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【映画部】幸せなひとりぼっち~理不尽な世の中を真っ直ぐに生きたルールに厳しい不機嫌な老人

お題「ゆっくり見たい映画」

幸せなひとりぼっち(字幕版)

ずる賢く、見せ方と口の上手いペテン師が得をする世の中で

ただただ真っ直ぐに自分が正しいと思うままに不器用に生きた男の物語。

ルールに厳しく不機嫌で怒ってばかりの孤独な老人と

お隣に越してきたにぎやかな一家の交流が起こす予想外の化学反応に注目。

 

 

スウェーデンでは同時期に公開の「スターウォーズ」を抑えて1位に輝き

多くの人がこの映画を見たという…本当に名作です!

 

幸せなひとりぼっち(字幕版)

幸せなひとりぼっち(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

私の中では「最強のふたり」と同じくらい

“絶対に見た方がいいよ”とおすすめできる見ないと人生損しちゃう映画です。

 

最近、禅の世界を覗きながら

精神修行中のBBAですが

「目の前の嫌な奴にも、そうなるに至った背景がある」

ということを常に心に留めておきなさいと教えれました。

 

誰もが純真無垢な赤ちゃんとして生まれたのに

今目の前の嫌な奴の状態になるまで、

どんな人生を歩んだのか…思いを巡らしてみるのです。

 

ルールや規則に厳しく

口うるさい不機嫌で変わり者と呼ばれる

孤独なクソじじぃにも

そうなるしかなかった事情があるのです。

 

誰よりも真っ直ぐに正しいと思う自分の心に生きた男がそこにはいた。

 

 

「幸せなひとりぼっち」あらすじ

妻に先立たれ、

寂しさと悲しみの中

必死に「いつもの日常」を送ろうとするオーヴェ

 

でも人付き合いが苦手で

昔気質の無口な老人に43年務めた会社は

非情にも「クビ」を宣告する。

 

愛する妻も43年間一筋に打ち込んできた仕事も無くし

絶望と孤独に耐えきれなくなったオーヴェは

妻の元にいくため自殺を思い立つ。

 

家で首を吊って死のうと

首にロープをかけた時

お隣に騒がしい一家が引っ越してきた。

 

運転の下手くそで何をやっても不器用な夫、

おしゃべりでおしの強い妊婦の奥さん、

にぎやかな幼い姉妹のお隣一家に振り回され

何度も自殺を邪魔されることになるオーヴェ。

 

妻のお墓に花をあげに行き、

朝の見回り(集合住宅地のルール厳守のため)、

このオーヴェの毎日の日課

どんどんお隣一家との交流が増えていく。

 

イラン人の陽気なお隣の奥さんのペースに巻き込まれ

一家の手助けをしていくうちに

オーヴェも少しずつ変わりはじめる。

 

元々困っている人をほっておけない

不器用で無口なこの男の優しさに気が付いているのは

お隣さんだけではなかったこともだんだんわかってくる。

 

自殺をはかる度に

遠のく意識の中で過去を振り返るオーヴェ

そこで知る「ルールにうるさい不機嫌な老人」になった背景。

 

きっと忘れられない映画になりますよ。

 

※以下はネタバレ有で見どころを紹介

 

 「お人よし」といわれた父の教え

オーヴェは幼い頃に母を亡くし

口下手だがとても優しい父に育てられた。

 

列車整備士の父で車好きの父は

オーヴェに車の動く仕組みから教えてくれた。

 

更に周囲から「お人よし」といわれていた父は

オーヴェの今後の生き方を決める大事な教えを与えてくれた。

 

「何ごとも正直が一番だ、

だが正直になるには後押しがいる」

 

正直に生きるというのは難しいことなのだ。

でも正直に生きた父の背中を追うように

オーヴェも自分が正しいと思う心に正直に生きると決めた。

 

正直に生きたお人よしの父は

とても悲しい事故で亡くなってしまう。

真面目に正直に生きても奇跡もなく悲劇が襲ってくる。

 

オーヴェが嫌う「白シャツ」たち

幼い頃の母の死、

父の事故死、

その後もオーヴェに「世の中の理不尽さ」が襲ってくる。

 

父と暮らす家を「白シャツ」を着た奴らに

区画整理だ」

「家が古すぎて整理対象だ」

なんだといわれ、最後には奴らにより家は燃やされ

強制的に土地を追い出された。

 

オーヴェは先に火をつけられた近所の家に

「中に誰かいるのか?」といい

燃え盛る火の中に飛び込んで

子供と老人を救いだしている。

 

