わか…若…ワカ…
古事記の神話形式の歴史物語の中に込められた「古代日本の真理に通じる智」を求め、古事記の解読に挑んでいる私です。
では解読の続きへ
黄泉の国でイザナギ命が覗き見てしまった「腐敗進むイザナミ命の身体に生れ居る八つ雷神」の第五神の神名を読み解いてまいりましょう。
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「左の手には若雷神居り」
ヒタリの手(たぶん掌・タナ)からは「若雷の神霊力」が発せられている
※これが私の解釈です
では、「若雷(わか・いかづち)」とはどんな力・エネルギーなのか?
位置的に「大雷」と「火雷」の強い影響力を受け 練り上げられた雷力だと思われます。
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若=音:わか=和力(環力)
これらの事をムスビ見えてくるのは
根源の力を「火雷=生命の火の力=生命力」に練り上げ、更にそこから「ワの神霊力」に練り上げたもので、それは
調和の力・循環の力を練り上げ凝縮した「種子」や「受精卵」や「赤子」が持つ 爆発的な成長力や進化力や生命の発芽の力であろうと思われます。
我々が「神の子・神意の顕われ」として覚醒した時、左手からこの力を発することができるのかもしれません。
具合いの悪い人の背中やお腹をさすってあげる時、左手には「若雷の力がある」と意識して気を流し込むようにさすってあげると回復がはやまるのかも。
(つづく)