健康な心身の維持には「気・血・津液・精」が鍵だとわかり
そんな中でも特に重要度が高い「気と血」
今回は「気」とは何か?深掘りしてみた。
私は東洋医学の「気」の概念に触れ
- 病は気から
- 元気
など「気」に関する数々の認識が
間違っていたことに気が付いた。
気=気持ち、気合、心の発するエネルギー
このくらいのイメージでしか捉えていなかったが
目には見えないがもっと科学的な存在だった。
この「気」をしっかり理解しておかないと
病気になる3大原因に対処できないのである。
私の長生きのためのバイブル
⇓
気を知れば「感情」が病の原因になる仕組みもよく理解できる。
- 機能だけが存在し目には見えない「気」
- 体内で生成される4つの気
- ①宗気~肺と心を支える気
- ②営気~血脈中にある気
- ③衛気~外邪の侵入と闘う守護神
- ④原気~生命活動の動力源
- 気の5つの作用
- 気の勘違いを正してこう!
機能だけが存在し目には見えない「気」
人体が熱を放出しているので
私は「気」=エネルギーと解釈しいておりました。
あなたはどうですか?
でも実際にはもっと深い「気」の世界。
中国の古代思想から生まれた言葉「気」
何を指す言葉かと言うと
“宇宙を構成する基本単位”だそうです。
原子・電子・陽子・中性子のような事を差している!?
気が変化して万物が創造されていて
すべての事象が生まれる
人体もまたその1つということ。
(人体も大宇宙の一部であり小宇宙そのものだから)
つまり人体の基本が気にあるということですな。
気が人体をつくっているんだから。
なぜ私が「気」を最重要視するかわかっていただけるはず。
体内で生成される4つの気
体内には4つの気があり
それぞれに重要な働きをしてるのです。
どうやって観察によりここまで解明できたか?
東洋医学へ更に興味わきますが、
ここから気の世界の奥を覗いていくことに。
呼吸により得る新鮮な空気「清気」と
摂取した飲食物を消化することで得る栄養物「水穀の精微」
それらを基に肺・脾・腎で4種類の気がそれぞれ生成されます。
◎肺と脾でまず「宗気」が生成され
⇓
「宗気」から
- 胸中へ「宗気」
- 血脈を通じ全身に「営気」
- 三焦を通じ全身に「衛気」
と3つの気が生成され運ばれます。
◎腎で「原気」が生成され三焦を通じ全身へ
この「原気」こそ「元気」なのです。
生命活動の原動力だよ!
①宗気~肺と心を支える気
胸の中央部に集まっている気で
- 肺の呼吸作用
- 心の血を循環させる機能
を支えている。
肺と心が臓器の中でも生命維持に超重要器官であることが
胸部に集まる宗気の存在からもうかがえますね。
基本的に「気」は全身を巡っているものなのに
肺と心は特別な気によって警護されている。
φ(..)メモメモ
②営気~血脈中にある気
血と共に全身を循環し栄養を運んでいる「営気」
「営気」は水穀の精微からできた栄養分の多い気とされる。
栄養分のある気!!
この発想の広さが東洋医学のすごいところ。
目に見えない気が栄養分を豊富に含んでいるなんてっ
食物からのエネルギーってことですかね(^^;)
③衛気~外邪の侵入と闘う守護神
実は私が「元気」と誤解していたのが「衛気」です。
元気だがら外邪に負けない、弾き返すと思っていた。
でもちゃんとした防衛の専門家である「気」が備わっており
それが「衛気」なんです。
汗腺の開閉や体温調節も行う身体の警備員なのです。
「水穀の精微」から作られている気だよ。
④原気~生命活動の動力源
原気=元気のこと
生命活動の原動力!
生殖活動や成長発育の源となる
気の中でも重要な働きをしている気です。
元気が不足すると
成長や老化に栄養及ぼすぞ!
原気は「腎」で生成されるので
腎の重要性は要チェックです。
私は甘くみておりました…。
気の5つの作用
気というのはエネルギー源だけではなく
身体の活動推進作用も同時に持つ
「燃料+エンジン」のハイブリッド!
①推動作用
物質を動かす推動作用
気の推動作用により
- 人間の成長
- 臓腑の動き
- 身体の循環機能
が促進されている。
まー「動力」になってるってことですな。
②温煦作用
これこそ私が初めに理解してきた気の作用です。
熱を発し体温を保っているのも気のおかげ。
この熱により体は円滑に機能しているのです。
③防御作用
まさに衛気のことですな。
外邪の侵入を防ぎ、侵入してきた外邪と闘う
体内の防衛部隊!
「免疫力」や「抵抗力」と私が思っていた作用に近い?!
④固摂作用
体液の余分な漏出を防ぐ作用が気にはあるんですって!
これは驚きでした。
- 血が血管外に漏れるのを防ぐ
- 汗や尿の多すぎる排泄を防ぐ
- 精の流出を防ぐ
など気の働きが関わっているのです。
⑤気化作用
気、血、津液、精の間の転化を担っているのか!?
水穀の精微から気に変わるように
体内の物質の変化は気の気化作用によるものだそうよ。
変化を起こすエネルギーってことか。
気の勘違いを正してこう!
こうして「気」を深堀して見ていくと
身体の不調を「気合で治す」とか
「気力で乗り切る」なんて到底無理。
そもそも「気」と体の結びつきわかってねーな?
ってなるわけです。
気は「意志力」とセットじゃないんだぜ!
気は「意識しただけ」で変えられるもんじゃないんだぜ!
ここまで見えてくると
病気になる3因の仕組みがより理解しやすくなるよ。
では、また~☆