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【深夜映画部】アンチヴァイラル~未来の愛は「相手に拒否される」リスクなく完全に個人の閉じた世界のモノとなる

 

お題「最近見た映画」

アンチヴァイラル (字幕版)

この映画を観れたことは本当に幸運だと思う。

スキャナーズ」1~3を観た後にクローネンバーグの息子さん監督作品に出会い

これがまた「時計じかけのオレンジ」以来の衝撃アート文学作品だよ!!!

 

 

たぶんここ最近みてきた映画の中でもずば抜けて秀逸な作品です。

美術館とかで現代アート作品として流し続けてもいいくらい

全ての画がアート写真のように美しく、

内容なとんでもなく人の心理と社会の歪みを突いた文学作品でもある。

 

未来のファッション文化と科学技術と人の心理を描きながら

「セレブ崇拝」に警笛を鳴らしている(といわれている)作品。

 

セレブはわかりやすい象徴であって

私は「相手に拒否される恐怖や苦痛」をリスクとして

リスクをとことん避ける合理的社会になると

恋愛も相手の意思と交わることなく

金と技術により一方的に相手を身に受け入れることで

「自己完結」する「閉じた」モノになことへの危うさを感じました。

 

 

未来のセレブビジネスに震える①

今もある技術で倫理的に商売とされていないだけかもしれないが

クローネンバーグの息子が描く未来がこちら。

①セレブのかかった病気に自分も感染することが流行

アンチ ヴァイラル [レンタル落ち]

主人公のシドが務める会社はセレブと契約して

「セレブが発症した病気のウィルスを売る」クリニックなのだ。

 

なんでも独自開発のウィルス解析機端末にかけると

ウィルスの特性を人間の顔の様態で画面に表示し

そのままウィルスの遺伝情報の加工もできるため

コピーガードをつけて購入者以外には感染しない処理を施し

合法的に販売しているというから驚きである。

 

さらっと書きましたが

この技術…凄すぎやしませんか!?

 

 ウィルスのコードを好きに書き換えられるの!?

しかもね、ウィルスの解析データは成分とかで表示されるのではなく

「人の顔」という超視覚化されているんですよ!

 

開発者曰く「人の顔の情報量がもっともすぐれているから」らしい(^^;)

しかもね、ほとんどのウィルスの顔がすげー歪んでんの。

貞子の呪いで写真に写った自分の顔がグニャっと歪んでいる感じ。

そんでもってね、

ウィルスの顔(データ)がみんな…なんか叫んでんのよ。

 

すげー怖えぇぇぇぇぇぇ

 

フィヨルドの恋人 ムンクさん 19インチ(約50cm)

②セレブの筋細胞培養肉も普通に肉屋の店頭に並ぶ

丸善 プロフィットささみプロテインバー ペッパー 130g×10袋

これに近い感じで売られていました。

形状はステーキ型やブロック肉型もあったけど

全体に繊維質で白っけた肉っす。

「〇〇(セレブ名)の肉」とわざわざ写真入りのポップが!

 

 

過激さを増すセレブ信仰とセレブビジネス

セレブの身体から採取した病気のウィルスまで売買されるようになるとは・・。

セレブは金になるなら何でも売るんですなぁ。

 

しかも!

セレブの病気ウィルスを体内に注射で入れることで

同じ病気になることで

「自分の中に憧れのセレブの存在を感じる」ことが目的らしい。

相手の一部を自分の体内に埋め込むこと

しかも加工されたとはいえ「生きてる」ウィルスってのが

セック〇以上の一体感と至極の快楽なのかも。

 

ぞっとするわ!!!!

 

しかもセレブの培養肉を食うって・・・。

絶対に普通に牛肉や豚肉喰ったほうがうまいって!!

でも彼らの目的は身体に憧れのセレブを取り込むこと・・・。

 

好きな相手を食べたくなるもんですかね??

