なぜ肉屋なのか?
世の中こんなに油断ならないものなのか?
しばらく「ジャン・クロード・ヴァン・ダム祭り」中の私です。
なぜヴァン・ダムは戦い続けるのか?
- ◆映画 ハード・ソルジャー~あらすじ
- 油断ならない社会の裏側
- 頬がこけ熟年となったヴァン・ダムがよりカッコいい!
- With great power comes great responsibility
◆映画 ハード・ソルジャー~あらすじ
※あらすじなんでザックリと
警察が手におえない~巨悪×権力×裏組織入り混じる犯罪事件も
非合法的に裏で解決している凄腕の元傭兵サムソン・ゴール
表向きは退役軍人として、モルドバで静かに独り肉屋を営んでいるゴール。
モルドバの刑事クビトコはゴールの信頼できる友人だ。
ゴールは依頼があった誘拐された「ある少年」を助けるべく
クビトコから得た情報をもとに少年少女を誘拐し売春させているという
「金持ちたちの遊戯場」に踏み込み、無事少年を助け出したのだが…
翌日、刑事クビトコから現場に呼び出されたゴーンが見せられたのは
大破し灰となった犯罪組織の遊戯場と地面に転がる少年少女の遺体だった。
クビトコからは「これがお前がやったことの結果だ」と。
『悪の巣をつつけば、彼らは警察の摘発を避けるため巣ごと消す、
だから行動は慎重に、俺に相談するなりもっと警察を頼れ』といわれてしまう。
自分の行動により死なせてしまった少年少女たちの姿が目に焼きつき
その幻がゴーンを苦しめるようになり、ゴーンはアル中気味に、、
そして裏仕事から手を引き、肉屋に籠ってしまう。
そんなゴーンのもとに
試合の為にモルドバを訪れていた世界的格闘家フェイデンが
誘拐された14歳の愛娘ベッキーを連れ戻してほしいと頼みにやってきた。
大使館に努めるゴーンの息子からの紹介でやってきたというフェイデンだったが
ゴーンは裏仕事は引退したと告げる。
しかし、廃人となった父を心配する息子の説得によりゴーンは
助けられなかった子達の分も「今助けられる子供」に向き合うことを決意!
凶悪な誘拐人身販売組織との闘いをはじめる。
※以下、ネタバレ有の感想となります
油断ならない社会の裏側
もうね、一瞬のすきを突いて子供がバンバン誘拐されちゃうの(;;)
有名人や金持ちの子供なんかもバンバン誘拐されていくの。
誘拐された子供たちは、権力者や金持ちの愛玩具として売られてしまう。
だから「幼い+未経験(無垢)+金髪+美しい」子供の需要が高いんだとか…
まるで天使をけがして喜ぶ悪魔たちやないか!!
そんでもって、この悪を裏で仕切っているのも立派な立場にある人たちなんですわ。
闇深い話っすよ、でもどこかフィクションと言い切れない、この感じ臨場感ある。
表と裏は表裏一体で、正義と悪も表裏一体だとしたら…
あなたは何を信じますか?
マジで悪に立ち向かう真の正義ってのは「人知れず動いている」のかもしれませんね。
頬がこけ熟年となったヴァン・ダムがよりカッコいい!
なんかこう熟年故の影ある色気が妖気のように漂っててカッコいいです。
相変わらずの身のこなしに大胆な活躍ぷりは熟練の貫録っす。
この熟年ヴァン・ダムだからこそ
犠牲となった子供たちの幻影に追い詰められ
酒に救いを求めていく姿もリアリティあったなぁ。
歳を重ねるほど、1つのことが心の深くまで響いて
反響し続けるものですよね。
私もBBAになってわかってきました。
With great power comes great responsibility
そうね、確かにそうね。
「大きな力には、大きな責任が伴う」
強大な力の執行には、大きな反作用が伴うわね。
ゴーンの場合は、自分が大胆に大きく攻め込んだせいで
その力の反作用が「捕らわれ逃げ場のなった子供達」に向かってしまった。
ここがゴーンの苦悩のもとよね。
そう思うと「大きな責任」って言葉の意味がよりズシッとくるね。
敵を倒すために使う力に依って、守るべき者たちを大勢犠牲にするかもしれない。
でも恐れていては何も救えない…どうすりゃいいんだ!?
どうすりゃいいのよ、思考がグルグル巡ってゴールが見えない。
だからやっぱり「決断」するしかないんだよね。
まー私には「大きな力」なんだけど、
「大きな力」が無いってことは実は幸せなことなのかも?
大きな力を使う時は「信頼できる仲間が要る」ってことはわかった。
そうじゃないと大きな力は破壊という結果だけに暴走しちゃうんやな。