信じられないくらい 各組織(MI6とか色々)の大人がポンコツなのに
主人公の少女ミアだけが まともに奮闘しちゃう映画です。
◆映画 ミア~あらすじ
アフガンで生まれた因果が…
十数年後、何も知らない少女ミアに襲い掛かる。
突然、謎の組織に襲撃され
父と母を殺され
妹と共に必死に逃走する中…
目が覚めたら、そこは病院のベッドの上
ミアはMI6に保護されたことを知る。
それと同時に何故自分たち家族が襲われたのか?
犯人たちは何者なのか?を教えられます。
両親の復習の為に闘うことを決めたミア。
MI6がミアの護衛につけた元傭兵の彼の力を借りて
戦闘術を学んでいき…MI6に協力し
両親の敵であるテロ組織に独り潜入することに。
そこでミアは予想もしていない事態の連続に…
※以下、ネタバレ有の感想となります
MI6もテロ組織も元傭兵も皆ポンコツ⁉
どうしたんだ!?ってビックリするくらいに
他の映画にはない「主人公以外みんなポンコツ揃い」な映画です。
英国の情報局秘密情報部である「MI6」の女性と
彼女がミアの警護につけた元傭兵もみんなポンコツ!
加えて MI6が追っているというテロ組織にして
ミアの母が十数年前にアフガンで因果の縁を結んでしまった
地元の部族長たちもなぜか皆バッタバッタと…
ポンコツ達の半分は「わざと(計画的)」なのですが
どうも物語の舞台と設定からすると
描写にリアリティがない 甘々な描写ばかりなのです。
映画をみながら「なんでや!?」の連続でした(^^;
独り奮闘するミアだけが輝いている
どうしようもない大人達と対照的に
強さと正義感あふれるまっすぐなミアの姿に
どうしても彼女を応援してしまうわけです。
ミアだけが輝きを発している!
そういう風にしたくて、敢えて他を全部ポンコツにしたのか(監督よ)
ミアは非常に美しく 強いけど
なぜかあれだけの戦闘の中 ほぼ無傷に等しいという奇跡に
「主人公を贔屓しすぎやろ~」といいたい気持ちもムクり。
グダグダに成りながら「最後は愛が地球を救う」展開に!
マジか!?って思った。
私BBAが子供の頃の24時間テレビが掲げていたテーマが、
ここに継承されてた…「愛は地球を救う」
イヤ、実際は アフガンに介入した国々に翻弄される
アフガニスタンの人々の悔しさは救われていないけど
この映画の中で一番複雑な生まれのミアが
最後に「愛で救われた」ことの意味は大きいのかも。
愛で救えない程、今の地球つーか「人間が創った世界」は
人の死と憎しみで溢れてしまっている…ということ感じます。
平和な日本に暮らす平和ボケな私でも。
謎は多いが「ひとりの少女の自分を知る壮絶な旅」の最後としては
よいラストだった気がします。