カタカムナ第37首も最後の一節です~
野の神、草の神の御名の登場は何を意味しているのでしょうか?
◆カタカムナ第37首を詠む
声に出して音を響かせ感受しましょう☆
【カタカムナ第37首】
クニノクヒサモチ オキミツゴ
サキカゼ キノククノチ
イヤミソギミチ オホヤマツミ
カヤヌヒメツチ イヤミソギ
では、最後の一節を読み解きましょう。
◆一音一音の示し
「カヤヌヒメツチ」
- カ(根源の力、ちから)
- ヤ(飽和する、限界飽和、飽和安定・極限崩壊)
- ヌ(突き抜く、貫く、目には見えぬ力・存在、その奥に潜んだ主)
- ヒ(根源から出入、最初のフトマリ、ひとつの)
- メ(芽、目、思考、指向、渦の目)
- ツ(集まる、個々の、津々)
- チ(凝縮、持続的に)
「イヤミソギ」
- イ(伝わるモノ、陰、あらゆる生命体を構成する最初の最小のハジマリ)
- ヤ(飽和する、限界飽和、飽和安定・極限崩壊)
- ミ(実、身、実体、光、生命力の実質)
- ソ(外れる、環境、それぞれの、素)
- ギ(気・エネルギー、発生・出現)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を進めていきます。
◆カヤヌ+ヒメ+ツチとは
カタカムナ文字の表記に従い3つの音の塊から解読を。
「カヤヌ」
=根源の力(カ)は限界飽和(ヤ)まで進む潜象の力
=(つまり)進む方向性をもった潜象根源の力を以って
「ヒメ」
=ヒのメ(ヒ粒子の芽=ヒの核)
=秘め(ヒメ)て
「ツチ」
=集まり(ツ)凝縮(チ)し
=個々の発生・運動・変遷を持続して
”カヤヌをヒメてツチして”⇒イヤミソギ
◆イヤ+ミソギ とは
「イヤ」=イがヤ(飽和)まで進む、ミソギしながら
「ミソギ」=ミをそれぞれの環境・状態に合わせてイモ発生させる
イヤミソギによって
現象の間に生成される生命・現象は
存在が置かれた環境・場に合わせて
最適な状態を維持しようとする力(作用)が
オートで働くわけです。
「イヤミソギ」=生命・現象が自らを「イヤシロチ」化する作用
自己調整機能・自動浄化機能・自動修正修復機能…であり、
分裂発生増殖を盛んに行っている状態って感じかしらね。
◆野・草の神~カヤヌヒメ神
カヤヌを秘めた「ヒのメ」により
生命・現象が最適な状態で「イキ」続けられるわけです。
カヤヌとは何か?
日本神話における「カヤノヒメ神」は野の精霊であり草の神でもあります。
この神の名の「カヤ」とは茅のこと。
「茅葺屋根」と云われるように「カヤ」は屋根をつくる素材なのです!
家宅六神が神産みでまず生成されたことや
屋根の重要性については以前触れました。
「カヤヌ」とはカム界とカム界の根源力と繋がる大事なモノのようです。
解読の先輩方は「カヤヌ」を”遺伝子発現の力”と云ってます。
そうなってくると「オホヤマツミ」がどんな大きなマトマリなのか
もっとよく見えてくるのです。
(まとめに続く)