今回のジャイアント・ビーストは人の命の終わり
に関わるビジネスを追っていくのですが
最後まで見るとアメリカ的資本主義にのみこまれ
「何にでも金がかかる社会」が当然のようになってしまったことに気が付きます。
世界各国の葬儀・埋葬ビジネスがどうなっているのか?
不慮の事故により亡くなった命の賠償訴訟や
ヒットマンに聞く「人の命の価値は?」など
興味深い話が満載です。
◆Amazonオリジナル番組
攻めの経済ドキュメンタリー
「ジャイアント・ビースト」
第6話はこちら
今回は本物のヒットマンが語ってくれた内容から
私が「マジかよ!?」って思った部分をメインに
書いていきます。
ヒットマンはATF潜入捜査官!?
ジャイアント・ビーストがすごいのは
「そんな関係者がインタビュー応えてくれるの!?」って
人が顔出し名前出しでカメラの前で色々語ってくれるところです。
今回は本物のヒットマンだよ!
と、いってもさすがに現役ではありません(^^;)
カルが訪ねたのは
2000年までヒットマンとして働いていた人物
ドミニク・ポリフロン氏だよ。
といってもドミニク氏は法執行機関(ATF)の潜入捜査官、
闇組織にヒットマンとして潜り込んでいたのです。
北野映画に出てきそうなおじさんで
実際にカルが訪ねた時も
スーパーとかコンビニの駐車場の車内での会話・・
これが実にリアルなのです。
※実際の依頼もこうして受けていた予感
依頼人が払う金額に相場はあるの?
カルは単刀直入に依頼に対する料金は決まっているのか聞いてみた。
「メニューリストみたいなのがあってコースや金額が決まっているの?」
「どうやって金額が決まるの?」
答えは簡単だった。
「金額は決まっていない。
依頼人の雰囲気を見て決める。」
そうなの!?
まー金持ちそうな人からはたくさんふんだくる気はしたけども
仕事の難易度とか任務完了までにかかる日数とか関係してるのかと思ってた。
仕事の内容はあまり関係ないんだね。
◆だいたいの相場
- 裕福な依頼人なら1件1万ドル程
- ふつうのひとなら1件5千ドル程
けっこうザックリしている。
相手を見て決めるので
つきつけるときもあるんだよ。
変な奴の依頼を引き受けちゃうと
自分が捕まる危険性があるから(^^;)
依頼人とヒットマンの取引実態が興味深い
ドラマや映画でした見たことない世界なので
実際どんな依頼があってどんな仕事してるんだろう?と
興味津々に話を聞いていたら
ぞくっとする展開に
以外にもこういった依頼が多いようです。。。
⇓
この会話にゾクっとした。
「妻が浮気しているから消してほしい」
まず、ここ
浮気でヒットマンに仕事依頼するの!?
どういうこと?
怨み・・・それとも保険金??
ヒットマンの「どうやって消してほしい?」という
依頼人の希望を聞くところも
当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが
ゾッとした・・・。
だって、私の中に
2つ目の提案はまったく浮かんでもいなかったことだったので。
「思い知らせてから消す」って!!
鬼かっ
より相手に恐怖と苦痛を与えてから
消すだなんて・・・
ヒットマンって私情も汲んでくれるんですね。
ヒットマン的に苦痛度がだいぶ違う気がするんですけど・・
どっちでもいいし、関係ないらしい、怖っ。
「人の命の価値は?」~ヒットマンの答え
ゼロだと言い切った!
人の命そのものに金銭的価値は無いと。
物の価値を見出しているのも
認めているのも「私たちの感情」ってことがよくわかる。
人の命の価値については
彼が零だと言い切ってくれたことで
零であり無限であるという禅でいう「空」
と繋がった気がします。
このヒットマンはすごい人なんだよ!
潜入捜査官ドミニクが摘発してきた悪者にあいつが!
ここ、一番ぞくっとするところ。
⇓
映画「アイスマン」のあいつですよ!
冷酷な手口から「アイスマン」と呼ばれ
恐れられたヒットマンの逮捕に
関わっていた捜査官の本物をこの目で見られるとは・・
すげーぜっ
ということで今回はここまで、
次回は弁護士に聞く「命の価格」だよ。
では、また~☆