ここにきて「別天」が示す重要な意味がやっとわかってきた。
古代日本の叡智探究や日本語の神秘構造を理解するためにも「古事記」に挑まねば!
と思い立ち、遅ればせながら古事記に正面から向き合いはじめた私です。
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では、第五の神の登場の続きへ。
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上の件、五柱の神は別天つ神。
(古事記より)
この文が示す「音のヒビキ」を確認しておきましょう。
”上(かみ)の件(くだり)、五柱(いつはしら)の神は別天つ(ことあまつ)神。”
- 第一の神:天之御中主神(あめのみなかぬし)
- 第二の神:高御産巣日神(たかみむすび)
- 第三の神:神産巣日神(かむむすび)
- 第四の神:宇魔志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢ)
- 第五の神:天之常立神(あめのとこたち)
以上の五柱の神は「特別な別天(別天界)の神」である、というのだ!
まず、この五柱の神たちも私は2層に別れて(別天)いると思っている。
- 第一層目=第一~第三の神「造化三神」
- 第二層目(第一層のウツシ)=第四の神は第一の神をこの天界にウツシしたもの
この五柱は「造化(創造)の意志~造化機関(造化構造)の確立」までを示していると思われるので、私なりにイメージしてみた。
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最初にイメージ(図象化)したものが「これ」
でも、その後「別天神」という示しの意図に気が付いて「あっ!」と思い描き直したのが「こちら」
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こっちが「造化の根源」にあって、それを下の「天界」にウツしたものが先に私が思い描いた「天地を繋ぐ創造」だと思うのです。
続く「神世七代」の神々によって、この造化機関(システム)がより精密に描かれてゆき、イザナギ・イザナミによって やっと「我々の界(我々の次元界)」が開かれるといった感じでしょうか。
別天神(五柱)で既に二層、神世七代で七層を成しているとしたら…我々の世界は下に第十層目の世界ってことになりますよね。
ここでエメラルド碑版でトートが語っていたこと思いだしませんか?
我われの世界の「上に9層」あるって話を。
(つづく)