電子が示す「粒子性」と「波動性」、
全ては相似象だとすると我々にも深く関わる話のように思えるが…
無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくれる1冊
ここまできて「電子の正体」がわかった、でしょうか?
追うほどに「電子の正体・本質」は複雑怪奇なものになっていく気がしなくもない。
結局、電子についてこんな風にまとめられている。
↓
”電子は「粒」としての顔と「波」としての顔を合わせ持つジキルとハイドのような存在”だと
- 電子は1個、2個と数えることができる、質量も測れる(粒子=物質)
- だが、私たちが通常思い描く「粒子」とは異なり「波としての性質」を合わせ持つ
んで、私の注目ポイントは確か「電子の波動=物質波」でしたよね。
”電子に限らずあらゆる物質が波としての性質をもっている” って話でしたよね。
だから、これって電子やミクロの存在に限らず、我々も同じじゃないか?
って思いませんか。
この疑念に関する説明が「こう」なされておりました。
↓
”私たちの身の回りの物質に、波としての性質が見られないのはなぜか?”
その理由は
私たちの周囲にあるような大きな物質が持つ波は、
- その波長があまりに短すぎて
- しかも波が収縮しているので
波としての性質が明確に現れてこない、のだと。
ほほ~なるほど
「p」が分母になるということは、
物質波とは”運動する物質が持つ波”なわけだから
例えば「私自身」は自分で今静止していると思っていても、「私の体内」では微細な物質が活動しまくっているわけで、1つ1つは超極小の波だとしても60兆個の細胞や血液や神経の流れが生み出す波動は少なくとも「私に」影響を及ぼしているはず。
それはどういった形で「私に」現れているんでしょうかね?
電子の波だって実際に我々には見えないし、その波を実際に「見た」人もいないし
でもその波動性を示す実験結果は得られているわけですから
「見えないけど在る」(潜在・潜象)「無いけど在る」(虚界)こと我々を繋ぐ緒が物質波とか波動性なのかもって気がしております。
次回は我々の世界視点での物質波をより具体的に追っていきます。
どれほどの微小波かをイメージつかめるようにしとかないとね。
(つづく)