 

 

表があれば裏ができるのがビジネス

 

アンチヴァイラル (字幕版)

 

上のスーツ君が主人公シドで、下の裸の美女がシドも密かに憧れているハンナです。

 

そもそもセレブの身体から採取したウィルスのコピーや

セレブの筋細胞を培養した肉の売買が合法化され「表ビジネス」になっていることが

既に裏が表で表が裏で・・・くらいパニックです。

でも、表があれば更に裏ビジネスも生まれるわけです。

 

 

シドは会社が採取したセレブのウィルスを自分の身体に感染され

そこからウィルスを採取し裏で横流ししているのです。

会社の解析&コード加工端末の旧型をこっそり家に隠し持っているのだ!

 

どうやら肉屋に筋細胞培養元のセレブの細胞を流しているのもシドっぽい。

またこの肉屋は裏ビジネス界に顔が広い人物っぽい。

 

実はこの裏側の人達は優秀なエンジニアや科学者であり

表側に技術提供もしていたり絡み合っております。

 

そこで準備されていた新セレブビジネス商品にドン引きの私です。

(※セレブビジネスに震える②で紹介します)

 

セレブ崇拝が激化しているので

セレブビジネス市場は熱さをましているわけですから

投資も競争も激しいのです。

 

そして人間の欲望は尽きない!

 

 

シドのハンナ愛がついに禁断の域へ

 

同僚でハンナの専属だった担当が急に失踪したため

シドがハンナの担当になった。

 

社長に言われさっそく病気になったハンナの元に血液採取に向かうシド。

はじめて実物のハンナを目の前にし

彼女の腕に針をさし血液を採取するシド。

普段無表情に近い彼にしては珍しく動揺の色を隠しきれていない。

 

既に今までのハンナのウィルスは全て自分の肉体に取り込んできたシド。

そのため常に顔面蒼白でどこか具合が悪そう。

でも自分が直接採取したハンナの血液を手にして

彼の衝動が抑えられるわけもなく…

 

ハンナの血液を自分に打っちゃったよ(><)

 

血液型同じ名の?

血液の型合わなかったらどうすんの?

 

って心配は置いといて、

ハンナが今かかっている謎の病気にシドもかかってしまいます。

まー自分からやったことですからね。

 

この病気がヤバかった・・・。

ハンナ用に加工されたウィルスだったのだ!

症状も重く血を吐いており死に至る病でっせ。

当然ですが加工された新ウィルスに対する治療なんて無いわけ。

 

ハンナのマネジメント側から

「このウィルスをつくりハンナに注射した人物を探りだして」

と頼まれ犯人捜しをはじめるシド。

 

 

未来のセレブビジネスに震える②

ハンナと専属契約を結ぶライバル会社の陰謀やった!

でもハンナも承知で契約結んでいたっぽいのが更に恐怖。

 

◆ライバル会社の仕掛けたセレブの最期体験商品

ライバル会社とハンナが具体的にどんな契約結んでいたのかは不明ですが

しっかり新商品の宣伝ビデオもとってたし、ポスターや広告も完成してた。

 

何よりも宣伝ビデオの中でハンナが「若く美しいうちに死にたい」つーてるやん!

 

ハンナの代わりに死に至るまでの様子を記録するため

監禁されるハンナと同じ病の唯一の宿主シド(;;)

 

新商品はセレブの最期を体験できるという商品のようです。

どんだけ~

どんだけ、憧れてんねん、アホか!

 

どう体験するんや?

このヒントは先に裏セレブビジネスでのある商品にあるようだよ。

◆未来版セレブビデオ部屋 

どう使うのか知りませんが

小部屋に分かれた地下空間があって

そこでは50型位のモニター画面に

横たわった裸のセレブが映し出され

こちらに語りかけてきます。

 

どうやらセレブ版VRーAVっぽい。

 

セレブは仕事選ばんのかーい!?

金になれば何でも売るんか!?

 

この商品が既に裏で流行ってきているというので

たぶんVR-セレブ最期体験とかなのかな?

