プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【量子論への寄り道】93:「月はあなたが見た時にだけ在るのか?」

ここまで量子論の世界(+科学の歴史)を見てきたところで、

本日のタイトルになっている「問い」にあなたはどう答えますか?

無知な私に「量子論の世界」をやさしく案内してくれる良書(おすすめの1冊)

 

 

量子論が説く「物質や自然がただ1つの状態に決まらず非常に曖昧である、あいまいさこそ自然の本質」に反論し アインシュタインたちは「EPRパラドックス」を発表!

しかし、「EPRパラドックス」発表から約50年後

アイルランドの物理学者アスペにより、アインシュタインたちが否定した「量子論が示す”無限の距離を超える遠隔作用”」が実際に存在することが実験で確認され、一応の決着はついたわけです。

 

このアスペに実験結果を知る前にアインシュタインは亡くなってしまった…

 

アインシュタインは生前「あいまいな姿」にみえるのは、そこに我々にとって未知の法則・隠れた変数があるからだ!という姿勢を貫いていたのです。

そんなアインシュタインの言葉

量子論の言い分が正しいのであれば、月は我々が”見た”から そこに在り、我々が見ていない時は そこにはいないことになる。これは絶対に間違っていて、我々が見ていない時も月は変わらずに同じ場所にあるはずだ」

「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)より

 

ミクロの粒子と「月」を単純に同じ性質として考えることに無理がありますが、私はこのアインシュタインの問いかけ…実はこの世の真理に迫るものではないか、と思っております。

 

量子論を突き詰めて考えれば、この問いかけに対する答えは

”誰も月を見ていない(観測していない)場合、月はある一カ所にはいない”

ことになるわけです。

 

どうでしょう、なんとなくですが ここまで量子論の世界を覗き見てくると…量子論が示す答えに現実味を感じませんか?(私は感じております)

 

夜空を見上げても「そのに月が確認できない」時、この世界に確実に月はあの姿で存在しているとあなたは断言できるのでしょうか? 

月の運動周期を計算して「今夜はこの辺に在る」といえたとしても、「今、私(あなた)から見える世界には月はないのです」、月も虚界と実界で揺れ動く存在の可能性あるんやなかろうか?

 

この世に「絶対」なことってあるのでしょうか?

「客観的な事実」、「たった一つの現実・事実」とは本当にあるのでしょうか?

偶然や怪奇、奇跡にも「隠れた変数」があるのでしょうか?

偶然や怪奇や奇跡の場合は「隠れた意図」があるとしたほうがリアルな感じしますね。

 

そもそも私たちは「同じ月」を見ているのでしょうか?

そもそも「私が見ている世界」と「あなたが見ている世界」は本当に同じ「この世界」なのでしょうか?

 

この湧いてくる疑問、疑念に立対して量子論はある答えを示してくれるのです。

(つづく)

 

 

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