感じていることを自覚できました。
現実に理不尽も善悪もありませんでした。
ただただ目の前の現実。
それを私が勝手に感じたりジャッジしているだけでした。
現実はいいも悪いもない「ただの現実」
どうしても自分の思考や想いを通して現実を脳で認識してしまうので
本当に「ありのままの現実」を見るって難しい。
でもそれができないと
このリアル人生ゲームで状況が把握できず
ずっと負け続けるんだろうな・・ってことはわかってきました。
最後にガツンと教えてくれたのがこの本です。
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つまり、
私の感じる理不尽さや対外的ストレスは
私が勝手に持ってる理想が引き起こしていたってコト。
今の目の前の現実が既に完成した世界だとわかった。
だって昔から変わってないもの。
相田みつをさんの「だって人間だもの」が現実そのもの。
自分に集中することが一番の人生攻略法
私が感じていた理不尽さもストレスもショックも
私の内側に原因があった。
「世の中こう在るべき」が多すぎたぜっ。
自分がコントロールできないことに期待をしても
気にやんだり、裏切られたりするだけなので
自分がコントロールできることに集中した方がいい。
特に感情をコントロールできるといい。
現実を見極める時はとことん自分の感情抜きにして
世の中の動きを見られるようになるといい。
そこから自分のために戦略たてればいいよね。
ちゃんと現実が把握できれば
自分の人生はコントロールできるかも!
そんなことがわかってきました。
凹んだり、痛みの経験はこうして新しい気づきになるし
役に立つんだってこともわかった。
変な理想を自分にも人にも押し付けていたもの捨てたんで
超自由な発想で攻めていくぜ!
このヘンテコでまとまっていない
長い文章をここまで読んでくださった方へ、
「ありがとう」
リアル人生ゲームのプレイヤーとしてお会いしましょう!
では、では、みつまるでした。