ツキタテフナト…この一見すると「月・縦・船戸」にしか
思えない音の響き・言葉も日本の神の御名だったとは…
◆カタカムナ第43首を詠む
声に出して音を響かせイメージしましょう☆
【カタカムナ第43首】
カムナガラ ミハカ シナ カタカケメグル
ヨモツ チシキノ イフヤサカ カムマトマリノ
ツキタテフナト ミチナガチバ タケナミハメ
ソラワケ イフヤサカ
どんなイメージ湧きましたか?
◆一音一音の示し
「ツキ」
- ツ(集まる、津、個々の)
- キ(気、エネルギー、発生)
「タテ」
- タ(分かれ出る、正反に独立発生)
- テ(放射、発信、ヒタリ・ミキリの渦)
「フナト」
- フ(増える、負、2つの)
- ナ(核、重要なモノ、何回も、夥しい)
- ト(重合、統合)
ここから「ことば」にしての解読を
◆ツキ+タテ+フナトとは
「ツキ」
- 個々粒子(ツ)の発生(キ)
- 個々粒子が集まりエネルギーが発生~集まるエネルギー(?)
- 突いて出るの「突く力」
「タテ」
縦に分かれ出て、
ミキリ・ヒタリの渦として放射され
「フナト」
- その2つが何回もくり返し重合され
- 2つの核が重合され(アマナ+カムナ~サヌキ+アワ)
たぶん正反発生~正反親和によるフトマニの発生を示していると思われます。
◆私的超意訳:突いて出る2つの粒子はスピン運動をする
ツキタテフナトの示す
”突いて縦に分かれ出た2つの粒子”ってのは
「電気粒子の対発生~スピンの保存を指している」と思うと
左回旋(アワ)粒子と右回旋(サヌキ)粒子の出現も納得なのです。
突いて出る時に「突きの力」によって
粒子に回転が生まれるってのもイメージ的にすんなりだし。
◆日本神話:ツキタテフナト神
黄泉の国から戻ったイザナギが日向の海で禊した時に
その脱いだ衣などから生まれた神の一柱です。
杖から生まれたのが「ツキタテフナト神」です。
禊から生まれた船戸の神ってことで
邪悪なもの(穢れ・汚れ・汚染・疫病)などが
水や気の流れを通して入ってくるのを防いでくれる
門番的な神様のようです。
水辺、水面、海川の水の境界の番人なわですから
ウ界面の番人としての音の響きにもとれますな。
(つづく)