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【独女映画部】「スリーズィー・セクシー・ザズィー」成り上がり(裏)成功マニュア

お題「最近見た映画」

スリーズィー・セクシー・ザズィー

 

 自分の体も、彼氏も、人の弱みも、他人の金や力も

自分の夢をかなえるためには何でも利用するザズィーの

成りあがり裏シンデレラストーリーだよ!

 

 

はじめは「なんだ、この変な日本版のタイトル?」と思った。

もとのタイトルは「Zazzy」だけだから。

 

でも「スリーズィー」という言葉の意味を知り

『スリーズィー・セクシー』がザズィー(主人公の名前)と掛け合わされると

「あ~この映画の内容を全部語ってるやん!」と納得しました。

 

 

 

主人公のザズィーのビジュアルがいい!

美人じゃないけど可愛く、どこか不思議なバランスの顔立ちが

より魅力的にみえる。

 

でもこの作品のMVPは「腐ったクズ紐・彼氏」かもしれない。

 

 

「スリーズィー・セクシー・ザズィー」あらすじ

主人公ザズィーは小さいころからTVスターに憧れる18歳の女の子。

今は仕立て屋で働きながら彼氏と同棲中。

彼氏は「意識だけ高い系」のタトゥー彫師を目指す、薬常習者。

ザズィーとの生活も快楽メイン(^^;)

 

二人の時間はほぼセック〇タイム。

仕立て屋のバイトの仕事と彼氏とのセック〇で毎日が終わっていくザズィーは

この生活から抜け出し夢を実現する方法を模索中。

 

そんな時、仕立て屋の店主が事故で亡くなり

ザズィーは店の客だった美人マダムの弱みを握る。

美人マダムについて調べると

有名人気テレビ番組の司会者で

制作にも関わっている業界人の夫がいることを知る。

 

ザズィーはマダムを脅迫し

どんどんマダム側の世界に侵食していく。

あの「意識だけ高い」薬・セック〇・暴力彼氏も

なぜか今までの生活を捨ててザズィーについてきた!

 

◆ザズィーの成り上がりステップ

 

仕立て屋のバイト

乗馬クラブの雑用係

マダムの豪邸に住みつく

マダムを脅してテレビの司会オーディションを口利きしてもらう

最終的に今まで利用した人を

全部奈落の底に沈めて

テレビ・エンタメ・芸能界のスターになった!

 

 

夢を叶えるためには何でも利用するザズィー

 

ザズィーは18歳の小悪魔女子(実は悪魔女)

仕事をサボってスマホ

仕事中に彼氏とセック〇したくなって

ウソをついて早退(^^;)

 

まーこのくらいはまだ可愛いもんです。

 

ここから一気に

人の弱みに付け込み

恐喝!

また恐喝!

またまた恐喝!

 

仕事を紹介しろ、

金をよこせ、

わたしと彼氏が住むこのアパートの家賃を払え、

洋服、家具、生活費、全部面倒見ろ、

私をテレビ番組の司会にしろ!

 

要求が大胆で図々しく本人は悪びれた様子もないのがマジ怖い。

 

  • マダム
  • マダムの夫
  • マダムの子供
  • 彼氏

使えるモノは全部利用して

邪魔になったら奈落の底に突き落とす!

 

「超クズ・ヒモ彼氏」も彼女の駒の1つだった

 

ザズィーと彼氏は一見すると

仲のいいカップルに見えます。

 

でも映画の冒頭シーンでは

彼氏に殴られ手を拘束され無理やり

ソファーで突かれるザズィーの姿が(;;)

 

その後は普通に求め合う恋人の日常としての

二人が映し出されるのです。

そのシーンつなぎに違和感あったんですよ、私。

 

でも最後まで見終わって意味がわかった。

この彼氏の性分を熟知したザズィーが

彼を「脅し」の主犯にするために計算して利用していたんですよ。

 

夢を叶えるためとはいえ

自分がやっていることは「恐喝」(犯罪)であり

自分が目指す業界の大物を敵に回す行為である

ことを彼女はちゃんとわかっていた。

 

だからキレやすく暴力的で

「意識だけ高い」俺様彼氏に

従うフリして、彼氏に合わせ

一緒に快楽におぼれるふりしながら

時が来て今度は彼をうまく利用した。

 

案の定、

ザズィーがステップアップするたび、

ザズィーがセレブ家族と親しくなるほどに、

彼氏の劣等感・嫉妬・怒りは上がっていき

わかりやすく愚かな悪役を演じてくれた。

 

そして遂には

マダムと夫とザズィーの結びつきをより強め、

夢を叶えた自分の邪魔にならないように…

ザズィーのは彼をテラスから突き落として殺した。

 

彼氏の次は自分の中に渦巻く「嫉妬」の清算

 

ザズィーはクイズ番組の司会となった。

自分のことを取り上げた雑誌を買って

楽しみにページを開くと

1/4ページほどのスペースに自分の記事を見つけた。

ところが次のページをめくると

見開き2ページで大きくマダムと夫の成功を讃える記事が!

 

自分が彼氏を捨てて

過去を全部捨てて

人まで殺して手にした成功と

自分が近いと勝手に思っていたマダムの成功には大きなひらきが・・・

 

もともとザズィーは美人でセレブなマダムに対して

「どうしてあんな恵まれた生活の美人マダムがうちの店長何かと不倫・・・?」

「あの恵まれた生活の中で何が不満?」

という疑問と嫉妬をずっと抱いていた。

 

マダムとの距離が近くなるほど

実は自分との差を感じ嫉妬心は募っていったことでしょう。

 

そしてマダムとは友人になったころ

ザズィーは遂に感情を抑えきれず

彼女を奈落の底に突き落とす行動にでる。

 

ザズィーと彼氏は実によく似ているのだ。

だからこそうまく合わせられたし

一緒にいると心地よさもあったはず。

 

泣いた後に見せる彼女の企んだ笑い

ラストの彼女のほほえみが印象的ですが

あの企んだ微笑み・・実はけっこうでてきます。

 

泣いたり、落ち込んだり、困ったり、

そういう姿を演じて

誰かが彼女に同情したり共感すると

彼女はこの顔をちらっと見せる。

 

全部は彼女の作戦通り。

 

人の弱みに付け込む人って

ホントに容赦ないし、罪悪感もないんだぁ・・・

そして要求にも欲にも際限がない!

 

軽率な行動が身の破滅を招く

という教訓も得た映画でした。

 

なんとなく

このくらい貪欲にのし上がって成功している人も

少なくはないんだろうなぁ・・・と思ったりもした。

 

小悪魔は悪魔に成長する。

そして悪魔はけっこうな数、生息している。

 

気を付けて!

 

では、また~☆

 

 

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殺人者と恐喝者 (創元推理文庫)

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