「オオヤマツミ(山の神)」の前にククノチ(木の神)がきているのである。
私の中ではとても意外なのですが…
◆カタカムナ第15首を詠む
文字より先に「音があった」はず…
ということで声に出して音の響きを感受しましょう。
【カタカムナ第15首】
アワナギ アワナミ ツラナギナミ
アヤミクマリ クニノミクマリ
アマノヒクサモチ クニノヒクサモチ
ヌツチ カヤヌヒメ
風の神と山の神の間に「木の神」が!!
◆「ククノチ」一音一音の示し
- ク(自由に、引き寄る)
- ク
- ノ(時間をかける、変還する)
- チ(凝縮、持続する)
では、音を連ねて言葉にして意味をよみ解いていきましょう☆
◆「ククノチ」とは
”自由に変還する”ことを持続する
とも取れるし
「ク」の持つ”引き寄る”という意味と
「チ」がもつ”凝縮”という意味を重ねると
⇓
”自由に引き寄り変還・凝縮を持続して”
と、現象界に示された「シナツヒコ(方向性・性質をもった現象化粒子)」の
個々粒子がどんどん大きな塊になっていく様子を示しているようにも取れる
たぶん、この2つの意味を内包しているんだと思う。
次に続く言葉が「オホヤマツミ」なので(‘v‘)だよね~
◆ククノチ神(久久能智神)とは
木の精霊・木の神=木の神々の総称(木の神の総元締め)なのだ。
興味深いのは「海の神」⇒「水・河の神」⇒「木の神」⇒「山の神」という流れで登場するところ!
何となくですが、「山が木々を育てる、先に山があって木が育つ」イメージあるじゃないですか?だからこの登場順がとても不思議です。
もしかしたら、山の精霊とは山の木々の意志の総体なのかもしれません。
山が人間でいう肉体だとしたら、木々は臓器であり精神なのかも。
「海」が先で「水」が後にきたことも踏まえて
よ~く考えてみなくては…。
もしかして「海」の本体は「海水」ではなく
「海底」であり「地球内部(内側)」に繋がる場であることの
方が本質なのでしょうか?
なんだか、ここカタカムナでも重要な示しの部分な気がします。
つづく