この対・組なす二柱の神による「生成=造化が如何なるものか」をじっくり見ていこう~
カタカムナや古神道の世界+日本語の響きの神秘構造(古代・神代文字)などに触れてから「古事記の解読」に入ると、めっちゃ面白いよ~オススメです。
では、神世七代まで出揃いましたがその続きへ。
⇓
是に天つ神 諸の命以ち、伊耶那岐命・伊耶那美命の二柱の神に詔りたまはく、「是のただよへる国を修理め固め成せ」とのりたまひ、天の沼矛を賜ひて、言依さし賜ふ。
(「古事記」より)
日本語は「音のヒビキ」先にありき なので読み音を確認。
⇓
”是(ここ)に天つ神(あまつかみ) 諸(もろもろ)の命(みこと)以(も)ち、伊耶那岐命(いざなぎのみこと)・伊耶那美命(いざなみのみこと)の二柱の神に詔り(のり)たまはく、「是の(この)ただよへる国を修理め(おさめ)固め成せ」とのりたまひ、天の沼矛(あめのぬほこ)を賜ひ(たまひ)て、言依(ことよ)さし賜ふ(たまふ)”
ここに登場する「天つ神(あまつかみ)」とは『造化三神』のことだそうです。
私はこの部分を読んで、やっと日本神話の神々が「~神」という名と「~命」という名をあわせ持っている理由・意味がわかりました!
今までは「伊耶那岐神・伊耶那美神」と記されていたのに、ここで急に「伊耶那岐命・伊耶那美命の二柱の神」と呼び方(表し方)が変わっています。
つまり「~命(みこと)」と示される時、
その神(その存在)は「造化三神が持つ諸々の命(造化の意・志・計画)」を以って、その命(みこと)の1つ(一部)を託された=その命(めい)を受けた存在となった
ということなのです。
上位の神(存在)からの命をうけ、その使命を成すものを「~命(みこと)」と呼ぶようになったのでしょう。「命」の本質は『造化三神の意・志・計画』にあります。
ここにきて安岡正篤氏が「知命・立命」を重要としてきたことの意味が「すべての本質」に繋がっていたと実感できますよね。
まだまだ、この部分は注目すべき「ことば」や記述が多いので次回は、その天津神(造化三神)からの「命=御言」を詳しく読み解いてゆきましょう~♪
(つづく)