プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女映画部】「ロスト・アイズ」感想②~何だか、この女すごくイライラする…自分勝手すぎるぜ~

 

お題「最近見た映画」

ロスト・アイズ(字幕版)

どうも~この世の膿こと現代の生きる化膿こと「私です」。

映画の登場人物に本気で「イライラする」ことはない私ですが

今回は「あれ?」という最初の違和感がどんどん「なんだ、コイツ!?」に変わり

「みつまる42才、なんだかこの女にイライラする!」と、

いとうあさこさんのギャク状態

 

 

 

ロスト・アイズ(字幕版)

ロスト・アイズ(字幕版)

 

 

なんか、この主人公の女性(推定40代後半~50代前半)がね

美人でキャリア系なのもわかるし、

いくつになっても色気漏れちゃうのもわかるんですが、

  • 独断専行
  • 周りの人の忠告を一切きかない
  • その行動力に反してめちゃくちゃドジでガサツ
  • 常に胸元のガードが緩めの服装

という「ええええ…」ってキャラなのです。

 

しかも、彼女を心配して忠告した人がみんな死んでいくという・・デス女。

だんだん、だんだん、ふつふつと私にある感情が湧いてきたのです。

 

何や、この自分勝手でドジな女は!?

 

私が彼女へのツッコミ感想日記を書くために書いた

前説がこちら(状況を説明)

 

dokujyolife.hatenablog.jp

 

 

では、「ロスト・アイズ」の感想本編いきます。

 

 

双子の姉の埋葬時が違和感のはじまり

信仰性の視力低下症の姉が1年前に全盲になり、

半年前に会ったきりという双子の姉妹。

主人公である妹のフリアも同じ病です。

フリアの方は視界の端が黒く陰になるものの

まだ視力は失っていません。

 

全盲の姉はひとり暮らし。

半年ぶりに姉のもとにやってきた目的が

首を吊って亡くなった姉の葬儀と埋葬と遺品整理。

 

そんでですね、

その埋葬シーン、

姉とお別れをするシーンで、

彼女は棺に向かってこう言ったのです。

 

「あなたを許すわ」と。

※フランス語なんで字幕の人が誤訳してたらわからんのですが…

 

私は聞き間違いかと思った。

「ふぁっ!?」何言ってんだこの人(@。@;)

 

いや、どっちかっつーと、

全盲になった姉を気にもかけず

電話やメールもしないで放置していたことを

後悔とか悔いたり…自分の行動を省みちゃうんじゃないの…

 

何この人、めっちゃ怖いっ

 

と、この時違和感が生まれた。

 

独断専行で他人の忠告は聴かないストロングスタイル!

独断専行、

他人の忠告はいっさい聴かない、

周囲に迷惑をかけても我を通す、

という超ストロングスタイル!!

 

もう、無敵としか言いようがない。

 

◆夫の忠告を無視した結果・・・

 

「姉の自殺を事件だと騒ぎ立てて、捜索するな」

と危険なことにできるだけ関わってほしくないという夫の忠告も

丸っと無視、無視。

その結果…彼女の捜査につき合わされた夫が拉致され殺される。

 

◆ホテルの雑用係りの老人の忠告を無視した結果・・

 

姉が恋人らしき男と泊まったホテルに

一緒にいた男の情報を従業員から聞きだそうとするフリア。

唯一男のことを覚えていた雑用係の老人が

「あの男の目は怒りに満ちていた、近寄ってはいけない」

って言ったのに・・・無視、無視。

 

その結果…駐車場の防犯カメラ映像を借りにいった夫は消え、老人は殺害された。

 

◆医師の忠告を無視した結果・・・

目の手術後2週間の包帯を巻いての光遮断生活が必要なので

「入院」するように医師に言われた彼女。

 

旦那の事件のこともあるし

病院の方が医師・看護師もいるし設備も整っているので

慣れない「見えない」生活には入院が安心安全と医師は彼女に忠告。

 

でも彼女は固くないに「入院」を嫌がり

結局、自宅よりは病院に近いサラの家に帰ることに。

そのため病院から2週間毎日彼女の介助のため看護師が派遣されることに。

 

わがまますぎるだろう!!

看護師さんひとりで何人の患者をケアしてると思ってんだ!?

 

その結果…厄介な男を自ら招き入れることに

 

◆彼女を助けにきた少女の忠告をきかなかった結果・・・

姉サラと交流のあったお隣の少女が

サラを全盲にし、

サラを辱しめ、

サラを殺し、

次にフリアを狙う犯人から

フリアを助けに男の家に忍び込んできてくれた。

 

でもフリアは少女の話を信じない。

そして彼女が自分の目で真実を確かめた結果…

少女は惨殺され

サラに何が起こったかを

壁一面に貼られたおぞましい写真たちから知る

そして犯人に追われることに

 

行動が雑で周囲をなぎ倒していくストロングスタイル

あとね、

行動がすべて雑なんですよ。

 

視力を失った時も

手術後の包帯時期も

普通はその家の造りやモノの配置などと

自分が視力に頼らず暮らすために

感覚つかむまでって慎重になると思うんですよ。

※あくまで「私だったら」&想像の範囲での仮説ですけど

 

でも彼女は結構なスピードでガーッとモノを触っては

落し、壊し、倒していくスタイル!

そして当然自分も転ぶ(だってヒールだしね)

 

だからお医者さんも入院すすめたのに・・・と私が思っている間に

彼女は部屋の隅に丸くなって泣きはじめる・・・・「うわぁ」⇐私の心の声

 

このことで、

今後は慎重になるのかな?

と思ったけど彼女の行動は変わらなかった。

 

ラストの病院の安置所でも

壁づてに歩き鏡を探すとき

ガーッとびょいんの備品や器具をなぎ倒し

まき散らしていく彼女・・・ストロングスタイル!

 

終始、「なんでや!?」と私の心を揺さぶってくる女だった

なんでや!?

なんだ、コイツ!?

の連続。

 

自分を心配し、自分のために動いてくれて

拉致され殺された夫の死から数日で

出会って10日目の自分のお世話をしてくれる看護師に

キスしたり「もっといて」と言ったり・・・

 

そこもめっちゃ「なんでや!?」ってなった。

 

でも実際はこういった、どういう方向であれ

人の感情を揺さぶる女性がモテるんでしょうね。

 

ただ、この女のペースにつき合うの…すっごく疲れる。

というか疲れた…げっそりした私です。

 

※監督の作品に込めたメッセージは彼女を狙った犯人側にあります

ここについては感想①に書いておきました。

 

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村

 

 

 

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)