「イ」という音が示す世界が深いぜ~
第4首はいろいろな意味にとれる唄なのですが
総合すると、やっぱり1つの方向を指しているようです。
◆カタカムナ第4首を詠む
第4首を見ながら、声に出して詠んでみましょう♪
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【カタカムナ第4首】
イハトハニ カミナリテ
カタカムナ ヨソヤコト
ホグシウタ
5音づつ5節とリズムも詠みやすい唄になっています。
たぶん、カタカムナを読み解くとき
かなり個人差が出てくるのですが
その差が大きくなるのが第4首からではないでしょうか?
では、1節づつ意味を追っていきましょう☆
◆解読:イハトハニの1音毎の意味
一音づつの意味は、私がカタカムナに出会った最初の書を参考にしております。
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ただ、深く意味を探る時は「カタカムナ 相似」で検索して出てくるサイトを参考に
させていただいております。
- イ(伝わるモノ、陰、最初の粒子・ハジマリ)
- ハ(正・反 引き合う)
- ト(統合、重合)
- ハ(正・反 引き合う)
- 二(圧力、定着)
ここから意味を繋げて考えていきましょう。
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イハトハニ
「イハがトハによってニされるのは」
◆「イハ」の示す深い世界
この先の唄を詠んでくと「イ」というのが
カタカムナ(宇宙の創造力)により生み出される
『生命体を構成する最小単位の極微粒子』
を示すことが見えてきます。
ここで重要なのは「生命体を構成する」最小単位の極微粒子
であるという点です。
カタカムナが説く「宇宙の創造の力」というのは
潜象の力(カタカムナ)が根源となっています。
創造の力の最初のハジマリは「ヒ」からなのですが
その「ヒ」が重合変還を繰り返して「イ」となります。
ちなみに今後「イは電気極微粒子」をさします。
だから「イハ=イの正反引き合う状態」とは
+と-の電気極微粒子の発生のことを示しているのです。
◆「イハトハニ」の解読~其の一
私の中で2通りの解読があるので、まずは1つ目を
「イハがトハに二される」
- イハ(生命を構成する最小の極微電気粒子が正・反発生し)
- トハ(正反親和重合、重合するものの正反によって)
- 二(定着される)
ここでは「イ」を先に説明したように
”生命体を構成する最小単位の極微粒子(電気粒子)”
として読み解きしました。
ここでいう「生命体」とは現象界の万物万象すべてです。
◆「イハトハニ」解読~其の二
第4首で「ヨソヤコト」が出てきます。
この「ヨ」には「陽」という意味があり
「イ」には「陰」という意味が込められているので
この陰陽の視点からの読み解きも重要だと思うのです。
ここでは「イハトハニ」を「イ=陰」の重合と読んでいくと
”陰が引き合い重合・統合を重ね圧力が加わり【暗】ができる”
この「イ=陰」とは「陰の力」だと思われます。
私がカタカムナと出会うきっかけになったこちらの本で
カタカムナ研究家の吉野信子さんは
「暗から光が生まれる」と語られています。
これはカタカムナの「潜象界からすべては始まる」という示しと重なる気がします。
黒(暗)から白(大日如来の間)に入り
そこから青(東)⇒黄(南)⇒赤(西)
と日の光の動きが示されるのです。
◆2つの読み解きを持って次へ
「イハトハニ」の読み解きを2つ持って
次の「カミナリテ」につなげていきましょう。
たぶん大きな意味で見られるようになった時
其の一と其の二の読み解きは自然と1つに見える
ようになるんだと思われます。
(またそこまで見えてないんですけど、予感がする)
つづく