プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【ドキュメンタリー映画】セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター~世界的写真家が見た人間史

お題「ゆっくり見たい映画」

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(字幕版)

もの凄く内容の濃いドキュメンタリー映画だった…

SNSを飾るキラキラした写真・加工された写真の真逆の世界

彼がカメラで撮影し続けてきた「世界の人間史50年」

 

 

世界的写真家セバスチャン・サルガドの活動を追ったドキュメンタリー

彼の息子さんがドキュメンタリークルーでもあり、父子の物語でもある。

 

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(字幕版)

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(字幕版)

  • 発売日: 2016/06/15
  • メディア: Prime Video
 

 

写真家としての50年の歴史がつまっており

彼が世界を旅して見続けてきた「人間の歴史」がつまっています。

私たちが見ることのなかった「世界の半分」で起きてた真実がココに。

 

内容が濃い!私も世界をヴァーチャル旅した気分になりました…

優雅な旅ではなく、痛みも多いけど「旅」としては

【BBAガイド】でご案内したいと思います。

 

本日は映画感想日記です(^^)

 

 

映画「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」

ドキュメンタリー映画なので「あらすじ」というのも何か変?

ということで全容をざっと紹介します。

 

世界的写真家セバスチャン・サルガド

彼の活動を追ったドキュメンタリー映画です。

わたしの土地から大地へ

わたしの土地から大地へ

 

彼の写真家としての活動を追って

極寒のアラスカからアマゾンの密林へカメラが同行

 

セバスチャン・サルガドの写真はどれもが力強い。

写真そのものは「静寂」だが

そこに映し出された世界の現実と背景を想像すると

写真の中の人物の目をまっすぐに見ることができなくなる…

 

彼が写真家として追ってきた世界は

私たちが「目をそらしてきた」この世界の半分かもしれない。

 

是非一度見て欲しいドキュメンタリー映画です。

 

セバスチャン・サルカドが写真家になるまで

彼はそもそも経済学を学んだエコノミストだった。

ブラジルの小さな町の農場育ちで7人兄弟

15才で街を出てヴィクトリア州の高校へ

この時、17才の美女レリアと出会い恋に落ち、後に結婚。

1969年8月

セバスチャンとレリアはふたりでフランスに渡る。

そこでセバスチャンは経済、レリアは建築を学んだ。

 

レリアが建築の仕事用にカメラを買うと

セバスチャンがカメラに夢中になった!

その後、国際コーヒー機関で職を得たセバスチャンはレリアとロンドンへ

世界銀行の依頼で開発調査のためアフリカを何度も訪れた彼は

妻のカメラを借りて大量の写真をアフリカで撮影してきた。

夫婦はセバスチャンの写真の才能に「ある決心」をする。

高収入で安定したエコノミストの職を捨て

一からやり直すのだ、「カメラマン」として。

フランスにもどり

カメラ機材に私財を投じ

セバスチャンはカメラマンとなった。

  • スポーツ
  • 結婚式
  • ポートレイト
  • ヌード写真

色々な撮影をこなした。

 

そして彼がこれまでブラジルで観てきた世界、

エコノミストとして見てきた世界、

相棒となる妻の協力を得て彼は天職を見つけた。

 

妻と一緒に企画、綿密な調査により

「テーマ」を決めての写真制作だった。

 

色々なテーマとその撮影秘話と撮影された写真と共に

セバスチャンが当時のことを語ってくれる。

 

映画の中の印象深い言葉集

映画の中の印象深い言葉をここに並べておきます。

 

◆写真家とは、光と影で世界を描き続ける人

ギリシャ語で

  • フォト=光
  • グラフィン=書く、描く

だからフォトグラファーは「光を描く人」という意味になる。

 

◆結局のところ、人間は“地の塩”なのだ

このドキュメンタリーのタイトルにも使われてた。

セバスチャン・サルガドの写真に写る人達を見て

あなたは何を感じるだろうか?

この言葉がどう響くだろう?

 

◆人間の歴史は戦争の歴史、人間には極度の暴力性がある

彼が世界の難民キャンプを訪れ

そこで見たものをカメラで撮影してきた。

写真家として約半世紀、世界の人々を見つめ続けてきた彼の言葉

 

「人間の歴史は戦争の歴史、終わりなき抑圧の歴史であり狂気の歴史だ」

世界のどの地でも暴力と蛮行があった…

「人には極度の暴力性がある」

この言葉は重く響いた…。

 

セバスチャン・サルカドの森林再生

彼の写真以上に

彼の森林再生プロジェクトに驚いた!

 

ブラジルの彼の故郷、両親の農園牧場は

乾燥した荒れ地になっており緑の影も無かったのだ。

その砂の土地の時の映像も何度も出てくる。

 

1997年にコンゴの旅を終え、難民たちの現実に

心身ともに限界だった彼は故郷の森林を取り戻そうと

両親の農場に植樹をはじめる。

 

私には「途方もない挑戦」に見えた。

「老人の夢」に見えた。

ところが、彼の活動を追うカメラは

信じがたい映像を見せてくれたのだ。

 

森林の再生って、もっとずっと長い年月を必要とすると

私は思い込んでおりました。

きっとあなたも驚くはず。

 

セバスチャン・サルカドの相棒がEos1だった!

キャノンのEos1を愛用してた!

私が見たところ、他のEosシリーズも使ってたよ

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2

 

彼のカメラや機材も注目や!

 

ペンは剣よりも強し

と同じような力が写真にもあると再認識

 

写真が見せる「現実の記録」は

人にうったえる、人の心に届く、人を動かす

そんな力(影響力)があるよね。

 

旅と写真の認識が昔に戻った私です(^^)

 

では、また~☆

 

 

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