孫氏の兵法を読んだので、次に論語に進むべく
軽い気持ちで手に取ったのが安岡教授の「論語に学ぶ」です。
もう出だしの前書き段階からもの凄い勢いで今の日本の愚民化する大衆を
これでもか!ってくらいみじん切りにしてくる(;;)
その刀使いの勢いは本章に入っても衰えません!
- 論語における「時」とは
- 吾日三省吾身における「省」とは
- 放於利而行多怨の「利」について
と1つ1つを詳しく教えてくれながらも
そこにプラスして「至らぬ者」をバッサバッサ斬り倒していくのです。
ホントに前書き部分だけでも読むと心にくるものがあるよ
↓
3つの偶然の重なりからです。
- 孫氏の兵法の次はいつか論語について読もうときめていた
- 最近読んで感銘を受けた本の著者が安岡正篤氏の「活学」本を愛読していた
- Amazonプライム会員特典で読める電子書籍にこの本があった
ホントに偶然の重なりから手にした1冊なので
「軽い気持ち」で読み始めたのです。
なんなら、今の英語漬けの生活の中で
論語からの学びを英語でアウトプットするか~
と調子こいた考えで読み始めた私です。
そしたら、その厳しさにみじん切りにされたわけです。
私も薄々気がつきはじめていた
とまらない人口減少以外のもっと根源的な日本の国力衰弱の原因・・
その中でも気が付いているけど声に出さない人が多い部分を
ガンガン攻めてくるぜ!
偶然にも先日「日本社会のトゲトゲ、ギスギス化加速の原因」
について触れましたが、ここで紹介した苫米地氏の本に書かれていることとも
リンクしています。
↓
情動的文化の日本、そこに無理やり持ってこられた西洋文化や民主主義
この歪みについて「論語に学ぶ」でもページを開くとすぐに斬りかかってきます。
こんな感じ
アメリカで育てられた大木は
その根を切り落とされて日本に移植され、
今や立ち枯れ寸前です。
基本的人権は個人を国家・社会・家族の連帯から切り離し
多数の無責任な大衆を作り上げてきました。
なかなかバッサリと斬りかかってくるではないか!?
でも納得できる故に斬られるしかなし…。
大衆化した多くの日本人がスペインの世界的哲学者のオルテガが指摘する通りだとも。
「モラルを失い個人の私利私欲を優先する個人主義の人であふれる」・・
そして頭を使わなくなることで
日本人1億総白痴化への危惧にも触れている・・・。
私も「上達の法則」など多くの良書に触れる機会が増えたことで
わかってきたことなのですが脳は年齢関係なく使うほどに鍛えられ
その能力は伸ばしていける造りなようです。
脳は使うほど、難題に挑むほどに
その処理能力をあげていき
ひと塊の情報として収納できる量が格段に増やせるんですよね。
脳のコード化システムについてはこちらの本が一番理解できます。
↓
逆にいうと
脳の記憶や認識、情報処理・活用の仕組みを
ここまでわかりやすく言語化された本はないよ!
努力や勤勉さって「継続」することで人の能力・技能を進化させる
ってことがわかってきました。
「どんな人間になるか遺伝でほぼきまる」
「才能は遺伝で決まっている」
と論じる本も多く出回っていますし私も読んだ。
確かに遺伝による資質の差はでっかいんですよ。
しかし!
圧倒的な努力は遺伝で与えられた可能性を超える
というコトもわかってきた。
実際に圧倒的努力で世界に影響を与えてきた人たちの
実績が残っている。
↓
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努力の質と継続の量は
私が自分で「努力した」と思う量では全然足りなくて
単位で言えば1000が最少単位だし通常は1万で1単位。
1000回、1000時間、1000日・・・ここでなんとか習得ライン
1万回、1万時間、1万日・・・・・で一流やプロのライン
脳は「自ら思考する」ことで鍛えられるので
情報を流し読み、流し見していても
なんら脳を使ったことにならないわけですよ。
もっと言えば1つの情報を知ったら
そこからその情報を元に横の広がりと縦方向での深さへ
思考し見えない部分を脳内でイメージすることが大事。
文字だったり音だったりで映像だったりで得た情報を
脳内で立体に、そして時間軸をも動かしてみることにできるようにするのが
「思考する」=「脳を使う」ことみたいよ!
私も自助論読んで知ったんですけど
私たちは脳を鍛えるという
羽ばたきをやめたら墜落する鳥みたいなもんらしい。
脳を鍛えること・思考することをやめると
自由に飛び回れず地を這えずりまわるしかないようだ。
大人になっても
何歳になっても「学び」続けることが大事だと痛感した。
私は今腐りかけた翼を鍛え直しているところですが
楽しいと思える自分なりの継続のコツつかめてきたよ!
もっと読み込んで
まとめられたら安岡正篤氏の「論語に学ぶ」の鋭い太刀筋の語りによる
胸に刺さる指摘部分をこのブログにも書いていきますね。
今日はみじん切りにされた自分自身を修復せねば。
では、また~☆