「石析」⇒「根析」の流れに、あなたは何を想いますか?
古代日本の叡智を追って、日本語のヒビキの神秘構造に触れ、今は「古事記」に込められた真理にせまる智を解読中です。
今、解読しているのは古事記のこちらの場面です~
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しかして其の御刀の前に着ける血、湯津石村に走り就き成れる神の名は石析神。次に根析神。次に石箇之男神。
(「古事記」より)
この時誕生した「三柱の神」の第二神の名が何を示しているかを考察~
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この3つにより生れた第二神「根析神」
私は最初この神をどう考えていたかというと
こんな風に「二柱一組」の地中から沸く地の造化エネルギーが大地・岩石を裂きヒビ割る力(ヒビが走る力)の示しだ!、そうとしか思えん、と。
ところが、「石析神」の「いは」のヒビキと「さく」の音に当てられた「分析・解析の析の字」に注目して見えてきた第二の意味(ヨリ深く、本意にちかいのでは?)により「根析神」にも第二の意味が見えてみたのです。
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つまり、岩石(最もエネルギーが固く凝集・凝固した形・事物)を分析・解析して、地の造化の根源を解明し、その智と力を得よ!ってことじゃないかと。
更に「カグツチ」が示す土が文字が刻まれた根源の知を記した粘土板だとしたら、
「根析神」が示す「根=ね」は、造化の根源にあるのは「ね=音」だと示したうえで、その「根源のヒビキ(音)の構造・作用・法則」を解析せよ!って我々に啓示してるんじゃないか、と思うんです。
「植物の根」=「事物の根」
「根」=その現象・存在を生成化育している「目に見えない力・働き・構造部」を分析・解析せよ!ってことでしょうね。
人は「寝(ね)」ている時、「根=根源界」と繋がっており あちらからのエネルギーとメンテナンスを受けているのかもしれません。
(つづく)