一身四面態の筑紫嶋の「第三面=肥国」がどんな国・地・場なのかを読み解いてまいりましょう~
古代日本の叡智や古神道にみる「日本の精神」や古代文字・神代文字が示す日本語の神秘構造に触れ、日本の伝統・精神・文明・文化・その血に日本への敬意と「日本人」として誇りを取り戻した私です。
日本語の一音一音が特別なヒビキによって造られていることを知り、今「古事記」に込められた古代日本の智恵と真意を得る為 解読中です。
では、「筑紫嶋(現・九州)」の第三面(第三国目)の名が示す意味・意図を探ってゆきましょう。
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「古事記」の記載順では第三の国が「肥国」になっております。
他三国が「〇日別」の別名を持つのに対し、肥国だけ「比泥別」になっております。
故に最後に読み解くことにしました。
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まずは「ひのくに」の言葉のヒビキに「肥国」の漢字が当てられている意図を考えてゆきましょう。
アマ(大アマ~小アマ=大宇宙~小宇宙)が成長拡大(繁栄)していくための「身・肉の拡大を支える豊かな土壌・源泉」が湧きださしている地のようです。
ぶちゃけ細かい説明なしに、私の勝手な解読でいえば「ヒ⇒ミ」への変遷に関わる地・場なのだと思われます。
ヒ~フ~ミ~♪とヒフミ祝詞にあるように、
ヒ(はじまりの1)から⇒フ(2つの)ミ=タカミ・カムミが発生することがここで示されているのではないか、と。
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別名の方がその傾向は強く出ております。
「建日」と「向日」によって「豊久士」の働き・作用を持つ「(比)泥」が別け発生する。
- 「建日」=造化の神意のウツシであるアマの設計図に従い生成化育を成し遂げるアマ始源「ヒ」エネルギー
- 「向日」=造化の伊吹~気の流れを生み、気体や物を或る方向に進行させるアマ始源「ヒ」エネルギー
- 「豊久士」=豊かに繁栄・拡大する成長性+永久性の「士=杭を地上に立てた様」
この造化の青写真たる「建日」と、その設計図通りに事を運ぶ気の流れを生む「向日」により「豊久士」の働き・作用を持つ「泥=土+水(濃くて粘り気の強い液状エネルギー)」が生じる。
繁栄拡大の成長性と永久性の「杙」を打つ(造化機関たる地に打ち立てる)泥状となったヒが生み出されるわけです。
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私はこれが「ミ」の正体ではないか、と思うております。
となりますと、ひ~ふ~み~♪の唄は「ヒ」⇒「二つのヒ(建日+向日」⇒「ミ」になるよ~って示しのようでもありますな。
(つづく)