でも最後の体験と同じ苦しみをリアルに味わうためのウィルスつくっているやも。

安全性をどこまで保てるかしらんけど。

 

ハンナが亡くなりシドがライバル会社社長に意外な提案を

遂にハンナが亡くなってしまいます。

シドは既にライバル社のモルモットと化していましたが

ここでライバル社の女社長に「ある提案」をします。

 

ハンナの最期を売るよりも

「ハンナの死体の細胞をガン化させ生かし培養し

コピーではなくオリジナルのセレブウィルスを売りましょう!」

「私にはその技術があります」

と自信満々に答えるシド。

 

あの肉屋の培養肉技術と肉屋が語っていた

「今でもあるがん患者のがん細胞は培養され、

本人が死んで50年経った今も各国の研究所で生かされている」

という話を利用するシド。

 

 

アンチヴァイラル (字幕版)

 

完成したハンナの細胞培養装置がこれ!

オリジナルの死体が中にあって

がん細胞化させた細胞はずっと装置の中で生き続けているのです。

現に肉の塊の中で心肺機能部分らしきものは鼓動をきざみ

脈打っていたぞ。

 

本体収納部分と

商品のために血液採取部分の小扉があって

そこにはハンナの人口の腕部分みたいなものが再生されているのだ。

 

 

オリジナルを手に入れ完結するシドの愛に震える

 

シドは女社長を言いくるめて

自分がハンナの管理者となり

オリジナルのハンナを手に入れた。

 

そしてハンナの入った装置と研究室でふたりきり(?)になると

ドアにカギをかけ

再生させたハンナの腕や足、腹部のような部分に

メスを当てそこから出てくるハンナの血液を

キスするように唇をあて飲むのである。

 

本物や!

シドは本物の変態や!

 

でも純愛にも見える不思議・・・・。

 

こんなにエゴに満ちた純愛あるんか?

 

実はシドは病で衰弱しベッドで眠るハンナを見つめながら

ハンナに触れようとしたことがある。

でもその時ハンナが目を覚まし発作をおこして血を吐いたのだ。

 

触れられそうで触れられず、

触れようとすると拒絶され、

自分の存在を認識してくれない相手を愛するせつなさ。

 

だからこそシドは「ハンナの気持ち」も

「ハンナに自分を受け入れてもらう」ことも

はなから期待していないのである。

あくまで一方的に

自分がどこまでハンナを自分の肉体に受け止められるか

が彼の愛のすべてなのだ。

 

全ては自分次第だし、自分でコントロールできる。

そしてなんといっても愛する人に「拒絶される」傷付くリスクはないのである。

 

これ、これ、

今後この恋愛スタイルがきそうな予感がするんですけど。

あらゆる人を一方的に好きなだけ好きでいてよくて

しかも細胞レベルで一体にもなれちゃうし

本人になりきって同じ体験も薬なのかVRかはわかりませんがデキる。

 

自分の細胞を商品化して売る時代かぁ。

セレブはどこまで自分を売ってくれるんでしょうか?

 

 

ワインとパンでは満足できず本物が欲しいということか?

私は洗礼を受けていませんが

学生時代にキリスト教系の学校だったので

日曜礼拝や朝の讃美歌経験はあるし

牧師さんのお話をきく機会もけっこうあった。

 

たしかワインはキリストの血であり

パンはキリストの肉であったはず。

 

血肉を分けた家族になるというコトなんだろうけど

どこか根底にこの部分もリンクした作品なのかな。

 

そういった意味では

ベイビーオブマコンのラスト

奇跡の子・神の子の聖なる遺体に群がる人々のシーンと似ているかも。

 

 

 ※ベイビーオブマコンはホラー好きの私が唯一気持ち悪くなった作品なので

 ホラー苦手な人は覚悟して観てください。内容はホラーでく人の欲と狂気の話

 

 

役者も画も話も美しい作品なので是非見てね

 

 

 

今のことろAmazonプライム会員特典で無料視聴できるので

是非この全体に芸術度の高い作品を観て欲しいっす。

 

一方的な愛はその重さを増して暴走しがち(^^;)

「相手の気持ちを気づかう思いやり」って大事ですな、

自分のためにも。

 

暴走した愛は身を滅ぼす。

 

では、また~☆

 

 

 

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