切ない(;;) 原題は「Brooklyn's Finest」”ブルックリンの警官”ですが
この邦題付けた人のセンスに脱帽っす。
【映画クロッシング~感想】
見ていると、どんどん息苦しくなっていく映画です。
故に、視聴にはご注意を
ニューヨーク・ブルックリンの中でも低所得者層が多く犯罪多発地域の分署に務める警察官3人それぞれの物語で進んでゆきます。
クロッシング=crosing (交差すること、交わること、交差点・十字路、踏切、十字の交差部、交雑、異種交配)
十字架のクロスの方からやと思うんやが「xing」とも書かれるらしい。
この三人の警官がほんとに重い十字架(責任・重圧)背負わされてるし、
そもそもは「正義感と街の平和の為に警官になった」のに
街の腐敗・人種問題・組織の腐敗という現実の中で三人は
正義と悪の十字の交差部分に身動き取れずに苦しみながら立っているように見えた(;;)
今の状況から抜け出したい、その思いは3人とも同じだったんじゃないだろうか?
その為に、大きな決意と共に動き出した夜 3人はそれぞれに自分を苦しめた立場から解放される。それが望んだ結果だったのか、望まぬ結果だったかは分からないけど。
正義の為に警察官になり、家族を守るためにこの職についたのに
すべてが歪んでいき「彼らを苦しめる」ことになってしまうのだ。
何の為に 我々は日々苦しみ戦いながら生きているんでしょうか?
そんな思いを突きつけられる映画でした。。
Xingって書くのも、傾き倒れかけた「✝・十字架」っぽくて
ズンッくるものがあるね。
※まーXmasと同じ使い方なんやろうけど