※今回は#7です(#8は「世界の汚職」)
「お金の正体」に迫る今回、いつも以上に面白い!!!
番組MCカルが訪ねた人、それぞれが濃いのです。
私も近い将来に起こる脅威として
- 世界金融危機
- 食糧危機
への不安と恐怖を持っているので
今回の備えの達人夫妻の話は興味深かった。
食糧危機についてはこちらのドキュメンタリーがおすすめ
⇓
◆攻めの世界経済ドキュメンタリー
「ジャイアント・ビースト」第7話はこちら
⇓
「お金」が何なのか?
非常にわかりやすく残酷に教えてくれる秀逸回となっております。
では、番組をみた私の感想や考察をまとめていきます。
- サバイバルガーデナー・備えの達人 夫妻
- 「財政破綻が起きたら食が最大の関心事になる」
- 2008年の金融危機が夫妻の転機となった
- スペインの物々交換コミュニティ
- 虚構に惑わされず本当に価値あるモノを見分ける
サバイバルガーデナー・備えの達人 夫妻
世界的な金融崩壊と食糧危機に備え
アパラチア山脈の某所に自給自足の隠れ家を築いた
リック&ジェーン夫妻を訪ねインタビュー
山奥の広い土地に
自給自足の基地を築いている夫妻
- 自家菜園
- 鶏やヤギなどの家畜
- 果実をつける裏山の木々
を所有し規模を拡大しつつある。
必要な現金は
- 収穫物を売ったり
- 奥さんがチーズやジャムなどの加工品を製造販売
- 山暮らしをネット配信
などで得ているそうでここは「ふたりの会社」となっている。
部外者はお断りの会社だ。
化粧も食糧を使ってやっているんだよ。
基礎化粧品は食糧からつくれそうだけど
メイクアップも食糧つかってやるんだって。
インタビュー時の奥さんはメイク済の状態よ。
「財政破綻が起きたら食が最大の関心事になる」
夫妻は将来の危機に備えて
他人を縁を切り自給自足の生活をしている。
夫婦だけでこの自給自足の隠れ家を山奥に築いたのには理由がある。
夫:リックは真面目にこう語ってくれた
「経済破綻が起きたら、食が最大の関心事になる」
※これには私も同意
経済破綻が起きなくとも世界人口100億人の食糧危機も迫っている
今、先進国が当たり前に飽食なので余計に「我慢」がきかないのが「食」のはず
そしてリックはサラッとすごいことを言った。
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“経済破綻が起きたら、人口の8割は2か月で死ぬ”
そうなったら
飢えた人々は殺し合い死体を食うだろう
生き残るのは、
我々のように自給自足の生活をする者、
あるいは極悪なサイコパスどもだ
※ジャイアント・ビースト#7より
だから万全に備えるんだとリックはいう。
略奪や殺し合いの混乱になっても
経済破綻が起きた世界を隔絶してもやっていけるように。
収穫の庭は故意に荒れ地に見えるようにし
人目につかないようにしているという・・・
ここにある収穫物・食糧・生産システムのすべてが
彼らにとって未来の通貨というわけだ。
2008年の金融危機が夫妻の転機となった
夫妻がココまで備えるのには理由がある。
実際に2008年の金融危機で夫妻は大打撃を受けたのだ。
住宅ローンの崩壊で
夫妻が住む高級住宅地も
住宅を安価で賃貸や民泊に出すひとたちが現れ
治安が悪くなり犯罪率が上がって住宅街の評判はガタ落ち
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もちろん夫妻の住宅も土地も資産価値は暴落
更に株価の暴落が追いうちをかけてきた!
こんな状況なのに
年金のために月7000ドル失っていた
でも、
仕事をやめるか、
死なないと年金は出ない
⇒それで都会の生活を捨て山に向かったという
実際に金融危機で資産価値の暴落を経験しているからこその備え。
確かに食糧自給システムを資産とすれば
「ある日急にゼロになる」ということは無い。
それに食べていける=生きていける。
私もこれから価値が上がるし、
そもそも昔から絶対的に価値があるのは
食糧を生産できる土地とシステムだと思う。
食糧危機のドキュメンタリーを見て以来そう思うようになった。
スペインの物々交換コミュニティ
2014年スペインでは大手銀行が倒産し失業率が上昇。
この危機の経験から
「お金」「金融システム」に頼らない市場を
自らの手でつくろうと頑張っている青年がいる。
物々交換によるコミュニティの設立者
彼が目指すのは
「お金を使わない、市民による市民のための経済活動」
今のところその現状は
日曜日の小さなフリーマーケットに近い(^^;)
でも大きな一歩を踏み出しているところなのかも。
交換できるモノやサービスを各自持ち寄りこの市場に集まる
あとは、交渉で欲しいモノと物々交換で取引していく。
ここで注目すべき面白いことが!
やはりここでも食糧が圧倒的に人気なのだ。
虚構に惑わされず本当に価値あるモノを見分ける
やはり「食・食糧」は重要な通貨となりそうです。
需要が絶対的にあるからね。
人口は増え続けているわけですし、
人間は食べないと死んじゃうし、
食は人々の楽しみであり幸せにも直結しているもの。
マネーロンダリングの回でみたように
金持ちたちが
金の価値の一時保存場とか税金逃れの保存場に
金と交換するモノってありますよね。
芸術品・宝飾品・不動産・・・
これらの中には「価値が高いと思わせているだけ」のモノも多い。
金持ちは金の力で
マスコミやメディアや有名人や有識者や学者までも
動かせるので自分で目利きでる様になった方が安全。
◆参考になる本がこちら

- 作者:ジャレド・ダイアモンド,ユヴァル・ノア・ハラリ,リンダ・グラットン,ダニエル・コーエン,ニック・ボストロム,ウィリアム・J・ペリー,ネル・アーヴィン・ペインター,ジョーン・C・ウィリアムズ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: 新書
日本の農業や水や職人や生産システム
守らねば!
日本の伝統や文化も価値あるから守らねば
(バーチャル旅活でも紹介していきます)
では、また~☆