肉体に秘めれた神霊力を覚醒させるための身体の使い方を探る旅へ
カタカムナもエメラルド板もオアスペも
潜象の力(作用)>現象の力(作用)だと示しています。
そのせいか世の中では「潜在意識の力」だけが異様にもてはやされておりますが、私は肉体・精神・魂は三位一体なのだから、肉体にも意識と同様の神秘の力が込められており、それを使いこなす為の「正しい肉体の活用術」があるはず、と考えております。
植芝盛平氏のみていた世界を追うと、『古事記』の解釈がグッと鮮明に色鮮やかに見えてきたのです。
ということで今回は盛平氏が合気で目指した「むすび」に迫っていこう。
盛平氏は「合気道の合気」のことを「武産合気」だといっている。
「産」の字が示すのは「産巣日神」のムスビの神霊力のことです。
武産合気の「産=むすび」が示しているのは
文武合一 (⇒天人合一)
ここで云う「文武」は「学問と武術の修得」をいうものではなく
もっと深い意味での「文・武」なのです。
どちらかというと三位一体「精神・魂と肉体の完全なる融合(合一)」から、その上の「天人合一」へつなげてゆく…というものなのです。
その為に「文(智)による精神・魂の向上・覚醒」と「武(身体の活用)による肉体の覚醒」が必要なので、それを成すために「合気」がある、といった感じです。
では「文武合一」を為すための「合気」とは何か?
その始まりは「気=呼吸」だというのです。
これはただの呼吸をいっているのではなく、「息吹(いぶき)」を指します。
”呼吸(息吹)が産巣日(産霊)の力を生じさせる”
つまり「気=呼吸によるムスビ⇒気=産巣日神の神霊力の活用へ」という流れ!
産巣日神の神霊力(ムスビの力)というのは
この現象界のすべてを成す「生成の力」のことですからね。
その力に繋がることが「合気」により可能だというわけです。
盛平曰く『合気はすべて気によるのであります』
この言葉の真意をこれからくわしく見ていこうと思います。
そうえいば、日頃から「精神・魂と肉体の合一」って意識してますか?
ここが合気の真のスタートなのかもしれません。
(つづく)