えっ、思ったより「残された人類」が巨大組織化してた。
ネオがナウシカみたいに見えた。
「えっ」って箇所がけっこうある2作目っす。
マトリックスシリーズの2作目(2003年作)
- ◆映画マトリックス リローデッド~あらすじ
- 見どころ①思ったよりザイオンが巨大!
- 見どころ②人類の繁殖力(生命力)とスミスのコピー増殖
- 見どころ③みんなそれぞれに役割がある
- 見どころ④ネオはナウシカ⁉目の前の「今」に向き合う
- 見どころ⑤すべては因果関係「WHY?」
- 見どころ⑥救世主の役割とは
- 見どころ⑦高品質・高圧縮ギュギュとエンタメ作品
◆映画マトリックス リローデッド~あらすじ
※超有名作品なので超ザックリとあらすじを
予言者ネオの存在は「戦いの終焉、闘いの無い未来」を信じる
モーフィアスとザイオンの人々の希望となっていた…
一方ネオは、最近トリニティーに死が迫る悪夢を
繰り返し見るようになり困惑していた。
現実の世界に生きる残された人類の砦「ザイオン」
ここに最大の危機が迫っていた。
ロボット兵25万体をザイオンに向け放ったという。
ザイオンに残された時間はあと72時間。
そんな危機迫る中、預言者からネオに呼び出しがかかる。
予言者に会うためにマトリックスに中に入ったネオは
そこで預言者の秘密とこの世界を救うために自分が向かうべき場所を知る。
マトリックス内でネオの一部を取り込み
自由の身となったエージェント・スミスに再会。
彼はマトリックス内で他人を自分に書き替えることができるようになっており
コピー増殖を行い執拗にネオを追いかける。
人類の運命を背負ったネオの闘いと
そこで明かされるマトリックスの秘密とは…
※以下、見どころと感想いきます~
見どころ①思ったよりザイオンが巨大!
「残された人類」が息をひそめ暮らしている集落…
と思っていたら、めっちゃ巨大な地下都市だった(><)
でも、どこか原始的でもあり
歪に発展した科学技術に依存もしており
なんとも不思議な空間になっております。
機械仕掛けの都市のようでもあり
巨大な洞窟空間での集会風景は古代ローマとか神話の影がチラリ
人も多くて、組織立っており
政治もしっかり行われています。
見どころ②人類の繁殖力(生命力)とスミスのコピー増殖
人類に危機迫る中で、モーフィアスが巨大洞窟空間みたいな集会場で
演説をし、「今生きている、生き残っている」人類の強さを強調!
⇓
その流れから高揚・興奮・士気の上がったザイオンに
このされた人間たちが男女入り乱れてマグワうわけです~
ネオとトリニティーは人気のない場所で…
これがまた、人間のどんな状況でも
繁殖力を発揮するとんでもない生命力の強さ
「粘り強さ」を象徴するシーンに思えてなりません。
キスシーンのドアップで糸引く唾液とかマジで…
んで、この人類の粘り気の強い生命力を描くってことは
機械側の生命力も対比で描かれているはず…と思っていたら
エージェント・スミスのプログラム書き替え・侵入による
自分のコピーを増殖していく姿がたぶんそれやろうな…と。
スミスが己「1」で確実に増殖していくのに対し
人類は「2人」でマグワい、生への実感と希望を感じるという
「繁殖」という点では圧倒的に人類は不確実性高めですが
「あと72時間で滅びるかも」の状況であの行動になる辺り
コンピューターの計算頭脳では理解できないことでしょう。
見どころ③みんなそれぞれに役割がある
恐ろしいほどに
マトリックス内の存在が
それぞれの役割に忠実です。
まープログラムだからねって思うかもしれませんが
マトリックスの制御から逃れた
流浪者プログラムまでもが自分の生死よりも「役割」を優先させる…
み~んなプログラムされたことで
プログラムの世界だけど「ネオ」だけは
なんだかちょっと違う動き・決断をします。
見どころ④ネオはナウシカ⁉目の前の「今」に向き合う
ネオがマトリックスのソースで
マトリックスの設計者アーキテクトに会い
そこで託された「人類の未来をかけた選択」
ネオはコミック版のナウシカみたいな決断と行動にでます。
計画された未来の為に生きるよりも
「今を生きる、今在る者たちの生命力を信じる」って姿勢
ナウシカみたいっす(心なしか顔だちも似て見えてくる)
見どころ⑤すべては因果関係「WHY?」
マトリックス内のマフィアみたいな男の話が
とても気になります。
「全ては因果関係」
「全ては唯一絶対なる真実があるだけ」
「力ある者と、力を持たぬ者がいるだけ」
「選択がはじまり、選択がある…これは幻想」
「WHY?と考え理由を知ること、これが我々とプログラム、ホログラムとの違い」
決定論のことを云っているのか
この世界は絶対なるモノが描く物語だといいたいのか、
この世界はシミュレーションで滅びを繰り返しているといいたいのか?
見どころ⑥救世主の役割とは
救世主の役割というのは「世界の再生・新生のためのノアになること」なようです。
人類を救うための「救世主」ではならしい。
火の鳥でいうと「山之辺マサト」なのかな?
見どころ⑦高品質・高圧縮ギュギュとエンタメ作品
ずーっとフルスロットルっていうか
ずーっと興奮状態の映像がものすごおいスピード間で
間髪入ずに数珠つなぎになっています。
「これが、これからのエンタメの主流さ」って
2003年時点で示されていたのかもしれないですね。
観客にじっくり考える間を与えず
ジェットコースターに乗せたまま
最後まで走り抜けちゃうって映画です。
情報量が凄くて
私の脳では処理が追いつきません。
映画を観終ってから、思考に入るって感じです(^^;)
客を飽きさせないってエンタメ造りの時代は終わり
客に考える隙を与えないジェットコースター型エンタメの時代なんすかね。
でも高品質のモノが高圧縮されていて
満足感は高いっす(^^)