主もトートも「不秩序を克服せよ、秩序化せよ!」と云う。
その真意を理解する為、『秩序』と『不秩序』について考えてみた。
『秩序』という言葉が示すモノを
”従うべき社会のルール”とか”円滑に事なす為のルール”
というような漠然とした認識で理解したつもりになっていた私です。
なんとなく知ったつもりでいる…
⇒大間違いしている可能性が大きいのでは?
ということで「秩序」と「不秩序」の意味を知り、
そこから「私の人生の内にある不秩序」と、
「人生の内にある不秩序を秩序化する=克服する」の真意を探ることにした。
◆「秩序」とは
「秩序」の意味を調べてみると
- 物事を行う場合の正しい順序・道筋
- 望ましい状態を保つための順序やきまり
- 「調和がとれて安定している望ましい」状態・順序・関係
- 混乱・対立・破綻などの目立った懸念が無く、全体が整った安定した状態を維持している様
- 自然や社会を一貫して支配している原理・法則性
- この宇宙の中に含まれる様々の多様を統一化するところの原理
”調和・安定を維持しながら「進んでいくこと」”を示しているらしい。
=調和・安定=望ましい状態を維持しながら「在りつづける事」だよね。
「在りつづける=生き続ける」
私たちは「望ましい状態」と「向かうべき方向性」を
その生命核に潜在的にもって生まれてきているらしい。
つまり、光から生み出された「生命」はそもそも「秩序」しかないはずなのだ。
なのに「人生の内に不秩序が発生してしまう」のはなぜ??
◆「不秩序」とは
秩序の反対語は「無秩序」らしい。
秩序状態⇐⇒無秩序(混沌・カオス)、確かにそうや。
しかし、トートも主も「不秩序を克服せよ」と云っている。
「無」ではなく「不」、秩序が無いのではなく秩序が乱れた状態ですね。
「不」は”否定~よくない・悪い”って意味を示しますから。
ということは、「汝の人生の内に不秩序を探し、秩序化せよ」という意味は…
⇓
◆「汝の人生の内に不秩序を探し、秩序化せよ」とは
私の人生の内に「望ましくない状態」を探し、
それを「秩序化=調和のとれた望ましい状態」にしろ!ってことか。
「秩序」にある時は調和・安定・望ましい状態にあり、
それは自然が示すように「美しい」のだという。
ということは、私の人生が「秩序」にある時、
私は安定した気持ちで、「美」にうっとりした気分になっているはず。
つまり「安心・快適・心地いい」こんな感情に包まれているだろう。
ならば私の人生が「不秩序」にある時、
私は「美」とは真逆に私を包む「醜さ(醜い状態)」に
「不安・恐怖・焦り・動揺」を感じて震えているだろう。
どうやら「感情」をレーダーにすれば
人生の「不秩序」を見つけ出せそうです(^^)
不秩序を見つけてから、それを「秩序化する」ことが難題です。
主は「人生を均衡化し、秩序化すべし」と云います。
う~ん、均衡化かぁ…陰陽のバランスをとれってことかな?
とりあえず、もう1つの主の言葉
「情緒のあらゆる混乱を鎮めよ」の方は
古神道の鎮魂を参考に実践していってみます。
ロゴスに至る道、ことばの鍵を手にしていないと
次からの「時間の鍵」の話についていけないのさ。
(つづく)