実際にあった「邪悪な天才知能犯たち」の事件を追いながら
その手口知り、防衛力を高めようと思うBBA私です。
彼らの「ずる賢さ」も学ぶつもり(悪への転用不可ですぞ)
夜な夜な行っている「不思議体験を求めて」の深夜ネット徘徊と別バージョン
【深夜の闇歩き】へようこそ
その賢い頭脳を「悪」に転用し、欲を満たす知能犯たちの手口を
詳しく紹介してくれる番組がこちら
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ハイテク祭りより
※BBAはプライムビデオで視聴しております
よく「世界丸見えテレビ特捜部」なんかでも紹介されてる番組だよ~
でも、本家バージョンの方が内容濃くておすすめ☆
- 世紀のダイヤ泥棒~ハイテク窃盗団「トリノ」
- 現地に乗り込み下準備
- ハイテク窃盗団VS鉄壁の守りの金庫
- 2003年2月14日 決戦は金曜日の夜!
- 月曜日の事件発覚~逮捕まで
- BBAの考察:窃盗団にとっては謎解きゲーム感覚
世紀のダイヤ泥棒~ハイテク窃盗団「トリノ」
2003年にアントワープで起きた
「世紀のダイヤ泥棒事件」
アントワープはダイヤモンド産業の中心地
年間160億ドル相当の宝石が取引されている
(無知BBA私、今回初めてこのことを知りました)
ダイヤモンド地区は宝石の貯蔵庫で守りは「鉄壁」
この街にハイテク窃盗集団が挑んできた!
2001年 レオナルド・ノタルバルトロは
ダイヤモンドセンターの下見にやってきた。
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表の顔は「ハンサムなイタリア人宝石デザイナー」だが
彼の裏の顔は『ハイテク窃盗団 トリノの会』の一員だった。
「ハイテク窃盗団トリノの会」は
イタリアや欧州南部の数々の窃盗事件で
容疑者として捜査線上に浮かんではいるが
まるで捕まらない集団(何人メンバーがいるのかも不明)
そんな彼らが2年以上の歳月をかけ準備した
世紀のダイヤ泥棒計画がどのように行なわれたのかを
じっくり見ていきましょう。
現地に乗り込み下準備
彼らがどのようにダイヤの都の鉄壁の守りを突破したのか?
その秘訣は「現地での情報収集」にあったのです。
2001年、窃盗団の一員 レオナルド・ノタルバルトロが
アントワープのダイヤモンドセンターにやってくる。
彼は、やり手の宝石商を装ってセンターに潜り込みオフィスを借りる。
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彼は多くのソシオパスやサイコパスと同様に
「やり手」として巧みに周囲の信頼を得ていく
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下見の彼が最も興味を持ったのは「センターの地下金庫」
そこには常時8億ドル以上の宝石や現金があるからだ。
彼は貸金庫を契約し、地下にある金庫を入念に調べる。
ハイテク窃盗団VS鉄壁の守りの金庫
現地に乗り込んだ下見役のレオナルドの役目は
「10段階ある鉄壁の警備を突破する方法を考えること」
そのための情報を集め仲間に送ること。
ダイヤモンドセンターの地下金庫からダイヤを盗むためには
この建物の10段階ある鉄壁の警備をなんとかしなければならない。
- 金庫の外側と内側にある監視カメラ
- 何重もの鍵と鋼鉄の扉
- 動作や熱、振動、光を検知する幾多の探知機
この建物の警備システムなら「99.9999%」の人は侵入できないはずだ。
この鉄壁の金庫に挑む為に
レオンルドは2年以上の時間をかけ
何度も自分の貸金庫を訪れ情報収集に励んだ。
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彼は鞄にカメラを仕込んで金庫室に入る
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警備員の目を盗み、天井にカメラを設置するという大胆な事も!
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カメラからの映像は「トリノの会」で共有される大事な情報源となった。
- 警備員の手元をズームアップし、ロック解除用のセキュリティーコードを入手
- 鍵をズームし、その形を撮影⇒チームの錠前師が複製
- 頭脳集団が協力し義気プレートの外し方もゲット
こうして、10段階の警備を突破する為の方法とアイテムをゲットしていった。
2003年2月14日 決戦は金曜日の夜!
ダイヤモンドセンターの金庫を破るための準備は整った。
2年以上かけて準備した彼らは「決戦の日」を
2003年2月14日金曜日の夜に決めた!
バレンタインで街も人も浮かれていることに加え
月曜日まで閉店中となり周辺には誰もいなくなる(好都合)
更に、鉄壁の警備システムの金庫は破られることが無い
という油断から…警備員による警備は手薄になっていたのだ。
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このビルにオフィスを借りるレオナルドが持つカードキーで
彼らは駐車場から楽々ビル内に侵入成功
- 事前に入手した⇒ロック解除コード、複製鍵、電磁プレートの解除方法
- 熱感知器にはヘアスプレーで膜を張り
金庫内への侵入にも成功する!
あとは、「追跡されないダイヤ」を選んで持ち去るだけ。
計画は完璧だった。
月曜日の事件発覚~逮捕まで
月曜日の朝、ダイヤモンドセンターの地下金庫が破られ
「1億ドル以上のダイヤが消えた!」ことが判明すると
アントワープは騒然となった(当然やね)
ところがこの天才知能犯たちの完璧な計画も
思いがけない凡ミスからレオナルドは逮捕されてしまう。
ダイヤを盗み逃走中に
仲間が領収書や他の書類が入ったごみ袋を捨ててしまい
警察はイタリア人の主犯レオナルドにたどり着く。
レオナルドはダイヤセンターのオフィスに出社したところを捕まり、
4年の刑となった(--;)
だが、仲間と盗品は未だに行方不明で
1億ドル以上のダイヤは消えたまま…
BBAの考察:窃盗団にとっては謎解きゲーム感覚
賢い頭脳と技術を持ったハイテク窃盗団にとって
「破れない金庫への侵入」というのは
謎解きゲームに興じるのと同じ感覚なのだという(^^;)
もちろん、効率よく稼ぐって目的もあるだろうけど
彼らは戦利品よりも「盗む行為(成功)」に興奮するんだって。
強い敵を倒した時ほど満足度は高いらしい。
んで、これだけ大胆に「史上最大のダイヤ泥棒」をやってのけた彼らが
あしがつくような書類の入ったゴミをその辺に捨てるだろうか??
BBAは疑いの目を向けている。
仲間の裏切りか、レオナルドも承知の作戦かはわかりませんが
「1億ドルのダイヤ泥棒」の捜査を続けられぬために
とりあえず犯人逮捕で捜査の手を断つという策だった気がします。
だって、これだけの窃盗をしても刑期4年ですんじゃうんですもの。
未だに盗まれたダイヤは行方知れずで
窃盗団の仲間もうまく消えたままですからね~
ここまでが計算の内の計画だったんだろうなぁと。
今頃、悠々自適の生活してるのかなぁ~
くそ~(><)