アインシュタインの反論に対し、フランスの物理学者アスペが実験で「ある答え」を示しましたよ~
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アインシュタインたちが1935年に発表した論文「EPRパラドックス」で、量子論が説く「自然のあいまいさ」に反論しました。
スピンしてない1個のミクロ粒子が壊れて、スピンしている2個の粒子が発生したとして
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その2つの粒子はそれぞれ別の方向に飛び続け、2個の粒子間の距離が「一光年(約10兆km)」になった時、粒子Aのスピンの向きを観測してみると何が起きるか?
量子論によると、粒子Aのスピンは観測される前まえまでは「右回りの確立50%」+「左回りの確立50%」の状態であり、観測された途端にどちらかに決まることになる。
これに対しアインシュタインは、『光速度(秒速約30万km)を超えて、物体が移動したり情報が伝わるこのはできない』(相対性理論の中の大原則やぞ!)
『ある情報(Aが観測され、右向きのスピンと確定したよ~)が瞬時に時間0(零)で一光年離れた場所に伝わるのはおかしい!』という反論をしたわけです。
だから、粒子A・Bのスピンの向きは「観測によって」初めて決まるものではなく、「隠れた変数」によって発生時から観測に先立って確定されているのだ!と、この世界の確かな法則性を信じていたアインシュタインは主張したわけっすな。
1935年に発表されたアインシュタインたちの「EPRパラドックス」
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ここから約50年後に この論争に決着が!
1982年 フランスの物理学者アスペにより、アインシュタインたちが否定した「量子論が示す無限の距離さえ超える”遠隔作用”」が実際に存在することが実験で確認されたのです(凄過ぎるやろ~どうやって実験したんや!?)
アスペは、1965年に物理学者ベルが発表した「ベルの不等式」を用いて
として、実験でどっちなのか検証したわけです。
その結果→『ベルの不等式が成り立たない』ことが証明された!!
残念なことに、この実験結果を知ることなくアインシュタインはこの世を去ってしまわれたそうです(;;)
実験による検証で「量子論の示し」が正しいことが分かったわけです。
離れてみてていても(内側で)繋がっているモノ同士は瞬時に情報共有・通信できるわけっすな。情報は「オモタル」無いしね、無限の広がり・無限の速度なんじゃなかろうか。
それに世界は「観測+認識」されるまで、確率×可能性が広がっているだけで何も確定していないってことは…「アポーツ実験」でみられたという特殊能力者による「念×物体の瞬間移動」も十分に起きる可能性あることだと思えますな。
(つづく)