消防士も近所の人も

燃え盛る火を前に立ち尽くしている中

オーヴェは自分の身の危険も考えず

火の中に飛び込んでいったのだ。

「中の人を助けないと!」と反射的に動ける人なのだ。

 

オーヴェが嫌う「白シャツ」たちとは

映画を見ていくと「ああ…こういった人達ね」とわかってくる。

嘘つきで強欲で非情なのに、表向きは善人のようにふるまうのだ。

そうして自分の欲のために他人から奪い犠牲にしていく。

 

オーヴェが愛した妻ソーニャ

家を燃やされ夜の列車に寝床を求め

何もかも失くしたオーヴェが出会ったのが

ソーニャだった。

 

美人で陽気で

不器用なオーヴェの人の好さを見抜いた女性。

彼女といることでオーヴェは光の中にいる様だった。

 

オーヴェが大事に思う妻にも

オーヴェを追いかける「世の中の理不尽さ」が襲い掛かる。

自分に降りかかる理不尽さは

淡々と乗り越えてきたオーヴェだが

最愛の妻を襲った「理不尽さ」には

怒りが収まらなかった。

 

でも、そんな怒りにとらわれた

オーヴェを救ったのは「最愛の妻」だった。

多くを失い、命も危なかった彼女は

「今を必死に生きるわ」とオーヴェに告げた。

 

オーヴェは「今を必死に生きる」と言った妻を

自分ができることはなんでもして支える事にした。

 

オーヴェも何度奪われようが、ひどい目にあおうが

めげずに前に進んできたが

ソーニャもオーヴェ以上に逆境に負けない人だったのだ。

そして教師として多くの子供に愛された人だった。

 

オーヴェの心に新しい風を吹かせたパルヴァネ

パルヴァネはどこかソーニャに似ている。

オーヴェの良さに気が付くのが早いし、

オーヴェの扱いも上手(^^)

 

明るくて人との交流も上手で家族思い。

旦那さんが不器用なのもソーニャと一緒。

オーヴェは人づきあいや生き方が不器用だけど

パルヴァネの旦那さんはとにかく手先が不器用なのだ。

運転も下手だし、

はしごに乗って窓を修理しようとすれば落ちて骨折、

食洗機の設置もできないし…

 

車の運転ができずにパニックになったパルヴァネに

オーヴェが言った言葉が凄い!

「いいか、よく聞くんだ。

 2回の出産に耐え、次は3回目、

 戦火のイランから、ここまでたどり着き

 新しい言葉を覚え、ダメ男と結婚までした。

 運転くらい何でもないはずだ」

 

この言葉で励まされたパルヴァネは

オーヴェが友のために戦うも諦めそうになった時

オーヴェにげきを飛ばします。

 

「何もかもひとりで解決はできない」

もっと人を頼ってもいいんだと。

 

オーヴェに猫を押し付けたのも彼女だしね。

オーヴェに家族ができた(^^)

 

何もかもひとりで解決するのをやめたオーヴェには

気がつけば第二の家族ともいえる人達が。

 

印象的なラストシーンの曇天

この映画のラストシーンは印象的です。

「私を認めてくれた人だけで静かに式を」と

パネルヴァに最後に残した手紙に書きのこしたオーヴェ。

 

彼の予想に反して

教会に入りきらない程の人びとが

オーヴェを送るためにやってきました。

 

そして葬儀を終え

あの集合住宅地に戻るみんなのシーンで

映し出された空は「曇天」。

でもその曇天の中に確かに太陽が光っていたのです。

 

なんか人生ってこんな感じだよなぁって思ったシーンなんですよ。

青空に真っ赤~オレンジに輝く太陽って人生よりも

実際の人生って「曇天」の方がしっくりくる。

でも曇天なんだど、太陽の光が透けてはっきり太陽の位置はわかるの。

 

曇天でも雨の日でも

「真っ暗」にはならない。

いつも光は差し込んでいるんだよね。

 

真面目に、正直に生きても報われない事の方が多いこともある。

理不尽な世の中に嫌気がさすときだってある。

でも、自分の良心に正直に真っ直ぐに生きられたら

それだけで実はものすごく幸せなことなのかもしれない。

そして凄い偉業なのかもしれない。

 

心に偏屈で頑固なおじぃちゃんオーヴェを招いて

曇天の日はゆっくりお茶を一緒に楽しみたいね。

 

いつも心にオーヴェを☆

 

では、また~☆

 

 

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